ブログトップ


2017年8月23日水曜日

[ライブレポ]  PASSPO☆「青年も、大志を抱け!ツアー」

8月20日(日曜日)大阪・阿倍野ROCKTOWNにて開催された、
PASSPO☆のワンマンフライト「青年も、大志を抱け!ツアー」
に搭乗してきました。TIFから2週間という短い間隔でしたが
今年2月リリースの最新アルバム「Cinema Trip」(レビューはこちら)
から全曲聴けることを願って、13時30分開演の第1部と
18時開演の第2部の両方に行ってきました。


[セットリスト]
(第1部・LCC便)
・少女飛行
・7's Up
・HONEY DISH
・WEEKDAY QUEENS
・すてんだっぷガールズ!~第1話 ダメダメ怪獣にご用心~
・マテリアルGirl
・PlayGround
・Pretty Lie
・くちゃLOVE
・Love Diary
・バチェロレッテは終わらない
・Music Navigation
全12曲

(第2部)
・すてんだっぷガールズ!~第1話 ダメダメ怪獣にご用心~
・夏空HANABI
・7's Up
・マイノリティー・ヒーロー
・PlayGround
・BEAST IN YOU
・WANTED!!
・Growing Up
・TRACKS
・いたずら Rock'n'Roll
・2DAYS
・ViVi夏
・NASA!~なんであいつ好きなんだ、嗚呼~
・Cosmic You
・ラブリフレイン
・STEP & GO
(アンコール)
・Party like a Rockstar
・Let It Go!!
全18曲



まず13時30分開演の第1部はチケット代1500円の「LCC便」。
PASSPO☆エアラインにまだ搭乗したことが無い人にもお求めやすい価格設定で
新規パッセンジャー(ファン)を獲得したいという意向が伝わってきますね。
LCC便の方は当日券も含めると無事チケットがソールドアウトしたそうで良かった。
場内に入ると前方のエリアが「新規パッセンどきどきエリア」
後方が「先輩パッセンわいわいエリア」と案内されている。
これは新規さん達になるべく前の方へ搭乗してもらいたいという心配りですね。

定刻の13時半にフライト開始。まずは初期の代表曲「少女飛行」から。
そして1曲目が終わると次に披露する2~4曲目のタイトルを
フリップで先に発表するという、またしても新規さんに優しい心配りが。
さらに4曲目の「WEEKDAY QUEENS」では曲の中で「♪Yes!もちろんナオミ様!」
などといったコールが入ることを新規さんに向けて説明した後、
ここでコールするということをお知らせするためのフリップを挙げる役を
パッセンジャーの中の誰かが担当して欲しいということで一般公募。
すると先輩パッセンジャーの1人が手を挙げる。1人しか立候補しなかったため即決定となり、
「お名前は、〇〇〇先輩」とクルー(メンバー)達が下の名前を呼んで紹介(笑)
これには会場全体から歓声が。クルー全員に名前を知られている先輩さすがっす!
そして披露された「WEEKDAY QUEENS」はラブコメがテーマのアメリカンロックチューンで
ナオミ様こと安斎奈緒美さんと、あんにゃこと玉井杏奈さんのライバル対決の模様が
ダンスステージの中にも組み込まれている。これは見ていてとても楽しかった。
まさかここまでライブで化ける曲だったとは!

4曲目が終わると次に披露する5~7曲目のタイトルをフリップで発表。
9月27日リリースの新曲「すてんだっぷガールズ!~第1話 ダメダメ怪獣にご用心~」
では曲が始まる前に振り付け講座が行われるも、テンポの早さに苦戦する人続出。
それでも「なちゅ(岩村捺美)より覚えるのが早い」というフォロー(?)が入り、
さっそく曲を始めることに。そして披露された新曲は、
サビで両腕を突き上げてのロケットポーズが入ったりなどの
ライブパフォーマンスにも迫力があって、これまたリリース日が待ち遠しくになる。

そして惜しくも残りはラスト2曲となり、リーダーのあいぽんこと根岸愛さんが
「バチェロレッテは終わらない」と紹介するも、なんとここで
「Music Navigation」のイントロが流れてしまうというハプニングが発生、
すぐさま音が止まる。どうやらあいぽんが曲紹介を間違えた?
それでも音響さんにお願いを繰り返した結果、無事にOKサインが出て
「バチェロレッテは終わらない」がスタート。この曲はぜひ今回のライブでも
聴きたかった、これぞガールズロックの王道曲なだけにやってくれて嬉しかった。
LCC便ということでアンコール無しの約1時間で終了、最後に記念撮影。
チケット代1500円でこれだけのものを見せてくれるとはお得そのものでした。



18時開演の第2部は新曲の「すてんだっぷガールズ(以下略)に始まり
2曲目にはフライトの定番曲「夏空HANABI」。扇子を使ったダンスもおなじみ。
続くクルーの自己紹介ソング「7's Up」は昨年のライブで披露された時にも
歌詞の面白さと1対6に分かれるフォーメーションの面白さに夢中になった曲でした。
そして4曲目に最新アルバム曲からぜひ聴きたかった「マイノリティー・ヒーロー」が。
「♪ビームも出せない マントで飛べない それでも曲げない My pride」
まるでJAM Projectみたいなハードロックチューンでただただカッコ良過ぎて、
これにはひたすら見入って、そして聴き入ってしまった。
そして5曲目「PlayGround」はホラー映画をテーマにした曲で、
ダンスにはゾンビのようなアクションが入ったりとエンターテイメント性抜群、
先々週のTIFや今日の第1部LCC便でも見たがあらためて見ても圧巻のライブステージ。
これにはパッセンジャー達も一斉にサビの部分で片手を挙げて
ゾンビのようなジャンプをして盛り上がる。会場の床も揺れまくりだ。

MCではこの日あべのキューズモールで開催されるイベントライブのために来ていた
MAXの皆さんにご挨拶したという話が。実は私も15時半頃にはこのMAXのフリーライブを
観覧していただけにまさかこんな話が出るとは笑ってしまった。
フリーライブでは「銀河の誓い」「TORA TORA TORA」などの90年代のヒット曲が
次々と披露されてやっぱりこの頃の曲って良いよな、覚えてるものだなと。
クルーの皆さんはMAXさんのようになりたいと声を揃えていたが、
私が両方見た限りでは、PASSPO☆のライブパフォーマンスのスゴさは
既にMAXを超える域に達していると思う。足りないのは知名度だけだ・・・

フライト中盤には今回のツアーからの新企画として「Beef or Chicken?」
という機内食に見立てた企画が。次に歌う計3曲を投票で決めるという内容の企画で
誘導灯(サイリウム)を使って投票、ビーフを選ぶ場合は青色を灯し、
チキンを選ぶ場合はオレンジ色を灯すという指示が。
結果は女性客からの支持が多かったということでビーフに決定。
メニューは「いたずら Rock'n'Roll」「2DAYS」「ViVi夏」の計3曲となりました。
さらに曲が始まる前には「テーブルマナー」と題して、「いたずら Rock'n'Roll」にて
イントロや間奏の部分で「♪ヘイ!」という合いの手を入れて下さいというお願いが。
どこまでもエアラインに見立てた言葉選びの数々が面白い。
なおチキンの方には最新アルバム収録のパワーメタルチューン「不屈のレジスタンス」
がメニューに入っていたのでこの曲は本来ならぜひ聴きたかったのだが、
選ばれなかったのはやっぱり女性人気が・・ってこと?
それでもBeef or Chickenの直後には最新アルバム曲でこちらもぜひ聴きたかった
宇宙をテーマにした曲「NASA!~なんであいつ好きなんだ、嗚呼~」を
やってくれたのがとても嬉しかった。まるで宇宙遊泳のようにクルー達が
グルグルと回るダンスパフォーマンスがあったりとこちらも迫力満点のステージ。

アンコールでは9月27日リリースのシングルのC/W曲「Party like a Rockstar」が。
この曲はもりしこと森詩織さんのパートが多い曲でほぼメインボーカル扱い、
アイドル界屈指の高い歌唱力が存分に楽しめるだけに聴き込めばさらにハマりそう。
むしろ表題曲以上にスゴくないか?とすら思ってしまいましたからね。



2016年の私的年間1位が濃厚な最新アルバム「Cinema Trip」からは
「不屈のレジスタンス」と「フィルム」が聴けなかったのは惜しかったが
それでも「マイノリティー・ヒーロー」「PlayGround」
「NASA!~なんであいつ好きなんだ、嗚呼~」などが聴けたのは良かった。
そして何よりこれらのライブステージを見てみると、
初期の楽曲よりも最近の曲の方がより一層ダンスフォーメーションの進化を感じられて
クルー達のパフォーマンスも同様に進化を続けているのがはっきりと分かる。
その一方で初期の頃の曲を聴くと何ともポップで懐かしい気持ちになるものだが、
やはりこのグループの最大の魅力は、楽曲もライブパフォーマンスも
ポップな一面とハードロックな一面の両方を持ち合わせていて、
その両方ともが高い次元にあることだと思う。
結成9年目、クルー達の多くは20代中盤に差し掛かってきたものの
近年でも遅咲きブレイクのアイドルグループはPerfumeなどがいるだけに
PASSPO☆も何とかもう一花咲かせて欲しいと願うばかり。
今回のライブでは披露されなかったがBAND PASSPO☆の活動も楽しみだし
そこから新たな活路を見い出すこともできないかなと、まだまだ期待してますよ。






0 件のコメント: