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2017年10月4日水曜日

[ライブレポ]  DRAGON GIRLS CARNIVAL 2017(純情のアフィリア、北出菜奈)

(前記事はこちら)

・純情のアフィリア

8月のTIFから2ヶ月連続でライブを体験することに。まず1曲目には最新シングル曲の
「この世界に魔法なんてないよ」。8月度マイベスト10の記事に書いた通りの名曲。
それ以外の曲だと「ジャポネスク×ロマネスク」がお祭り系サウンドとデジタルポップを
融合させた曲でとても良かったし盛り上がったが、最も期待してたはずの
赤ちゃん達はどこから来るのと歌う純情な曲は結局今回もやらずに終了したのが残念。
今年リリースされたばかりの曲をなぜやらない? PVが不純だったからか?(参照)



・北出菜奈

[セットリスト]
・撃たれる雨
・DEATH SHOWCASE
・消せない罪
・Make-Believe
・Under Babydoll
・月華 -tsukihana-
・(?)

2000年代後半にメジャーで数多くの名曲を世に送り出したガールズロックシンガー。
この日初めてライブを体験できることを最も楽しみにしていた歌手が、
DGCのトリを飾ることに。今年5月にインディーズからリリースされた復活ソロアルバムは
まさかの洋楽ポップス風の曲ばかりで、果たしてこの日のセトリはどんな感じになるのか
期待と不安が半々でしたが・・・なんと本編開始から3曲連続で、
期待していた2000年代のロックナンバーの数々を歌ってくれました。これには歓喜の一言。
2曲目「DEATH SHOWCASE」は当時のCD音源ではあえぎ声が満載の曲で
当ブログにて絶賛したのは今でも鮮明に覚えているが(参照)この日のライブでは
あえぎ声無しでシャウトも控えめ、そこは当時と表現方法が変化したということか。
だがその一方で菜奈さんが観客たちの中へダイブしたのには盛り上がった。
それもライブ前半と後半に計2回もダイブしたというからスゴい。

3曲目には最大のヒット曲「消せない罪」が聴けたのも良かった。
さらに4曲目には最新アルバムから「Make-Believe」を披露。
生バンドで聴くとピアノ+バンドサウンドのハーモニーが良くて
この日のセトリの中ではいいアクセントになっていたと感じました。
そしてライブ終盤の6曲目、最初のイントロの時点でもしかしてと思いつつも
CD音源とはアレンジが違ったのでどうなんだ、どっちなんだ・・・
と思いきや、直後に歌い出しで「♪闇と玩ぶ星たちへ」・・・!!
「月華 -tsukihana-」来たーーっ!!
これには鳥肌立った。2009年の当ブログ年間No.1ソング、
まさかこの曲をライブにて生で聴ける日が来るとは思ってなかった。
この「月華 -tsukihana-」や「DEATH SHOWCASE」や「Under Babydoll」などが
収録された傑作3rdアルバム「Bondage」がリリースされた直後に
メジャーレーベルを辞めてしまうというまさかの急展開が起こり、
その後はインディーズで新バンド「Loveless」を結成するも、
契約上の問題などもあって日本国内ではCDを出せないまま解散。
さらにその後の2012年には、オルタナティブロックバンド「THE TEENAGE KISSERS」を結成。
こちらではアルバムを計3枚リリースするも、肝心の楽曲がメロディアスではなく
私の好みとは違う方向に行ってしまい・・・「Psychic Haze」だけは大好きだったが。
そして2016年にバンドは活動休止となり、まさかのソロ歌手として活動再開。
この瞬間は大いに期待したものでしたが、しかし今年リリースされた復活アルバムは
前述の通り洋楽ポップス風のこれまた私の好みとは違う方向の曲ばかりで・・・
といったように、これまで本当に数多くの紆余曲折があった。
だがそれでも、どんなことがあろうと今まで陰ながら注目し続けてきた。
年間No,1クラスの大傑作曲も含む数々の名曲を届けてくれた歌手を
途中で見放すなんてありえない、一生ファンなのが当たり前、
その自分なりの信念が、このDGCのステージで報われた気分になった。
ついにガールズロック歌手として表舞台に戻って来てくれたんだ、
その瞬間に立ち会えることができたんだと・・・DGCに行く前のブログ記事で
「月華 -tsukihana-」がぜひ聴きたいと書いたが、まさか本当に歌われるとは!
正直なところ確率は低いと思っていた。それだけに感激もひとしおでしたよ。

優勝は北出菜奈か柳瀬蓉かDEADLIFT LOLITAか西沢幸奏かと考えてたけど
全部最高で決められないので、もうこのDGCというフェス自体が
優勝ってことでいいですよ。どうか来年以降も開催して欲しい。
このフェスでただ一つ非常に残念に感じたのは、すっとこ・・ではなく
全体的に観客の入りが良くなかったこと。ガールズバンドにアイドルグループ、
さらにはアニソン系やメタル系(←この2つはもっと組数が多くても良かった)のアーティストなども含め
ジャンルを超えて、メジャー感のあるガールズロック歌手が大集合という、
当ブログ管理人的にはまさに最高の音楽フェスだったのだが、
このフェスの観客が少ないということはイコール当ブログの需要も少ない、
自分と好みが合う人が少な過ぎるという現実をあらためて突きつけられたような気すらして・・・
集客するためならば2018年はもっと出演アーティストを豪華にしてもいいんですよ。
BABYMETALとか出てくれないかな?それぐらいビッグなガールズフェスも見てみたい!



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