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2018年2月28日水曜日

[ライブレポ]  Gacharic Spin、DOLL$BOXX「Gacharic Spin TOUR 止まらない2018」

2月25日(日曜日)福岡・DRUM Be-1にて開催された、Gacharic SpinとDOLL$BOXXによる
2マンライブ「Gacharic Spin TOUR 止まらない2018」に行ってきました。
当ブログ管理人は子供の頃から毎年のように博多の親戚の家に帰省し続け、
今でもほぼ毎年博多に行っては、替え玉10円の博多ラーメンの店に行き
何玉いけるか挑戦するのが恒例となっているわけだが(参照)
博多でライブに行くのは意外にも今回が初めて。福岡市内のど真ん中に
こんな立派なライブハウスがあったことすら知らなかったですよ。




・DOLL$BOXX

現在はFuki Communeなどで活躍中のメタル系ボーカリストのFukiさんと
Gacharic Spinの楽器隊4人により結成された最強ガールズバンド。
まずは傑作だった最新ミニアルバム「higu $pec」(レビューはこちら)から
「Shout Down」「Sub-liminal」を立て続けに披露。これを待ってた!
Gacharic Spinの圧倒的演奏パフォーマンスとFukiさんの圧倒的歌唱力が
存分に楽しめる傑作曲。どちらもサビメロと歌唱の抑揚の大きさが豪快で最高。

MCではまずFukiさんが、ゆっくりとしたシリアスな口調で話し始め
こんなキャラだったっけ?と思いきや「前回の福岡のライブでは、
キャラが定まっていなかったので、今回リベンジしにきた」
と宣言したのには会場から笑いが。Gacharic Spinとは正反対のシリアス路線で
攻めていくにしてもそこまでやるか!さらにKOGAさんとTOMO-ZOさんに向けて
楽しいかと話を振るも、こちらも2人揃って「楽しいです・・・」の一言だけ。
そしてオレオ様には話を振らず。DOLL$BOXXのキャラが崩壊しかねないからしょうがないね。
てか普通にやってれば最強ガールズバンドなんだから、
あまりキャラを作り過ぎるとお笑いに走っているみたいで、
これではむしろ最強感が薄れてしまうんじゃないかなとも思ったり。
今回みたいな身内でのライブならこれでもいいけど、やがてフェスに出たりする機会は
当然あると思うのでその時はもっと自然体な姿も見せてもいいんですよ。
なおTOMO-ZOさんは日本一楽しそうにギターを弾く女性ギタリストだけあって
たとえどんなにキャラ作りしようが演奏中はやっぱり笑顔がこぼれてる。

3曲目には、約5年前にリリースされた1stアルバム「DOLLS APARTMENT」から
「monopoly」を披露。その後も1stアルバムからは「fragrance」「KARAKURI TOWN」
などが披露され、さらに「おもちゃの兵隊」ではイントロでメンバー全員による
ロボットダンスが加わっての圧巻のステージ。Gacharic Spinの皆さんは
演奏しながらこんなことやってのけるなんてどんだけハイスペックなんだ!

そして「Take My Chance」は開口一番からFukiさんの歌唱がスゴ過ぎる。
「♪あーいーがーーーーーーーあぁぁぁーーーーっ!!」これはもう優勝。

ラスト曲は最新ミニアルバム収録曲の「世界はきっと愛を知ってるんだ」。
「♪気付いーーーーたーーーーーよーーーーーーーーっ!!」これでV2達成。

最新アルバム曲の全5曲中4曲が聴けて(「HERO」だけは惜しくも聴けなかったが)
まさに期待通り。そして1stアルバムの曲もあらためて今回のライブで聴いてみると
こんなにスゴい曲ばっかりだったのかということを再発見できた。
Gacharic Spinの方はここ最近はポップ路線の曲が多いだけに、
なおさらDOLL$BOXXならではの、メタリックかつハイスピードな圧巻の演奏と
Fukiさんのボーカルを存分に生かしたハイトーンかつ振り幅の大きな歌メロに
Gacharic Spinとはまた一味違った魅力を感じられた。どっちも最強ってことでいいですよ。



・Gacharic Spin

[セットリスト]
・MUSIC BATTLER
・赤裸ライヤー
・雪泣く~setsunaku~メロディー
・タリナイヤ
・JUICY BEATS
・愛scream (新曲)
・Across the now!!
・ハンティングサマー
・Ben-Jan-Dan
・シャキシャキして!!
・ダンガンビート
(アンコール)
・ブラックサバイバル feat.Fuki

今回のライブはメンバーの皆さんがGacharic SpinとDOLL$BOXXとのギャップを
楽しんで下さいと紹介されていただけあって、いつも以上に全力エンターテイメントの
名にふさわしいバンドだと感じることができた。あのDOLL$BOXXの後だっただけに。
1、2曲目から「MUSIC BATTLER」「赤裸ライヤー」とキャッチーさ抜群のデジロックに
盛り上がりまくり。ベースの演奏にスゴみを感じられるデジロックは他には無い魅力。
なおキーボードのオレオ様は上半身ハンバーガーの衣装でこのライブにも登場。
今やすっかりセクシーキャラからデブキャラになってしまった。
観客の皆さんに向けて「ハンバーガーーー!!」とオレオ様が叫んだのには、
ハンバーグ師匠ならぬハンバーガー師匠か?とツッコミたくなった。
その一方でベース&リーダーのKOGAさんはMCで今回も熱いトークを展開。
先日のライブの対バン相手のバックドロップシンデレラの皆さんからは
「Gacharic Spinってディズニーランドみたいなバンドだね」と言ってもらえたのが
嬉しかったという話が。これは分かる、楽曲ライブパフォーマンス共に
キラキラ感共に溢れていてバラエティにも富んでいるから。
そういえばディズニーの曲のカバーアルバムに参加したこともあったな(レビューはこちら)
ライブでは小道具を使ったりなども含めて、見せ方の1つ1つにこだわって
ステージを作り上げているといった話にも思わず納得。これぞ全力エンタメバンドだ。

3曲目にはインディーズ時代のシングル曲「雪泣く~setsunaku~メロディー」が
ついに、ついに来ましたよ!これまで20回ぐらいライブに行ってるにもかかわらず
今回やっと初めてフルコーラスフルバンドで聴けた。
ライブで思いっきり盛り上がるというタイプの曲ではないだけに
シングル曲でありながらも披露される機会が少ないんだろうなと
ステージを見ながら思いつつも、やっぱり文句無しの名曲には違いない。

さらに4月7日にリリースが決定したニューアルバムからは新曲「愛screm」を披露。
イントロはCD音源だとブラスバンドが入るのかな?オレオ様のラップも登場するなど
楽しくて良い曲なんだけど、サビメロはあっという間に通り過ぎた印象。
ニューアルバムのリード曲はどうかサビメロの強い曲であって欲しい。
今回のライブでも最新シングル曲の「ジェネレーションギャップ」はやらずに
そのカップリング曲扱いの「タリナイヤ」をやるあたり、やっぱり好評なのは
サビメロのキャッチーさ抜群のこっちの曲の方なんだろうなと。

そして「JUICY BEATS」のライブステージはあらためて何度見ても圧巻。
こんな曲、こんなライブパフォーマンスが作れるのはまさに天才的、
それでいて分かりやすいというから最強。ダンサブルな楽曲と共に
一緒に踊らずにはいられない。Aメロでダンサーのまいちゃんがボーカルをとったのは
これまでに無いパフォーマンス。日々見せ方を変えて進化していこうという姿勢が伝わる。

アンコールではGacharic Spinの皆さんに呼ばれてFukiさんも登場。
相変わらずシリアスキャラを貫くFukiさんだったが、それをブチ壊そうとばかりに
ハンバーガーのオレオ様が変な声を発しながらFukiさんに向かってきて、
これにはFukiさんが後ろを向いて必死に笑いをこらえていたのが何とも面白かった。
そしてアンコールで披露された曲は待ってましたの「ブラックサバイバル」。
サビのFukiさんとはな兄さんのツインボーカルもお見事で素晴らしいアンコールでした。


今年に入ってからもいろんなガールズバンドや女性ボーカルバンドの
ライブステージをたくさん観てきましたが、やっぱり楽曲ライブパフォーマンス共に
Gacharic Spinこそが最高だなと。心からそう思える2マンライブでした。
4月11日にはニューアルバム「G-litter」(グリッター)のリリースも決定ということで
こちらも楽しみにしたい。これだけの実力と面白さを持ち合わせているにもかかわらず
本格ブレイクまでつながっていないのは、とある音楽ブログでも指摘されていた
ジャンルの問題というのが一番大きいのだろうなと思いつつも、
それでもやっぱりジャンルとか関係なく1人でも多くの人に聴かれて欲しいし
ライブも観られて欲しい。そしてDOLL$BOXXの方も各音楽メディアのインタビューによると
これからもGacharic SpinやFuki Communeと並行して活動していくようなので、
これまた本当に楽しみ。4月29日にはガールズロックフェス「NAONのYAON」
への出演も決定したということで、これを足掛かりに更なる大型音楽フェスへの
出演の道も開けて欲しい。YouTubeのコメント欄を見れば分かる通り
海外人気も得られているバンドなだけに、より一層の飛躍を期待したいです。



2018年2月27日火曜日

岸田教団&THE明星ロケッツ「ストレイ」 (2018/2/7)


2007年に結成された、同人音楽出身バンドのニューシングル。
今作もとことんシリアスでガツンと心に響くロックチューンを届けてくれた。
「♪本当の愛を知る」「♪次は君の番さ」からの「♪なんて語りかける詐欺の手口は」は
これぞロックだなと。このようにどこか屈折した感情を抱えながらも、だがそれでも必死で全力で
生きていこうとする者たちの姿を歌っている。だからこそ心に響くし歌詞に励まされる。
なおこの曲はアニメ「博多豚骨ラーメンズ」のOPテーマ曲として作られた曲なだけあって
PVにも博多ラーメンや博多の夜の街の風景などが次々と登場。
西スポまでも出てきたのには芸が細かいなと思いましたよ。
当ブログ管理人にとっては博多は親戚の皆さんが多く住んでいたこともあり第二の故郷的存在、
それだけに「♪この街だけは君を裏切ったりしないさ」というサビの歌詞は
個人的により一層響くものがあるんですよね。本当に暖かさを感じる街ですよ。


[収録作品]
・ストレイ




2018年2月26日月曜日

elfin'「貪欲スナイパー」 (2018/1/17)


2015年結成、「全日本美声女コンテスト」でグランプリを獲得した辻美優さんと
準グランプリの花房里枝さんによるユニットの3rdシングル曲。
イントロを聴いた時点から来たーーっ!!と感激したほどの圧倒的ヒーロー・ヒロイン降臨感。
「♪銃声のようなBirth Cry 響かせやってきた」これを持ち前の美声で歌われたら
そりゃ最強に美しくてカッコいい曲になる。スナイパーなだけあってこれには心を撃ち抜かれた。
アニソンではないけどアニソン系ロックの傑作曲。なお辻美優さんは声優としても
活動しているようだが、これまでの活動歴を見てみるとアイドルイベントの出演の方が多いので
声優歌手ではなくアイドル歌手になるのか・・?どっちも中途半端にはなって欲しくない。
ともあれ2018年を代表するレベルの傑作曲に出会えたことを嬉しく思います。


[収録作品]
・貪欲スナイパー




2018年2月24日土曜日

空野青空「LEVEL4」 (2018/1/31)


2013年デビュー、「単独戦闘型アイドル」「北陸の蒼い彗星」
などのキャッチコピーを持つ歌手の1stアルバムリード曲は、
水樹奈々さんあたりが歌いそうなドラマチックなシンフォニックロックナンバー。
レベル1からレベル4へ行くにつれ盛り上がっていくAメロから
熱き決意表明を歌ったサビまでの、歌詞やメロディの展開も素晴らしい。
これぞ愛の戦士が歌う最強楽曲だと紹介したくなる。
ソロアイドルとして活躍しながらも、溢れ出すアニソンを歌いたくてたまらない感。
シングル曲の「3×ザ・ライド」もユーロビート系のサウンドをバックにしながら
歌詞はこれまたヒロイックな曲だったなぁ。どうかこれからもこの路線を突っ走って欲しいし
早くメジャーデビューして本当にアニソンを歌えるぐらいになって欲しいですね。


[収録作品]
・Beginning




[管理人雑記]  Gacharic Spinのライブツアーのチケットをとってきた

2月10日から始まったライブツアー「Gacharic Spin TOUR 止まらない2018」。
前回のこちらの記事の時点では発表されていなかった、福岡と高松の対バンが
2018.02.25(日) 福岡 DRUM Be-1 【DOLL$BOXX】
2018.4.07(土) 高松 DIME 【トライシグナル】
になったということで、ようやくチケットをとってきました。



ついにライブで福岡まで行ってくることになりましたよ!
博多は第2の故郷、ほぼ毎年のように帰省などで行っているにもかかわらず、
ついでに言うと今年の正月にも博多や五島列島などに観光がてら行ったにもかかわらず
ライブハウスに行ったことは今まで一度も無かった。
なのでいつかライブで47都道府県制覇という目標への足掛かりにもなるが、
それ抜きにしてもこの最強対バンはぜひ行きたかった。
DOLL$BOXXの昨年リリースのミニアルバムは聴けば聴くほどに
ライブにも行きたくなってくる傑作だし。(記事はこちら)
てかGacharic SpinにFukiさんが加わっただけのライブイベントを
「対バン」といえるのかというツッコミは無しですよ。
その一方で高松での対バンのトライシグナルは、誰なのかと思いきや
元ひめキュンフルーツ缶の3人により結成された新ユニットということらしい。
こちらも気になる。CDはまだリリースされてないようだが注目していきたいです。



2018年2月23日金曜日

BRATS「アイニコイヨ」 (2017/6/21)


元ジュニアアイドルの黒宮姉妹を中心に2011年に結成された
ガールズバンドのメジャーデビューシングル曲。
3ピースオルタナティヴロックバンドを自称するだけあって
荒削りなガレージロック風のサウンドを奏でながらも、
サビの歌詞の通りにバカでも分かるほどにキャッチーで痛快な歌詞とメロディを
持ち合わせているのはさすがメジャーデビュー曲なだけある。
ボーカルの黒宮れいさんは昨年11月までThe Idol Formerly Known As LADYBABYという
アイドルユニットのメンバーとしても活動していたが(おちんぎん大作戦は名曲だった)
そちらは卒業という形になりバンド一本に絞ったということからも
2018年には更なる躍進を期待したくなるガールズバンドです。


[収録作品]
・アイニコイヨ/脳内消去ゲーム




2018年2月21日水曜日

GIRLFRIEND「ミライリスト」 (2018/2/21)


2015年に大阪で結成された4人組ガールズバンドの作品。
SCANDALを輩出した専門学校の後輩たちにより結成されたバンドでありながらも
平均年齢17歳にして全曲の作詞作曲をメンバー自ら手掛けているという若き実力派。
ボーカルのSAKIKAさんの凛とした歌声から放たれる歌詞のメッセージもギターサウンドも
全てがヒロイックで抜群の勢いを感じられる。テイルズオブシリーズの主題歌も名曲が多い。
ガールズバンドとしてはこれまでに無いような独自のカッコ良さを持ち合わせたバンドに
なってくれるんじゃないかという期待を持たせてくれる。今後当ブログではこの曲が収録された
1stアルバムのレビューも予定しています。2018年要注目のバンドですね。


[収録作品]
・CHOCOLATE




2018年2月20日火曜日

[ライブレポ]  SEX MACHINEGUNS、NoGoD「『SEX GoD』東名阪 TOUR 2018」

2月18日(日曜日)大阪・梅田Zeelaにて開催された、
SEX MACHINEGUNSとNoGoDの対バン企画「SEX GoD」に行ってきました。
当ブログでは2018年からブログタイトルにガールズロックとつけたものの、
ライブレポの方はこれまで同様にガールズロック系以外のライブの方も
書いていきたいと思います。結局の所はジャンルとか関係なくいろいろ聴きたいのが
本質なんですよ。ましてやマシンガンズは俺にとっての青春だといっても
過言でもないぐらいのバンド。メタル系のバンドのライブには一生行き続けたいですからね。



・NoGoD

[セットリスト]
・Passion Play
・絶頂マスカレード
・FRONTIER
・Carnival
・キラークラウン
・ヘンリエッタ
・浮世ROCKS
・カクセイ
・DREAMER
・Tonight!
・桃源郷へようこそ

2005年結成、ヴィジュアル系バンドの中でもとりわけハードロック・メタル系の
楽曲を中心にやっているバンドで、さらに当ブログとの相互リンクなどで
お世話になっているブログのイチ押しということもあり(参照)
以前から注目して聴いていましたが、ついにやっと初めてライブを体験できることに。
何やらボーカルの団長さんの話によると自分達はちゃんとメタルをやってないなどと
謙遜したようなことを言ってましたが、決してそんなことないというのが
これでもかと分かるステージ。その中でも3曲目「FRONTIER」は圧巻だった。
イントロのギターからして最高にメタルでメロスピ、さらに曲終盤には
見事なコーラスワークも加わっての圧倒的スケール感。これぞ傑作曲。
その直後には速いだけがメタルじゃないと宣言してからの「Carnival」。
ミドルテンポ曲でも重厚でHR/HMそのものなサウンドが素晴らしい。
さらに「浮世ROCKS」は団長が振り付けを交えながら歌う姿が何とも華麗で
まるでピエロのよう。ヴィジュアル系らしい魅力を持ち合わせた曲もやってくれた。

その一方で団長のしゃべりは評判通りの面白さ。何かと話にオチをつけてくるし、
まるで白塗りシルクハット姿の冠徹弥さんに見えてくる時があるのは自分だけだろうか?
MCは前日のライブ終了後にマシンガンズのメンバーと中華料理店に
行った時の話が中心で、お互いに仲良くなったのが伝わってくる内容。
だがその時の会話で地球上にある核爆弾を太陽に撃ち込んだら
どうなるのかといった話題が出て、そんな話は中華料理店でやることなのか、
こっちは目の前の春巻に夢中なんだというオチをつけてくれたのには笑った。
さらにラスト曲の「桃源郷へようこそ」では団長がフロアにダイブしようとした時に
観客の皆さんに向けて「男の人は体を支えて下さい」とお願いし、その直後に
「女の人は精神的・金銭的に支えて下さい」とお願いしたのには不覚にも爆笑。
売れないV系バンドマンは彼女のヒモになる人もいるらしいけど、NoGoDは十分売れてるだろ!

曲数は計11曲で約1時間ほどのステージでしたが、まだもっと観たかったと
思わせてくれるほどの素晴らしいライブでした。まだまだ他に聴きたかった曲が
たくさんあったのにと思ってしまうほど。「煽動」とか「イピカイエ」とか・・
あと1~2年早くライブに行っておくべきだったと思ってしまった。
なおこの日のライブはチケットがソールドアウトで会場は満員電車並みの
ギュウギュウ詰め状態で、さらに観客の約7割ほどが女性客というのは
当ブログのライブレポ的には異様な光景、なので周りにぶつからないかと気になって
腰から思いっきりヘドバンできなかったのが唯一の誤算でしたね。
首だけ動かすと首が痛くなってくる(汗)それでも振らずにはいられないけどな!



・SEX MACHINEGUNS

[セットリスト]
・みかんのうた
・ONIGUNSOW
・HEAVY METAL THUNDER
・森のくまさん
・JAPAN
・HANABI-la大回転
・踏み台昇降運動
・BURN~愛の炎を燃やせ~
・桜島
・German Power

当ブログ的には今更説明不要の、ジャパニーズメタルを代表するバンド。
1、2曲目から「みかんのうた」「ONIGUNSOW」。自分が中高生の頃に
みんなで一緒にカラオケに盛り上がりまくったりした、まさに青春の曲で懐かしいと同時に
何度聴いても興奮させられて、今回も思いっきり一緒にヘドバンして盛り上がりまくった。
さらにこの日はボーカルのAnchangの歌唱が今までライブで聴いた中では
一番声が出てたんじゃないかと思うぐらい良かったし、ライブならではの
観客との一体感も相変わらず最高だった。ヘドバンして両方の拳を突き上げたりなどの
振り付けが楽曲と一体となることでここで筋肉見せつけてやるんだって感じの最強感、
やっぱりライブは数あれどメタルのライブこそが最も興奮させられる。

その一方でMCでは今回も爆笑トーク全開。サポートギターのSUSSYさんは
NoGoDのみんなと仲良くなることができたが、もうそろそろ嫌いになりそう、
理由はイジられまくるからというのには不覚にも笑ってしまった。
ベースのSHINGO☆さんの天然キャラも全開、SUSSYさんに向けて今の気持ちを
五・七・五で表してなどというとんでもない無茶ぶりをしたのには笑ったし
それに答えての即興川柳を作って披露されてしまったのも面白かった。
そしてAnchangはNoGoDの信者(ファン)の皆さんに向けて、
「SEX MACHINEGUNSだなんて、いやらしいおっさん達だなと思っただろうけど
決していやらしいです」と宣言、その直後に舌なめずりをしまくって
観客達から笑いやら悲鳴(?)が上がったのはこの日一番面白かった(笑)
さらに今回披露されたメジャーデビュー曲である「HANABI-la大回転」は
当時ヴィジュアル系ブームということもあり唯一V系要素を入れた曲として
作ったつもりの曲だったが、いざ完成してみたら全然そんなことなかった、
そしてビックリするほど売れなかったとネタにしてたのにも笑った。だがその一方で
「メタルしかやるつもりはなかった」という一言には芯の強さを感じられて良かった。
なお今回のSEX GoDツアーはSEX冠ツアー(THE冠との2マン)よりも
動員数が多いそうで、それを喜んでいたのも印象的でした。
その一方でTHE冠とはここしばらくの間は一緒にやっていないとのことで
理由はTHE冠の方が最近はラウドロックの方にいってるからというのと、
「一人で面白いことばかり言うからズルい」というのには思わず納得した。
マシンガンズはみんなで面白いこと言ってますからね。

アンコールではマシンガンズとNoGoDのメンバー全員が順番にステージに登場。
Anchangは団長と同じく白塗りの姿で登場したかと思いきや、
どう見てもオバケのQ太郎にしか見えないようなメイクだったのには笑ってしまった。
そしてトークの後にはライブならではのスペシャルセッションとして、
まずはNoGoDの「神風」を披露。これはライブでやるだろう予想してたが
ようやくここで来てくれた。さらにマシンガンズの「TEKKENⅡ」を
NoGoDの団長ボーカルで披露するという嬉しいコラボも。途中で団長が歌いながら
軽く踏み台昇降運動をやっていたのも面白かった。その前のMCでSUSSYさんは
踏み台昇降運動をやるときに足が上がってなかったとイジられてただけに。

2018年になってまだ1ヶ月ちょいしか経っていないですが、もう今年これを超える
対バンライブは出ないんじゃないかと思えるほどの、最高の2マンライブでした。
両バンドとも楽曲もライブパフォーマンスもついでにトークも全てが素晴らしかった。
ぜひまた開催して欲しいです。何やら団長の口からは次はSEXGoD冠でも
いいなどといった言葉を聞くこともできましたが、この3マンだったら
計3時間ではとても足りないので少なくとも5時間はやって欲しいですね(笑)



2018年2月19日月曜日

Do As Infinity「柊」 (2003/11/06)

(動画はこちら)

2003年のリリースから15年経っても未だ色褪せない、冬うたを代表する名バラード曲。
この曲は辛く厳しい冬の時代を歌った曲。当ブログ管理人にもそんな時代があった・・・
まずAメロから「♪僕たちはあやまちを犯す 僕たちはすぐに立ち止まる」などと
自分の弱い部分をさらけ出していく歌詞が印象的。さらに比喩表現の質の高さも光っている。
「♪氷の欠片を集め 心の隙間は今も 埋め尽くせないまま」はまさに心に沁みる。
だがそれでもサビでは「♪冬を耐え抜いていく強さが欲しいよ」と、
力強い気持ちをこめて歌ってくれる。だからこそ歌詞のメッセージに共感できるし、
この冬の時代をも乗り越えていきたいんだと前向きに思える。
そんなこの曲をより一層心に響くものにしているのが、ボーカルの伴ちゃんの歌声。
この魅力はもう説明しようがない。これぞ天性のものとしか言いようが無い。
当ブログ管理人的にバラード曲ではDoAsを超えるアーティストは
もう一生現れないのではないかという思いを決定的にした傑作曲。


[収録作品]
・柊


・GATES OF HEAVEN (2003/11/27)




2018年2月17日土曜日

Aldious「White Crow」 (2012/11/14)


先月度のこちらの記事でも反響を頂いた5人組ガールズメタルバンドの、
ボーカルが交代してからは初となるシングル曲。
まるで吹雪のようなメタルサウンドの中で、2代目ボーカルのリノさんの
透き通った歌声がクールに響く。黒を白に染め上げていくかのような歌詞の世界観も魅力的。
まず歌い出しの「♪この声には気迫が無く」からしてインパクトがある。
リリース直後は新ボーカルの歌声は本当に気迫が無くないか?大丈夫か?とも思ったが
今では歌唱力も向上してライブでも全然聴けるほどになってくれたのは良かった。
声質が楽曲に合っているという点では当初から文句無しだったのが分かる名曲。


[収録作品]
・White Crow


・District Zero (2013/5/15)




2018年2月16日金曜日

中川翔子「snow tears」 (2008/1/30)


2008年リリース、冬うたといえばこの曲も未だに印象深い、
本人作詞による別れを歌ったバラード曲。哀愁こめつつもガツンと響く歌声が最高。
作曲はday after tomorrowやGIRL NEXT DOORなどでも活躍した鈴木大輔さんで
持ち前のその歌声が存分に生きる伸びやかなメロディを提供してくれたのも良かった。
当ブログ管理人的に、好きな音楽の王道といえばどんなのかと聞かれたら
しょこロックみたいな音楽だと、本気で答えてしまってもいいぐらい。
アニソン系アーティストならではの多彩な歌い方で多彩な楽曲を歌う歌手でありながらも、
ことロック系の歌唱はエモーショナル。決してナヨナヨふにゃふにゃ歌ったりせずに
伸びやかかつストレートでありながらも、同時に多くの人に受け入れられそうな
聴きやすさを兼ね備えた歌声は、これぞ理想のガールズロックボーカリスト。
最近はリリースが停滞しているっぽいがまだまだ歌手として活躍できるはずなので
新作の発表を楽しみにしたいです。この曲がもう10年前の曲となるのか・・・


[収録作品]
・snow tears


・Big☆Bang!!! (2008/3/19)





2018年2月15日木曜日

Gacharic Spin「雪泣く~setsunaku~メロディー」 (2010/9/8)


冬ソングの傑作といえば、真っ先に紹介したいのがこの曲。
最初に聴いた時はそりゃもう驚いたし感激した。
こんな音を鳴らすガールズバンドはこれまで聞いたことがなかったから。
90年代の小室サウンドやエイベックス系音楽を聴いてきた者にとっては
懐かしくも新しい、デジタルポップ+バンドサウンドの進化系。
別れを歌った切ない歌詞と切ないピアノのメロディが心に沁みる。
間奏でドーンと鳴り響くドラムや、同じく間奏で放たれる獣の鳴き声など、
ありとあらゆる音に深みを感じられて、聴けば聴くほど編曲の素晴らしさを感じられる。
当時のボーカルのアーミーさんの歌声も素敵。もうその声を聴けないのが残念でならない。
インディーズ時代のシングル曲でありながらも、ライブでは滅多に聴けず
ベストアルバムでも初回限定版Gにしか収録されていないという、
現時点ではあまり扱いが良くない曲になっているのは不思議。これほどまでの大傑作なのに。


[収録作品]
・雪泣く~setsunaku~メロディー


・ガチャっとBEST<2010-2014> 【Limited Edition】TYPE-G (2014/10/1) 




2018年2月13日火曜日

[ライブレポ]  FROZEN CAKE BAR、クロとシロ、メトロホログラフィー。「にゃご8無双 Day.5」

2月8日(金曜日)愛知・八事SOUND NOTEにて開催された、
FROZEN CAKE BAR主催の名古屋8日間連続ライブイベント
「FluoLightArch x FROZEN CAKE BAR pre.にゃご8無双 Day.5」
に行ってきました。ゲストバンドにはともに女性ボーカルを擁するバンドである
クロとシロ、メトロホログラフィー。を迎えての3マンライブ。
当初はクロとシロとの2マンの予定だったので、これならばFCBの曲が
たくさん聴けるだろうということで楽しみにしていたのですが、
ライブ当日になって急遽メトロホログラフィー。の出演が発表。
会場となる八事SOUND NOTEはステージのバックが巨大スクリーンとなっていて
音楽に合わせて映像が流れるという空間でのライブを楽しむことができました。



・クロとシロ

東村山発メロディックラウドポップバンド。
ギターの黒さんは昨年より新たにFROZEN CAKE BARにも加入し、2つのバンドを
掛け持ちする形で活躍中ということでこちらのバンドの方にも注目してました。
ライブ後半の楽曲はまずまずだったかな?ラウドってのはどうしても単調に
なってしまうことが多いだけに、編曲にもっとバリエーションが出てくれば
さらに良くなるんじゃないかなと思いました。ボーカルのシロさんは
声量もあって十分に歌えていただけにこれからの活躍にも期待したいですね。



・メトロホログラフィー。

ボーカル、キーボード、ドラムの3人編成による、名古屋発CityRockバンド。
まるで女性ボーカル版TMNみたいなデジタルポップ系の曲から、
ジャジーな曲、ハードなピアノロックナンバーまで楽曲の幅の広さが光っている。
ボーカルの歌唱もキーボードの演奏パフォーマンスも迫力があって
ライブ後半は特に盛り上がった。期待以上のものを見せてくれました。
しかしMCの方では、最初にワガママ言って出させてもらったと明かしたにもかかわらず
今日は会場を盛り上げてFROZEN CAKE BARにつなぐため「だけ」に
ここに来たなどと言ったのには、嘘じゃないのと思ってしまった。
ならばそれよりもFCBのライブをもっと長い時間見たかったって思いますよ・・・
そこは俺たちの音楽を少しでも多くの人にアピールしたかったから来たんだという
ガツガツした気持ちを前面に出してくれた方が納得だったのになぁ。



・FROZEN CAKE BAR

[セットリスト]
・ゴアマガラ  [公式PV]
・ゲシュタルト  [公式PV]
・horizon
・トラブルパレット  [公式PV]
・近所のおばちゃん(新曲)
・パンデミック。  [公式PV]
・にゃご8無双  [公式PV]
(アンコール)
・@

ライブを体験するのは昨年5月のGOLD RUSH以来(レポはこちら)ですっかり久しぶり。
その間にメンバー失踪事件の影響もあって更なるメンバーチェンジが行われ、
ギターのさりぃさんがボーカルにパートチェンジしたり、マニュピレーターが新たに
2人も加わったりということで果たしてどんなライブステージになるのか楽しみにしてました。

まずはドラムのホーリー加藤ことHirokiさんによる筋肉自慢が行われた後、
1曲目に聴きたかった最新曲「ゴアマガラ」を披露。モンスターをテーマにした曲で
まるでアニソン・ゲーソンみたいなカッコいい世界観が相変わらず素晴らしい。
新ボーカルとなったさりぃさんもちゃんと歌えているし、
ざべすちゃんとの男女ツインボーカルバンドならではのハーモニーも健在で良かった。
MCでは名古屋8日間連続ライブならではの日替わり企画がこの日も開催。
何やら前日はういろうを作って食べるという企画が行われたようですが
この日の企画内容は、ホーリー加藤のトレーナー指導による筋トレ企画。
計8日間の中でよりにもよって筋トレの日を引き当ててしまうとは、
脳筋リスナーとして神懸かってるな!やっぱりそういう運命にあるんだと思った。
ということでまずはBGMに合わせてスクワットや腕立て伏せをみんなでやることになり
これには大張り切り。他の皆さんが腕立て伏せを1回する間に自分は2回、
ほぼ倍速でやってのけたのを気づいてくれた人はいるのだろうか?
ここぞとばかりに鍛練の成果を見せてやりたくなった。
続く「トラブルパレット」では曲に合わせて足を上げる運動、このサビの部分が
いつも以上に長くてなかなか終わらない。おかげでみっちりと鍛え上げられました。

5曲目には未発表曲の新曲が。ライブ終了後にざべすちゃんから聞いた話によると
タイトルは「近所のおばちゃん」らしい。曲に合わせて巨大スクリーンの映像に登場したのは、
2005年頃にネット音楽シーンなどにおいても大いに話題となった、奈良の騒音おばさん。
これにはビックリしましたよ、あれから13年は経ってるにもかかわらず
未だに歌い継がれるあたりやっぱレジェンドだ。マニュピレーターのVEKCOさんは
布団たたきを持って踊ってたし。てかこんな曲を作ってしまうのであれば
これを機に奈良でライブやって欲しいですよ(笑)平群町なら家から20分位で行けるから。
本編ラストはにゃご8無双のテーマ曲で盛り上がり、さらにアンコールでは
ざべすちゃんからポンポンを手渡してもらい、そのポンポンを振りながらの
「@」で盛り上がれたのも楽しい思い出となりました。

2012年に山形で結成された7人組バンドだったはずが、メンバーが1人抜け、
さらにまた1人抜けを繰り返し、今となっては結成時からのメンバーは
ざべすちゃんとさりぃさんの2人だけになってしまった。
活動拠点もいつの間にか名古屋が中心となり・・・だがそれでも解散したりなんかせず、
メンバーチェンジを繰り返しながらでも、今でもこうして頑張ってバンド活動を
続けていることが何より嬉しい。その音楽にかける熱い思いがどうか報われて欲しい。
そんなことをあらためて思ったライブでございました。何とかブレイクして欲しいですよ。



2018年2月11日日曜日

[ライブレポ]  でらロックフェスティバル2018(SPARK SPEAKER、プルモライト、ビレッジマンズストア、オメでたい頭でなにより)

(前記事はこちら)

・SPARK SPEAKER (HeartLand)

ダンスロックをテーマにした4人組アイドルグループ。
初見かと思いきや前身グループであるDINOSAUR BRAINは以前に一度ライブステージを
見たことがありました。(レポはこちら)まさかこんな形で再会するとは。
今回はとにもかくにも「SHOOTING STAR」に泣けるほどに感動した。
なんでこんなにも心に響くんだろう。激ロックインタビューを読んでみると
そりゃ共鳴するよなと思った。2ページ目でLiSAさんが好きとか書かれてたりもするし、
何より"どEMO"だから。熱き魂がステージから伝わってくるから感動するんですよ。



・プルモライト (RED DRAGON)

2011年結成、札幌からやってきた4人組女性ボーカルバンド。
今回名古屋にやってきて雪が無いことにまずビックリしたらしいですが
ライブの方はテンポの良いダンサブルなバンドサウンドで見事に盛り上げてくれました。
「8回目のマニフェスト」は期待通り一番の盛り上がりで楽しかったですね。



・ビレッジマンズストア (DIAMONDHALL)

地元名古屋出身の4人組ロックバンド。観客の中で名古屋以外から来た人は
手を挙げてと言った後に、でらロックの「でら」とはどういう意味なのかを
見せつけてやると宣言。その言葉通りのでら迫力のステージ。
「トラップ」は特に素晴らしかった。コテコテの歌謡ロック感が最高、
ボーカルの歌いっぷりも良いしでらロックには今後10年は欠かせない存在になりそう。



・オメでたい頭でなにより (APOLLO BASE)

[セットリスト]
・スーパー銭湯~オメの湯~
・海老振り屋
・さくらんぼ
・ダルマさんは転ばないっ
・オメでたい頭でなにより
(アンコール)
・wosushi~ウォールオブ寿司~

ついにメジャーデビュー決定というおめでたい発表があったばかりのオメコアバンド。
まず1曲目に新曲「スーパー銭湯~オメの湯~」。
風呂屋とフロアをかけた歌詞が面白いし歌唱力も演奏技術も相変わらず高くてさすが。
2曲目には名古屋でのライブならそりゃやると思った「海老振り屋」。
サビではタオル回しで盛り上がり、さらにボーカルの赤飯さんは学生時代に
名古屋に住んでいた経験があることから曲の終盤で名古屋あるあるを披露。
「寿がきやには意外と行かない」これには会場から違うという声が続出。
慌てて俺の中だけでのあるあるだからと釈明するも、やってしまったな(笑)
3曲目には大塚愛さんのカバー「さくらんぼ」。今やにゃんこスターのイメージしかない。
4曲目の「ダルマさんは転ばないっ」では曲中でだるまさんが転んだをやったものの
その時に観客の中で財布を落とした人がいたようで、いつの間にかだるまさんが転んだの間に
財布を持ち主に届けようとする展開になるという、ライブならではの思わぬハプニングも。
アンコールでは一緒にウォールオブデスしたかったのだが会場内が満員電車並みに
混んでいたせいで最前の方に行けなくて結局できなかったのが心残り。
ともあれでらロックの大トリを飾るにふさわしい、今回も楽しさ満載のステージでした。



計2日間で20組以上のバンド・グループのライブを観ることができて今年も楽しかったです。
一番印象に残ったのは1日目があゆみくりかまき、2日目がKNOCK OUT MONKEYかな?
終わってみれば当ブログ的常連組が強さを発揮したという形になりましたね。
思いもよらぬ新人に圧倒されたというのは今年に関してはあまり無かったかなぁと。
ライブが初見ということならばOctaviagraceは期待通り良かったですけどね。
このようにシーン関係なく幅広いところからバンドやアイドルを
出し続けてくれる限りは行き続けると思いますので、また来年も期待したいです。
以上、コンパクトにまとめるつもりが結局長文ライブレポとなってしまった記事を
最後まで読んでいただきありがとうございました。



2018年2月10日土曜日

[ライブレポ]  でらロックフェスティバル2018(KNOCK OUT MONKEY、椎名ぴかりん、mistress、uijin、我儘ラキア、Split end、STANCE PUNKS)

(前記事はこちら)
でらロックフェス2日目は一番大きな会場であるDIAMOND HALLからスタート。
前日はこの会場に一回も来なかっただけにここに来ると何だか安心。



・KNOCK OUT MONKEY (DIAMOND HALL)

ノクモンを見るとロックフェスに来たーーっ!て気分になれる。
それぐらいフェスで行くバンドの常連のイメージとなった。
昨年7月にリリースされたアルバム「HELIX」は素晴らしい作品で
その収録曲である「Do it」や「Dog」などが今回聴けたのも嬉しかった。
「Dog」はプロボクサーの森井洋介選手の入場テーマ曲として作られた曲で、
これぞハードロックのチャンピオンベルト。脳ミソの筋肉にガンガン響く感じがもう最高。
MCからも楽曲同様の熱さが伝わってくる。このフロアにいる観客の俺たちこそが
最高で最強なんだと思わせられるほどの、楽曲の力とMCの言葉の力。
つくづくなんでこのバンドはもっと高く評価されないんだろうかって思えてくる。
ビーイング所属なだけにB'zに追いつきそうなぐらい人気が最先端から加速してもいいはずなのに。



・椎名ぴかりん (ReNY Limited)

2016年の第1回でらロックで衝撃の優勝を果たした(レポはこちら)
魔界からやってきた魔界人アイドル。今回もまた、見る度に歌唱パフォーマンスが
スゴくなっているのが分かるライブステージ。可愛い歌声とグロウルの迫力の両方が進化してる。
昨年リリースのシングル曲「バババーババウムクーヘン★」「下僕 GEBO GEBO!!」に
おなじみの土下座ヘドバン曲「ドゲザナイ~お前をひざまづかせてやろうか~」
と立て続けに聴けて良かった。ぴかりんに踏みつけられることは今回も叶わずでしたが。
持ち時間終了の8分ぐらい前に終わってしまったのでもう1曲いけたはずだったのに。
なのでもう一回土下座してぴかりんに降臨してもらわないといけなかったですね!



・mistress、uijin、我儘ラキア (ReNY Limited)



ぴかりんの後も同じ会場でロック系アイドルグループを立て続けに3組観ることに。
mistressはヴィジュアル系ロックアイドル。そりゃこういうのは好きになりやすい。
uijinは昨年にIDOL ROCKS(レポはこちら)で見た時よりもはるかにライブパフォーマンスが
良くなっていてビックリした。1曲目のパリピ連呼曲が頭から離れない。
電波ソングとロックを融合させたような曲で最高、こういう曲があるのは強い。
我儘ラキアは一時期YouTubeの広告で「Days」がよく流れていたのが注目のきっかけ。
この曲はサビが沢尻エリカさんの「タイヨウのうた」に似てないか?
良いんだけどこれといった特徴も無い気がするのでこれからの進化に期待したいですね。



・Split end (RED DRAGON)

奈良発エモーショナルガールズロックバンド。だがエモロック色はそこまで強くなくて
ボーカルの歌い方といいチャットモンチーに影響受けてる感の方が・・・
公式プロフィールでも心地の良いギターロックなどというフレーズが書かれてるだけに。
地元出身でなかったら注目してなかったと思うが、いつかブレイクして
フェス不毛の地である奈良で主催フェスを開催できるぐらいの存在になれればいいですね。



・STANCE PUNKS (SPADE BOX)

「パンクロックの時間だよー!」
昨年のでらロックのライブレポ(記事はこちら)に書いた時と
今年も全く同じ感想としか言いようがない。不変の魅力に溢れたライブでした。


(続く)



2018年2月9日金曜日

THE MUSMUS「バイナリ」 (2015/12/2)


2005年にUPLIFT SPICEというバンド名で結成、その後メンバーチェンジを経て2015年に
現在の名前に改名した4人組エモ・パンク・ロックバンドの作品。
ボーカルのCHIOさんの歌声は椎名林檎系のパンチある声で、荒削りなサウンドとの相性も抜群。
歌詞は今作もまたシュール、時には難解で考えさせられる部分もある。
この曲ではおそらく、相対する表と裏の2つの感情を抱えながらも
それでも前に向かってひた走ろうとする姿を描いているんだろうなと。
こんな歌詞と疾走感のあるエモロックサウンドが融合したらそりゃカッコいいに決まってる。
現在も元気に活動中なバンドなだけにもっと評価されていいはず。なのに公式サイトの更新が
昨年1月で止まってしまっているのはなぜなんでしょうか?公式ツイッターは動いているのに。


[収録作品]
・PROLOGUE




2018年2月8日木曜日

LiSA「Empty MERMAiD」 (2015/9/30)


アニソン系アーティストのアルバムオリジナル曲にはとんでもない名曲が隠れていることが多いのは
当ブログで何度も紹介してきたが、この曲はシングル曲でありながらタイアップ無しの
オリジナル曲であり傑作曲。作曲は女性ボーカルエモ・パンク・ロックバンドの
THE MUSMUS(当時の名前はUPLIFT SPICE)のギタリストであるYOOKEYさんが担当。
LiSAさんの自作による、人魚姫に例えたダークテイストでカッコいいラブソング風の歌詞と
そんじょそこらのバンド顔負けなまでにエモエモなロックサウンドとの融合はまさに最強。
ジャンルとかシーンとかどこでもいいしなんなら掛け持ちしたって全然かまわないから
それら全てひっくるめて今最も勢いのあるガールズロックアーティストはLiSAさんだと。
この曲も思わずそう宣言したくなるほどの名曲ですね。


[収録作品]
・Empty MERMAiD


・LiTTLE DEViL PARADE (2017/5/24)




[ライブレポ]  でらロックフェスティバル2018(82回目の終身刑、Octaviagrace、超能力戦士ドリアン、キバオブアキバ、CHAI、あゆみくりかまき)

(前記事はこちら)

・82回目の終身刑 (RAD SEVEN)

昨年12月の対バンライブに続いて今回もライブを観ることとなった
ダンサー付き6人組ガールズバンド。この日は前回と違いメンバー全員が
正装である囚人服姿で登場。バンド結成半年で初のフェス出演ながらも
思った以上に観客動員があったのはさすがだなと。今回のライブもまた
前回こちらの記事に詳しく書いた時と同様に素晴らしかった。
ボーカルの葉月さんは元アイドルとは思えないほどの、透明感と力強さを兼ね備えた
美声の持ち主で歌が上手いし、楽曲も相変わらず多彩。てか葉月さんの出身は
自分と同じ奈良県だったのかと。浪速の狂犬じゃなくて大和なでしこじゃないか。



・Octaviagrace (TIGHT ROPE)

この日の個人的最注目、2015年結成の女性2人男性2人の計4人編成によるバンド。
予想していた以上にハードロック・メタル色の強いライブステージで、
楽曲の良さ、メロディの良さに関してはこの日観たバンド勢の中でもトップクラス。
「white graffiti」「Ready for a moments」「アザーブルー」と聴きたかった
PV付きの曲は全曲やってくれました。ボーカルの実稀さんの歌声は綺麗そのもの、
声量がもうちょい欲しいと思う部分があったもののそれをもカバーするほどに
笑顔で歌う姿が何とも印象的で、これには見てる方も思わず笑顔になれる。
てか笑った時の顔がピアノ弾き語り女性芸人のまとばゆうさんに似てないかと思った(参照)
Octaviagraceというバンドの魅力を手短に伝えるならば、美メロと美声の雨あられ。

ライブ終了後の物販では最新ミニアルバムを購入。
特典としてメンバー全員のサイン入り色紙も付けてもらいました。
こういうハードロック・メタルシーンで活躍するバンドにもフェス出演を
どんどん果たしてもらいたいので、応援の気持ちを込めて買いましたよ。
期待通りに1曲目から素晴らしい曲。時間があればアルバム感想も書きたいところですね。



・超能力戦士ドリアン (RAD SEVEN)

全くの初見。バンド名からするとJAM Projectみたいな曲をやってるのかと思いきや
検索してみて出てきた曲のタイトルが「いきものがかりと同じ編成」、
これは別の意味で見たくなったので行ってみることに。
まず1曲目にいきものがかりと同じ編成。いかにも関西出身バンドといった感じの
ギターロック系の曲を聴かせたかと思いきや、続いての曲がまさかの
ユーロビートとロックを融合させたような曲で、ボーカルが観客と一緒に
パラパラを踊ったりしたのは楽しかった。こういう曲大好き。
さらに4曲目の「天保山」はEDM系。海遊館の頭文字である「K」「Y」「K」ポーズを
観客の皆さんと一緒にやったりもしてこちらも盛り上がった。
続く5曲目ではステージに恐竜が登場。ボーカルが恐竜のかぶりものを身につけて
「恐竜博士は恐竜見たことないでしょ」という曲を披露。確かにその通りだな。
ラストナンバーにはメロコア系楽曲の「WANIMAと同じ人数」。
MCでは観客の皆さんに、ラッドやバンプのライブに行ったことある人に
手を挙げてもらい、続いて超能力戦士ドリアンのライブに行ったことある人、
それも今日含めて行ったことがある人に手を挙げてもらうことに。
すると観客全員が手を挙げたため、俺たちの人気はラッドやバンプに勝ってると
堂々と宣言してしまったのには笑った。楽曲・ライブパフォーマンスともに
幅が広いコミックバンドというのはそりゃ魅力的。個人的にはユーロビートやEDMなどを
取り入れた曲の方により魅力を感じた。なんならそういう曲中心でもいいのでは?



・キバオブアキバ (TIGHT ROPE)

かつてはBABYMETALとのスプリットシングルなどもリリースしたことがある
ヲタイリッシュ・デス・ポップバンド。2016年に女性ボーカリストのさとしさんが
メンバーが加わり男女ツインボーカルバンドになったと思いきや、
昨年に男性ボーカリストのふとしさんが脱退していたことを今頃になって知ってしまった。
その影響なのか「サクラメンタル」はCD版とはアレンジが変わっている部分があったり
最新アルバムはこれまで以上にポジティブな作品ができたと紹介されたり。
鈴木このみさんとのコラボアニソンのセルフカバー来ないかなと期待してたがそれは無しでした。
かつては家のパソコンが壊れたことにブチギレる曲とかがあったのが面白かったが
今ではそのようなヲタイリッシュな要素が薄れ、正統派な女性ボーカルラウドロックバンドに
生まれ変わったんだなと思いました。MCにおいても、前とは変わってしまったと
言われることもあるけど変化を恐れないバンドだからと宣言したのが印象的でした。
ボーカルに声量があって華もある感じなのは良かったのでこれからの展開にも期待ですね。



・CHAI (SPADE BOX)

とある音楽番組のアンケートではネクストブレイク候補の1位に挙げられるなど
ガールズバンド界においては今最も話題性のある4人組バンド。
おそらく入場規制で入れないだろうと思いきや2曲目途中から入ることができました。
ネオかわいいを自称するバンドなだけあって歌声としゃべり声は可愛いし、
「N.E.O」はPVも含めてインパクトがある、これまでのガールズバンドの曲には
無かったようなラップテイストの曲で良かった。だが全体的に見てみると
いかんせんメロディが平坦で単調な曲ばかりで、楽曲の幅もこの日聴いた中においては
お世辞にも広いとは言えない。これでは物珍しさや話題性で一時的には売れたとしても
続かないように思うんですけどね。ライブ中に観客にブーイングを要求して
その直後一斉にブーイングが始まったのも、初見ではなんでなのか分からなかった。
一体何の音楽の影響を受けたらこんなガールズバンドになるんだろう?
少なくともSCANDALや放課後ティータイムではないということは分かりますけどね。



・あゆみくりかまき (ReNY Limited)

[セットリスト]
・ジェットクマスター
・鮭鮭鮭
・森森森
・残像フラッシュバック
・KILLLA TUNE
・反抗声明
・自分革命

でらロック1日目のラストを飾るのは、関西の森からやってきたクマ3頭による
アイドルパンクDJユニット。フェスに行く度に毎回見ているような気がするので
熊出没注意ならぬフェス出没注意のグッズを作ってもいいほどのレベルだ。
以前にこちらの記事でも紹介した新曲「反抗声明」も期待通りに聴けて
「♪バナナ サラダ ホウレンソウ」で盛り上がれて嬉しかった。それに加えて、
3月リリース予定のニューアルバムのリード曲「残像フラッシュバック」が
伸びやかかつ最高のサビメロで、なおかつ疾走メロコアサウンドもエモくて
何より歌いっぷりがエモい、初聴きで思わず感動するほどの傑作だった。
もう1日目優勝でいいですよ。これぞガールズロックヒロインと呼びたくなるほどの
素晴らしい楽曲の数々と、フロアとの一体感が最高なライブでした。

ちなみにこの日は節分ということで、豆の入った小袋を観客の皆さんに投げ入れるという
嬉しいプレゼントも。それを見事ゲットすることができました!
ありがとうございます! 何やらこんなことは滅多にしないなどと言ってましたが、
以前にはこのパターンでチョコレートをゲットしたこともあったぞ(記事はこちら(2日目に続く)



[ライブレポ]  でらロックフェスティバル2018(DIST ONE TONE、*ココロモヨヲ*、CoverGirls、バンドハラスメント)

2月3日(土曜日)、4日(日曜日)に名古屋・栄地区の各ライブハウスにて
開催されたサーキットフェス「でらロックフェスティバル2018」に、
昨年に続いて2年連続で2日通し券を買って行ってきました。
なお今回の記事からは新たにアーティスト名の右横の()の部分に
ライブハウスの名前を書くことにしました。名古屋のライブハウス制覇に向けての
自分用メモという意味も込めて。それではいってみましょう。



・DIST ONE TONE (R.A.D)

全く知らないバンドでしたが栄R.A.Dの前でリストバンド交換をした際に
ライブハウスから音漏れしてきた曲を聴いて良さそうだったので行ってみました。
ボーカルの歌声と見た目からしてガツンと骨太。この時点で良いと思える。
一方でギタリストは天然パーマ。その天然パーマをテーマにした曲があったのにも盛り上がった。
キャッチコピーは「平均年齢20歳。愛知県豊橋市発ゴリポップバンド」。楽しみなバンドですね。



・*ココロモヨヲ* (ReNY Limited)

東海地区を拠点に活動しているアイドルグループ。
全体的にアニソンっぽい感じのアッパーチューンや和風ロック系の曲が多くて良かった。
2曲目にはアニメやゲームが好きと歌う曲もあったほどでしたからね。



・CoverGirls (ReNY Limited)

カバー曲ではなくオリジナル曲を歌うアイドルグループ。
「アナタシカ」がお目当ての曲だったのでそれが聴けて良かったです。
意外とハードロック系な曲もあったりと幅広い魅力を発揮したステージでした。



・バンドハラスメント (HeartLand)

昨年のでらロック2日目の優勝バンド(レポはこちら)
最近のシングル曲の「解剖傑作」「サヨナラをした僕等は2度と逢えないから」
などを試聴した時点で、絶賛した昨年の頃とは変わってしまったのではと思っていたが
ライブで聴いてもやはりサビは良いんだけどサビ以外の編曲や歌い方に
ひねくれ感があるというか。ラストに披露された初期の楽曲「君と野獣」のような
ガツンと熱くストレートに心に突き刺さるような歌いっぷりとメロディを
聴かせてくれる曲がとりわけ大好きだったのになぁと思ってしまった。
それでも昨年は成しえなかった入場規制を達成、人気は確実に上がって来ているのを実感。


(続く)



2018年2月7日水曜日

SALTY DOG「Eternity」 (2016/11/9)


2011年結成、ノルウェー出身バイリンガル女性ボーカルを擁していた4人組エモバンドの傑作曲。
これまでのラウドロック+EDMを中心としたサウンドからさらに進化、
ピアノ・キーボードにストリングスなども加えたドラマチックなバンドサウンドと
抜群の歌唱力を持ったボーカルが、アニソン風のキャッチーなメロディと共に
波のように次々と押し寄せてくる。「♪一人じゃない君は」「♪思いあの彼方へ届け」
サビの日本語詞がよりスケール感をもって心に響く。全英語詞の曲が多いバンドだけに尚更。
間奏のギターソロもスゴいし、まさかここまで圧倒的な曲を作ってくれるとはそりゃもう驚いた。
だがその後SALTY DOGはボーカルのインゲルさんが脱退・・・その影響で最近の活動といえば
以前に楽曲提供をしたMay'nさんのファンクラブライブへの出演ぐらいしかないという
半活動休止状態にあるが、メンバーの公式ツイッターなどによると新ボーカリストと共に
復活に向けて動いているということなので、より一層進化して帰ってくることを期待したいです。


[収録作品]
・Unknown Horizon




2018年2月6日火曜日

May'n「Belief」 (2016/8/24)


2015年にR&Bシンガーとしてデビュー、その後アニソン系歌手に転向し一気に開花した
実力派ボーカリストの傑作曲。作曲は激ロックでおなじみのSALTY DOGのKENTさんとTOMOYAさん。
ここ1~2年ほどの間に、ロックバンドのメンバーがアニソン系アーティストへ
楽曲提供することが増えた中においてもこの曲は真っ先に傑作と挙げたいほどの曲だった。
ピアノエモ風のイントロからして鮮烈、さらにはストリングスもとり入れた編曲がスケール感抜群、
そこにハイトーンボイスを駆使した抜群の歌唱が加わるというのだから
これぞ最高のエモーショナルロックナンバー。May'nはアニソン系歌手の中ではCDセールス実績や
ライブ動員実績などは上位の方にあるにもかかわらず、音楽系ブログなどでは名前を見る機会が
少ないように感じられるのは残念に思う。今こそ再評価されて欲しい歌手の1人ですね。


[収録作品]
・Belief


・PEACE of SMILE (初回限定版CはSALTY DOG提供のボーナストラック2曲が付いてるのでこちらもオススメです!)




2018年2月5日月曜日

2017年12月度 マイベスト10

恒例企画、サブコンにより選ばれた月間私的名曲ベスト10を紹介いたします。
ブログをリニューアルしてもこの企画に関してはジャンルとか全く関係なく、
より多くの歌手にスポットライトを当てていきたいと思います。それではいってみましょう。




第10位 雨宮天「Eternal」 [公式PV]

ダイナミックなストリングスアレンジが効いたイントロからしてスリリングで
アニソン系歌手の曲ならではの魅力が詰まった名曲。声優歌手ユニットのTrySailの曲よりも
雨宮天さんソロ曲の方が好きだとかいう本音を言ったらどう思われるんだろう・・・




第9位 ぐるたみん「英雄は今夜僕たちが作る。」 [公式PV]

ネットシーン発の歌い手が歌う、JAM Projectみたいな曲名の応援ソングで
そりゃこういうのはハマるってわけですよ。歌い方はむしろB'zに影響されてる気もする。




第8位 ビレッジマンズストア「TRAP」 [公式PV]

開始5秒でその歌声の力と、振り幅の大きなメロディの力に心を掴まれた。
名古屋出身バンドなだけあって、これぞでらロックだ。
ということででらロックフェスのライブステージにも行ってきました。




第7位 大山まき「手の鳴るほうへ」 [公式PV]

ハンドボールチームのテーマ曲。この歌手の曲もまた歌声の力で一気に心を掴まれた。
アコギ中心のバンドサウンドとのハーモニーも良いだけに、
もっと評価されて欲しい女性歌手の1人。




第6位 矢島舞依「REPLICA」 [公式PV]

アニソン系シンガーとしてデビューの後にメタルシンガーに転向した歌手。
まるで喜多村英梨みたいな経歴だと思いきや歌声は水樹奈々系ですね。
その激しさと美しさに圧倒される。早くライブで見てみたい歌手の1人。




第5位 大阪☆春夏秋冬「SPARK!」 [公式PV]

前作といい今作といいメジャーデビューしてからの曲が素晴らしい。
ラップやミクスチャー要素を入れつつも、サビメロはこれぞ子供の頃から大好きだった
ガールズポップ&ガールズロックの王道。歌詞のメッセージにも元気をもらえる。




第4位 あゆみくりかまき「反抗声明」 [公式PV]

レビューはこちら。でらロックフェスでもこの曲には盛り上がりまくりました。




第3位 アンダービースティー「love pain」 [公式PV]

レビューはこちら。無料ワンマンライブのレポはこちら。




第2位 Lily's Blow「This Life」 [公式PV]

ビーイング主催の映画主題歌オーディションからデビューを果たした
NANAさんを中心としたソロプロジェクトの曲。90年代の歌謡曲テイストの
ガールズロックをよりカッコ良く進化させたかのような名曲ですね。




第1位 DROP DOLL「未完成なDreamer」 [公式PV]

レビューはこちら。この月は本命不在の激戦といった中で
彗星の如く現れたガールズバンドが、月間マイベスト10初登場にして1位獲得です!




(今月の次点曲)
・はらあやの「AtoZ」 [公式PV]
惜しくも解散したアイドルグループPiiiiiiiNの元メンバーがソロデビュー。
元アイドルとは思えないほどに歌唱の完成度が高い。ポップで爽やかなバンドサウンドとの相性も抜群。

・Yellow Studs 「ブーツ」 [公式PV]
このバンドもまたボーカルの歌声の力で一気にもっていかれた。
ハスキーかつシブさも感じる、近年の売れ線バンドにはいないタイプの歌声。
ジャズ歌謡風味のバンドサウンドも懐かしさを感じられて良いですね。

・大和姫呂未「今宵、無情」 [公式PV]
これぞ情念系歌姫と呼びたくなるような美しいバラード曲。
こういう歌手が近年なかなかブレイクできない状況は何とかならないのかなと思う。

・Jin-Machine「売れたくて」 [公式PV]
本当にもっと売れてもいいはずなのに。自称日本一面白いV系バンドなだけに。
一見ふざけてるように見えるかもしれないが歌詞はしっかりしていて演奏力も高いだけに。
Gacharic SpinとTHE冠との3マンライブは行きたかった・・またこの組み合わせでやって欲しい。