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2017年1月12日木曜日

2016年 空唄音楽大賞

昨年12月31日の年間私的名曲ランキング(100~51位)の発表から始まった
2016年の音楽総評のラストといたしまして、
「2016年 空唄音楽大賞」を発表したいと思います。

・最優秀歌唱賞
・最優秀作詞賞
・最優秀編曲賞
・最優秀珍曲賞
・最優秀PV賞
・最優秀ライブ賞
・最優秀新人賞
・最優秀アーティスト
・(番外)最優秀パクリジナル賞

を勝手に決め、発表するという企画でございます。
なお昨年までは私的音楽大賞という名前でしたが改名いたしました。
むしろ最初からこの名前の方が良かった。ちなみに2015年の結果はこちらです。
独断と偏見だらけの企画ですが、いってみましょう。








・最優秀歌唱賞
浜田麻里「Dystopia」 [アルバム試聴] 


・優秀歌唱賞
和島あみ「永遠ループ」 [公式PV]
藍井エイル「翼」 [公式PV]
水樹奈々「STAND UP!」 [公式PV]
ASRA「Ray-line-raga」 [公式PV]
HER NAME IN BLOOD「LAST DAY」 [公式PV]
カメレオン7「チャンス」 [公式PV]
沼田浩正「君がいたから」 [公式PV]


浜田麻里「Dystopia」の曲終盤の5分30秒~6分地点の超ハイトーン&超ロングトーンは
人類史上最強なんじゃないのかと思えてくる。あまりにも感動的。
というか麻里さんが新曲を出した年は全て麻里さんが最優秀歌唱賞になってしまいそうだから
今回をもって殿堂入りということにした方がいいのかなと思ったり・・・
さらに2016年は男性ボーカリストも光るものを数多く見つけられたのが良かったです。
HER NAME IN BLOODの曲のAメロ部分のクリーンとシャウトの中間ぐらいの歌声、
カメレオン7の爆風スランプみたいなボーカル、沼田浩正さんという高校野球曲シンガー、
これら合わせて骨太家族と称してもいいぐらい迫力ありましたよ。ライブにも行ってみたい。








・最優秀作詞賞
ももいろクローバーZ「ゴリラパンチ」


・優秀作詞賞
ASH DA HERO「Everything」 [公式PV]
GLIM SPANKY「ワイルド・サイドを行け」 [公式PV]
MOROHA「宿命」


本来ならASH DA HERO「Everything」が年間ベストソングとの2冠でも良かったのだが
あえてこちらを最優秀作詞賞にしました。
この賞はももクロというよりは作詞をしたSEX MACHINEGUNSのANCHANGへの賞です。
自身のバンドの曲の歌詞はネタ切れ感が漂ってるのに提供曲の方では本気出してる。
ゴリラにパンダにクラゲといった動物を使った比喩表現もうまいが、
「熱すぎるってダサい事ですか?」「激しいのって恥ずかしいですか?おしゃれぶった若者よ」
これにはよくぞ言ってくれた!!と思いっきり拍手を送りたくなりましたよ。
おしゃれぶった若者的には、どうせ自分の好きな歌手バンドは軒並みダサい扱いされるんだろうな・・という劣等感を持ち続けていただけに。
この歌詞は今の音楽シーンや音楽好きの皆さんに向けたメッセージでもあると思うし、
近年FMなどで流行しつつある、おしゃれなシティポップやブラックミュージック風サウンドの
カウンター的存在として、こういったパワーポップ系やラウド系のアイドルグループの曲が
存在感を増してきているのかなとも思えてくる。
自分はそういったアイドルの曲の方を聴きたいと思う。今のアイドルシーンは面白いから!








・最優秀編曲賞
JAM Project「NAWABARI~背徳のシナリオ~」 [公式PV]


・優秀編曲賞
SALTY DOG「Eternity」 [公式PV]
May'n「Belief」 [公式PV]
黒崎真音「VERMILLION」 [公式PV]
イヤホンズ「予め失われた僕らのバラッド」 [公式PV]
ぜんぶ君のせいだ。「うぇゆうぇゆうぉっ~ヒネクレノタリ~」  [公式PV] 
21g「魂ノ歌」 [公式PV]
SORAMIMI「FREE BIRD」 [公式PV]


JAM Projectがオリジナル曲で新たな扉を開けてくれた。
ヒリヒリ感がたまらないデジロックチューン。ピー音とかハッハッハッとか細部まで含めて編曲が最高にカッコいい。
毎年のことながらこの賞はアニソン系アーティスト中心ながらも、それ以外を挙げると
ぜんぶ君のせいだはライブが超絶に盛り上がりそうなラウド+トランス曲で
ぜひGacharic Spinと対バンして下さいと思える曲。おそらく実現すると思う。
21g「魂ノ歌」は優秀編曲賞というより優秀ギター賞。この賞を新設しようかと思ったぐらい。
この曲は日本で最も遠藤正明ソロ曲に近い曲ですよ!間奏のギターを聴くだけでシビれる!








・最優秀珍曲賞
宗教法人マラヤ「仏像殺人事件」 [公式PV]


・優秀珍曲賞
上坂すみれ「文豪でGO!」
リバーシブル吉岡「CKB -乳首の呪縛-」 [公式PV]
ミオヤマザキ「Hのすゝめ」 [公式PV]
HIPPY「意識の高いデブ」 [公式PV]


2016年の最優秀珍曲はこの曲しかありませんでした。
すみぺこと上坂すみれさんの「♪う~~ ドストエフスキー!」も捨てがたかったが
宗教法人マラヤがこんな最優秀チン曲ポコ曲をもって降臨されたら勝てる人いないだろ・・・
ミオヤマザキはサウンドだけ聴けばアイリッシュ風味を加えたバンドサウンドが
素晴らしいというのに、歌詞がどえらいこと言ってもうてるな!
宗教法人マラヤの曲が最優秀チン曲ならばこちらは最優秀m(以下規制が)








・最優秀PV賞
惑星アブノーマル「LET IT DIE ~時をかける殺し屋~」 [公式PV]


・優秀PV賞
ジュリアナの祟り「バブリー革命~ばんばんバブル~」 [公式PV]
キャラメルパンチ「オトコメイション!!」 [公式PV]
LADYBABY「アゲアゲマネー ~おちんぎん大作戦~」 [公式PV]
岡崎体育「MUSIC VIDEO」 [公式PV]
THE MUSMUS「MARINE SNOW」 [公式PV]


惑星アブノーマルのPVはまさに芸術的。カオスティックな映像の数々が
楽曲の魅力をより一層引き出している。まさに宇宙人が作ったみたいだ。
見終わった後にぴゅるぴゅるぴゅる~って言いたくなってしまう(参照)
見ていて楽しいという意味ではジュリアナの祟りのPVが一番。
キャラメルパンチのPVは「心技体」の横断幕などから武道家魂を感じられて
どうかこういう血気盛んなバンドが世に出てきて欲しい!と思えるPVでしたよ。
LADYBABYは女装外国人のレディビアードがシャウトするのを見てるだけで面白かったのに
脱退してしまったのが残念。ついでに言うと2015年最優秀PV賞の激情★めたりっちぇが
あっさりと解散したのも残念でたまらんなと[公式PV] この2組は通ずるものがある。








・最優秀ライブ賞
椎名ぴかりん (でらロックフェスティバル2016) [ライブレポ]


・優秀ライブ賞
HELLOWEEN (JAPAN TOUR 2016) [ライブレポ]
FROZEN CAKE BAR (ONE MAN DUNGEON -BATTLE OF GUILDE-) [ライブレポ]
Mary's Blood (でらロックフェスティバル2016) [ライブレポ]
LiSA (LiVE is Smile Always~Hi! FiVE~) [ライブレポ]
田村直美 (NAONのYAON 2016) [ライブレポ]
METALLIC SPIN (Electric Lady Loud 2016) [ライブレポ]
バックドロップシンデレラ (MINAMI WHEEL 2016) [ライブレポ]
CRAZY WEST MOUNTAIN (MINAMI WHEEL 2016) [ライブレポ]


椎名ぴかりんの神対応ならぬ噛み対応に感激。土下座する下僕どもを踏みつける姿は圧巻。
たとえライブ現場がMの集会扱いされようが廃院寸前の病棟扱いされようが
2016年最も面白かったライブはぴかりんのライブですよ!これぞでらロックだ。
正統派で選ぶならば、初めての洋楽アーティストのライブとなったHELLOWEENは
レジェンドをあんなにも間近で見られたことに感激しました。やはり格が違った。
FROZEN CAKE BARのワンマンライブは2年越しの悲願だっただけあって
たとえギターにトラブルが起きようがボーカルの声が小さかろうが
それを補って余りあるぐらいに面白かった。
2016年はフェス系ライブにも計6本行きました。ほぼ全部最高に良かったです。
満足度の高い順に並べるならば、Electric Lady Loud(殿堂入り)
>NAONのYAON>でらロックフェス>アニサマ>COMIN'KOBE>>>>>>>>>
>MINAMI WHEELぐらいになるのだが、ミナホもバクシンとCWMがスゴかったし
ライブ中に登山とサッカーまでできたんだから面白かったですよ、この2組に救われた。









・最優秀新人賞
和島あみ


・優秀新人賞
BAND-MAID
ぜんぶ君のせいだ。


2016年の最優秀新人はこのアニソン系ロックシンガーしかいない。
デビューシングルにして限界まで迫りくるようなハイトーンボイスを
Cメロ部分で聴かせたかと思いきや、2ndシングルでは同じくCメロ部分で
その限界をも超えんばかりの、魂のこもった歌唱をぶつけてくるのを聴いて
これからもずっと応援していきたいと思った。持ってる素質が段違い。
声質的にもロック系の曲を歌うために生まれてきた声の持ち主だ。
BAND-MAIDはメジャーデビューおめでとうございます。
曲を聴けばカッコいいハードロック系ガールズバンドそのものなのに
一転してMCでは小鳩ミクちゃんが萌え萌えずっきゅんばっきゅんとか言うのがたまらん。
やっぱり激ロックやBARKSなどに載ってるバンドの方が面白いバンド多いよなぁ。
ぜんぶ君のせいだは2017年から本格的にハマること間違いなしなので先に入れておきました。








・最優秀アーティスト
がんばれ!Victory



1stアルバムが傑作だった上に、この2016年に最も多くライブに行ったバンドということで
がんビクで決定です。計4回(フェス系ライブ含む)も行ったというのは単独1位。
これに続くのがGacharic Spin、Mary's Blood、あゆみくりかまきの計3回でしたが
こちらと見比べてみると、自分はケタが1つ少ないよなぁ・・・








(番外)
・最優秀パクリジナル賞
4年2組「バッター!!!!ビビってる!!~さあ僕ら「勝ち方」を見つけよう~」 [公式PV]
(In the Soup「東京野球」) [参照]


・優秀パクリジナル賞
PAN「ギョウザ食べチャイナ」[公式PV] (四星球「鍋奉行パエリアに挑戦」) [公式PV]
アンドクレイジー「感情爆破レイン」[公式PV] (Mary's Blood「Marionette」)[公式PV]
渋谷P.R「悲観的狂詩曲」[公式PV] (リトルブルーボックス「ファイティングポーズ」)[公式PV]
ASH DA HERO 「HELLO NO FUTURE」[公式PV] (B'zのアッパーチューン全般)


最後に番外編でお届けする賞は、ちづるさんのブログ「インテリジェンヌ」にて発表されていた
伝説の年間ベスト企画「BEST OF PAKURIGINAL」を当ブログで復活させようということで
作ってしまいました。4年2組の曲には驚きましたね。まさかIn the Soupの東京野球という
無名ながらも隠れた大傑作曲で、カラオケでも以前から歌い続けていた曲が
この2016年に、彼ら独自のポップス解釈により新たに生まれ変わったというのだから。
YouTubeの公式PVにはコメントができない設定になってるのが惜しまれる。
これをきっかけにIn the Soupみたいなバンドが再評価されて欲しいと思ったのに。
PANは四星球と対バンもしてきているはずなのに堂々とパクリジナルをやってのけたのがスゴい。
アンドクレイジーと渋谷P.Rのアイドル2組はたまたまサビメロが似てしまっただけでしょうし
そもそも両方知ってる人いないと思うが。アイドルとアニソンは通ずる要素が多いんですよ。



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