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2016年11月30日水曜日

[アニメ感想]  SHOW BY ROCK!!# 第9話

第9話にてついにこの時がやってきました、プラズマジカとBUD VIRGIN LOGICの対バン。
BUD VIRGIN LOGICのボーカルのアイリーンはダガーの手下となって
音楽を憎んでいると宣言、そして闇の音楽でMIDIシティを破滅させるために歌った曲は
「断罪のソリテュード」。これはハードロック・ゴシックロック・シンフォニックメタル好きにはたまらん曲だ。
ダークな世界観を持ちながらもキャッチーで、万人に向けての聴きやすさも備えられている。
メロディが良いのと、ボーカルのキュートな声質が魅力的だからこそだ。
キュートながらも甘過ぎず、なおかつこの音楽性にしては鋭過ぎないという歌声はバンドの立派な個性。
てかこれだけの名曲を演奏しながらも、楽器隊のメンバー2人は闇の音楽を奏でてなかったと
アイリーンからブチ切れられるって・・本来はもっとスゴいパフォーマンスをする、
これぞ破滅の美学を持ったバンドなのか?ライブ中にドラムを壊すとかしてたのだろうか(違う)

ちなみにこの曲、中の人はどんな人が歌ってるんだということで
野口瑠璃子さんのことを調べてみたら、2015年に声優デビューしたばかりだったのか!
今回初めてキャラソンを歌うような新人声優がこれだけ上手いって、
つくづく近年はどんだけ声優の歌唱レベルが上がってるんだと驚かされますよ・・・



だが今回はそれだけで終わらなかった。今回最も感激したのはBUD VIRGIN LOGICに続いて、
プラズマジカもハードロック系の曲をぶつけてきたことですよ!
新曲の「絆エターナル」はイントロの時点で来たーーっ!と思った。
疾走感がありながらもそれ以上にキラメキ感がスゴい。まるでCyntiaみたい。
それでいて可愛らしい歌声はもちろん健在で、カッコいいサウンドとの融合がまた魅力的。
さすがBUD VIRGIN LOGICとの対バンのために作った曲だ。
ちゃんと相手のファンの客層に合わせた曲を歌ってくれるプラズマジカに萌えた(笑)

結果発表直前になり、そんなことはどうでもいいと叫びながらダガーが登場、
そして両バンドが闇の世界に連れていかれた!? 
確かに結果はどっちでもいい、私の中では両方勝者といってもいいぐらいなのだが、
それはさておき次回以降いよいよクライマックスに突入かということで、より一層ワクワクしてきましたよ。




第2期でナンバーワンの神回。アニメのストーリーの面白さもさることながら、
ハードロック系のガールズバンドとの対バンで奏でられる音楽が素晴らしくて、
そしてこの音楽に多くのファンが、それも幅広い層、幅広い年代のファンがたくさん集まる、
こんな世界が現実ならば良かったのにと思わずにはいられなかった。
この先現実世界でブレイクする可能性を期待したいハードロック系女性Voバンドならば
BAND-MAIDを真っ先に挙げたいが(公式PV)、ボーカルはBUD VIRGIN LOGICとはタイプ的に違いますね。
女性V系バンドということならexist†traceもサウンド的には共通点があるが(公式PV)
こちらもボーカルが鋭くてカッコいいタイプだから曲の質感がまた違う。
ボーカルがキュートなハードロック・メタル系の女性Voバンドということで考えてみたら・・・
そうだ、最近知ったばかりのOctaviagraceがいた。これはBUD VIRGIN LOGICに近いと思う。

本当こういったバンドが数多くのロックフェスに出演できるぐらいに
幅広い層から人気が出るような世の中になって欲しい・・・なんならアニソンフェスでもいいですよ。
わりかしマジで、アニメタイアップの1つでもあれば人気が広がる可能性が高まるのではと思う。
BUD VIRGIN LOGICが好きな人にお勧めの女性ボーカルバンドという記事を
NAVERまとめに作りたいとすら思ってしまいましたよ。この記事がまさにそうですが・・・



2016年11月28日月曜日

「第5回アイドル楽曲大賞2016」に投票してきました

ピロスエさん主催の年末恒例の投票企画「第5回アイドル楽曲大賞2016」に参加してきました。
受付期間は12/3(土)23:59までということなので、興味がある方は参加をおすすめします!
ちなみに今年が初参加です。昨年までは投票候補が全5曲揃わなかったり、
投票しようと思ったら締め切られてたりなどでまだ一度も参加できてませんでしたが、
今年はサブコンをきっかけにこれまで以上にたくさんのアイドルの名曲に出会うことができたので
やっと参加するにふさわしいほどの投票候補が揃いました。
なお楽曲部門の投票については、各グループ1曲のみという自分ルールを設けました。
それではいってみましょう!




・メジャーアイドル楽曲部門

第5位 BiSH「本当本気」 [公式PV]

さすがロック系アイドルの代表格と呼びたくなるような名曲を届けてくれた。
「♪みんなが僕をバカにすんだ なめんなー!!」
この歌い出しの時点からして盛り上がりまくると同時に共感しまくりです。


第4位 風男塾「友達と呼べる君へ」 [公式PV]

友情を歌ったポップスは数あれど、彼らの歌からはなぜここまで説得力を感じられるのか。
もっと評価されて欲しいグループの1組。


第3位 アンドクレイジー「記憶の果て」 [公式PV]

約2年前のFREEDOM NAGOYAにてたまたまステージの前を通りかかった時に見て以来ハマった。
楽曲ライブパフォーマンス共にカッコいい。当ブログでは既に何度も書いているのですが、
作曲が元CHERRYBLOSSOMのメンバーという時点でそりゃ素晴らしいガールズロックを届けてくれるよなと。


第2位 PASSPO☆「バチェロレッテは終わらない」 [公式PV]

ガールズロックユニットらしい痛快な曲で、聴いていて最高に気持ちいい。
歌いっぷりの方も素晴らしい。その中でも森詩織さんの歌唱力の高さは近年のアイドルの中でもトップクラス。


第1位 がんばれ!Victory「青春!ヒーロー」 [公式PV]

最強の応援ソング。今年はこの曲にどれだけ励まされたか。
青春、ヒーロー、野球、ガールズバンド、そしてイントロや間奏部分の演奏の弾けっぷりと、
大好きになる要素が5つも揃っている奇跡の曲。
エントリーにがんビクがあったらそりゃ1位投票するよなぁ。


(次点)
仮面ライダーGIRLS「Girls be Ambitious」 [公式PV]
ベッド・イン「GOLDの快感」 [公式PV]
ももいろクローバーZ「ゴリラパンチ」
BABYMETAL「シンコベーション」
LADYBABY「アゲアゲマネー~おちんぎん大作戦~」 [公式PV]
チームしゃちほこ「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」 [公式PV]
Party Rockets GT「真夏のマジ☆ロケット」 [公式PV]
 
仮面ライダーGIRLSやベッド・インもエントリーされてるとは思わなかった。
確かにベッドインは地下セクシーアイドルと名乗ってるけど!それでも投票候補だった楽曲の方は
90年代のKIX・Sみたいで素晴らしかったんですよ(レビューはこちら・インディーズ/地方アイドル楽曲部門

第5位 ぜんぶ君のせいだ。「WORLD END CRISIS feat. ◎屋しだれ」 [公式PV]

なんてエモーショナルなんだ・・・ラウド系アイドルの中でも特段の迫力を感じた。
これから一気にハマりそうなグループの1組。


第4位 アンダービースティー「Black Jet」 [公式PV]

さすがヴィジュアル系ロックユニットと名乗るだけあって、
この曲も編曲のレベルが高い。デジロック系の楽曲も見事にモノにしている。
てか2015年の時点で「raven」を知ってたら楽曲大賞にも文句無しで1位投票してたのに。


第3位 渋谷P.R「悲観的狂詩曲」 [公式PV]

シリアスでカッコいいアニソン系のロックみたいな曲で最高。
インディーズを探せばまだまだこんな素晴らしい曲を歌うアイドルグループがいるのかと驚かされた。


第2位 まなみのりさ「νポラリスAb」 [公式PV]

♪まわるまわる~がたまらなくキャッチーで、ライブで一緒に踊りたくなる。
ギターサウンドも最高。カップリング曲の「逆襲のポラリス」もまた素晴らしかった。
ちなみにこの曲のリリース日は2015年12月22日なのですが、
2016年度のエントリーになるんですね。それならば投票するしかない。


第1位 A応P「乙女はこの夏パッションを知る」 [公式PV]

キュートな高速歌唱とテンポの速い曲展開に加えて、
間奏部分を中心に多種多彩な楽器の演奏が次々と飛び出す、
例えるならももクロ+でんぱ組のような曲。近年のアイドルの楽曲の面白さがここに詰まってる。
同じくA応Pの「アリノママMY WAY (New Take)」とどっちに1位投票するか迷ったが、
正真正銘2016年の曲であるこちらに投票することに。A応Pがちゃんとエントリーされていてホッとしましたよ。


(次点)
椎名ぴかりん「魔界心中」 [公式PV]
ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)「かちとばせ!栄光のレインボー」 [公式PV]
Fullfull☆Pocket「流星Flashback」 [公式PV]
KOTO「舞踏遊戯」 [公式PV]
宗教法人マラヤ「仏像殺人事件」 [公式PV]

ライブ部門があれば椎名ぴかりんに1位投票してたのに(歓喜のレポはこちら)
てか宗教法人マラヤ、エントリーされてないじゃないか!(笑) この曲はレジェンド級の迷曲もとい名曲だというのに・・・





・アルバム部門

第3位 BABYMETAL「METAL RESISTANCE」

レビューはこちら


第2位 A応P「A応P」

レビューはこちら


第1位 がんばれ!Victory「十代発表」

レビューはこちら





・推し箱部門
PASSPO☆

空と旅をテーマにしたガールズロックユニットというコンセプトからして面白い上に、
これほどまでにポップな曲もロックな曲も軒並み楽曲の質が高いグループは他にはいない。
それに加えて森詩織さんという、歌唱が抜群に上手いメンバーがいるのも大きな強み。
最近ではバンドの方も本格始動させたりと、まだまだ楽しみは尽きない。文句無しのNo.1推し箱。

ちなみに推し箱部門はメジャー楽曲部門とアルバム部門の2冠のがんばれ!Victoryに
なんで投票しないんだとツッコまれそうなところだが、
がんビクはガールズバンド>>>アイドルグループというイメージだから・・・
それに対してPASSPO☆はアイドルグループ>ガールズバンドというイメージなので、当然の結果ですよ。




以上見ての通り、パワーポップ・ロック・ラウド系アイドルばかり聴いていることが
一目瞭然の投票結果となりましたが、どうやらこれは昨年までのアイドル楽曲大賞の傾向とは
全くもって違うみたいで・・・おそらくここで挙げた曲が上位に来ることは無いんだろうなぁ。
メジャー楽曲部門の1位はサイ(以下省略)だろうなと予想。なので自分の投票候補からはあえて外しました。
それ以外の部門は何が1位になるのか想像がつかないが、
案の定音楽通好みな感じの作品になるのかなぁ・・・まぁどんな結果になったとしても、
これだけ大規模な投票企画に初参加できたことを嬉しく思います。管理人様には更新お疲れ様ですと声をかけたいですね。



2016年11月27日日曜日

[CDレビュー]  A応P「A応P」


A応P「 A応P」
(2016/8/13)

1. はなまるぴっぴはよいこだけ
2. 未来へつなげ
3. Never Say Never
4. Stay Gold
5. 青春セッションPARADISE
6. MISSION→
7. Happy Lucky Rainbow
8. COSMIC MAGIC STARS
9. 全力バタンキュー
10. Beyond The Games
11. 乙女はこの夏パッションを知る
12. アリノママMY WAY
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)




A応Pの1stアルバム。「アニメ"勝手に"応援プロジェクト」として結成された
6人組アイドルグループの作品。このグループの名を一躍世に知らしめることとなったのは
おそ松さん主題歌の「はなまるぴっぴはよいこだけ」と「全力バタンキュー」の2曲。
どちらもノスタルジックなメロディが印象的、昭和アイドル歌謡の進化形ともいえる名曲で、
昭和の作品の現代版であるアニメにも合ってるといえる。
これらのシングル曲も含めて、今作はライブで一層盛り上がりまくること間違いなしの
パワーポップ・ハードポップ系の曲が中心の名作アルバムとなりました。

正統派アイドルポップにのせて歌う、スポーティーな応援ソングの4曲目「Stay Gold」、
キュートな高速歌唱とテンポの速い曲展開に加えて、
間奏部分を中心に多種多彩な楽器の演奏なども次々と飛び出す、
例えるならももクロ+でんぱ組のような11曲目「乙女はこの夏パッションを知る」、
抜群の爽快感がひた走る、王道アニソン系ロックナンバーの12曲目
「アリノママMY WAY」といった曲は特に素晴らしかった。
5、6、11曲目のように、アニメ声を交えながら疾走感のある曲を元気いっぱいに歌うのは
このグループの最も得意とするところ。これらの曲はでんば組が好きならば確実にハマりそう。
だが個人的に今作はでんぱ組のアルバム以上にハマった。その理由はなぜなのか・・・
3、10曲目のようなデジロック系の名曲の存在か?それらが情熱的でいかにもアニソンっぽく感じられるからか?

今年のアニサマでライブステージを見たことがきっかけで(レポはこちら)
聴いてみたアルバムでしたが、まさかここまでハマるとは、
これほどまでに全体の質が高いとは予想してなかった。思わぬ掘り出し物。
自称アニソン勝手に応援プロジェクトの当ブログの主流といえるような曲も
ちゃんと入っていましたし、あらためて近年のアニソン&アイドルグループの作品は
華やかかつ多彩で素晴らしいと感じたアルバムでした。次はもっと間近でライブを見てみたい!









2016年11月25日金曜日

[CDレビュー]  BiSH「KiLLER BiSH」


BiSH「 KiLLER BiSH」
(2016/10/5)

1. DEADMAN
2. ファーストキッチンライフ
3. オーケストラ
4. Stairway to me
5. IDOL is SHiT
6. 本当本気
7. KNAVE
8. Am I FRENZY??
9. My distinction
10. summertime
11. Hey gate
12. Throw away
13. 生きててよかったというのなら
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




BiSHの通算3枚目(メジャー1st)となるオリジナルアルバム。
メジャー進出後は「楽器を持たないパンクバンド」というキャッチコピーで
活動実績を積んできただけあって、今作はこれまでのBiSHや、
はたまたBiSのアルバムと比べてもガールズパンク色の強いアルバムとなりました。

まず1、2曲目の「DEADMAN」「ファーストキッチンライフ」からテンション最高潮、
1~2分台であっという間に終わるのがもったいないぐらいの全力疾走っぷり。
いやむしろ1~2分台だからこそあそこまで飛ばせるのか?
アルバム後半では、全英語詞でアメリカンテイストを感じる「summertime」、
スカ要素の入った「Hey gate」などといった曲が
いかにも近年のパンク・メロコア系バンドが歌いそうな楽曲だと感じられる。
作詞はメンバーの皆さんがそれぞれ自作した楽曲が多く、
どの曲もアイドルが作ったとは思えないぐらいにロック系の歌詞としての質が高い。
その中でも最もハマったのは6曲目の「本当本気」。
「♪みんなが僕をバカにすんだ ナメんなーー!」という曲序盤からしてエモーショナルで最高、
自分のようなとことん非力で、(一部の)周りの人からナメられてきた者にとっては
共感せずにはいられない。感動すら覚えるほど。
なめられてたまるかみたいなこと歌うバンドって近年はあまりいないなと思ってただけに、
最近の某なめ猫バンドとかよりもよっぽど魂がこもってると感じましたよ!

その一方でこれまでの作品と比べるとアルバム後半は一本調子な印象もある。
何より前作でいう、アイリッシュパンクメタルナンバーの「OTNK」のような
あっと驚かされるほどに型破りな曲は今作には無かったかなぁ。
4曲目の「IDOL is SHiT」はナイトメアのRUKAさん作曲、エモ系サウンドに
英語に聴こえる日本語詞が組み合わさった、いわば型破りな曲だが
これと全く同系統の曲であるBiS「IDOL」を初めて聴いた時の衝撃と比べると・・
「IDOL」を知らずに聴いたなら十分衝撃的だったのだろうが。
むしろ3曲目の「オーケストラ」が今作の中では異色とも言える曲。
弦楽器をうまく取り入れた哀愁ミドルポップチューンにのせて
遠く離れてしまった大切な人のことを思う曲で、これが意外なほどに良かった。
こういう曲も歌えるという多彩さがあるのは魅力的なので今後もやって欲しい。

このグループにはかつてのBiS同様に、今までのアイドル系グループには無いような
面白い音楽をやってくれることを常に期待していたのだが、
今後はそれに関しては復活したBiSの方がやってくれるものとして、
BiSHの方はパンク路線を中心に突き進むというのも有りかなと。これからも期待したいです。







2016年11月23日水曜日

[アニメ感想]  SHOW BY ROCK!!# 第8話

第8話ではシンガンクリムゾンズとARCAREAFACTの対バンの再戦が実現。
前回の対バンはARCAREAFACTが裏で不正をしていたことが発覚したが、
裏とか以前に表で札束ばら巻いてただろとツッコみたくてたまらん(笑)
シンガンの新曲「Re:Climb」はピアノ・キーボードをうまくとり入れた哀愁アッパーチューンで
また新たな一面を見せてくれた。不正が無ければそりゃ勝つよな。

だがプラズマジカとBUD VIRGIN LOGICの対バンの展開に期待してた者としては
今回は拍子抜けだったかなぁ。シアンちゃん主役なのに出番少な過ぎだし、
もはやクリティクリスタのロージアちゃんが準主役と化してきてるなぁ。

なお放送終了後にはシンガンクリムゾンズの新曲のCMがオンエアされましたが
そこでV系ロックと紹介されてたのは、あぁやっぱりなと。
そうなればGRANRODEOもV系ということになりますね。こちらもバンドとの対バンは見てみたい。
アンティック-珈琲店-とセッションしてKISHOWさんが最後のガラスをぶち破るのとかぜひ聴いてみたいですね!







2016年11月22日火曜日

[CDレビュー]  fripSide「infinite synthesis 3」


fripSide「 infinite synthesis 3(初回限定盤CD+Blu-ray×2)」
(2016/10/5)

1. 2016 -Third cosmic velocity- (instrumental)
2. Luminize
3. 1983-schwarzesmarken- (IS3 version)
4. determination
5. magicaride -version2016-
6. Answer
7. Two souls -toward the truth-
8. white forces -IS3 edition-
9. crescendo -version2016-
10. Run into the light
11. Dry your tears
12. unlimited destiny
13. One and Only
14. Side by Side
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




fripSideのメジャー通算4枚目のオリジナルアルバム。
今作もまた、南條愛乃さんの甘くキュートなハイトーンボーカルとともに
疾走感のあるデジタルJ-POPサウンドを全編通して聴かせてくれている。
相変わらずブレない。他の曲と一味違う曲といえば
バンドサウンド色の強い5曲目「magicaride」ぐらいのもの。

この系統のアルバム作品は軒並みシングル曲>>アルバム曲になる傾向があるのだが、
今作では5、9曲目にインディーズ時代の名曲のリメイクバージョンも収録、
9曲目「crescendo」では歌メロ以上に間奏のキーボードの主旋律の方が
キャッチーでツボにハマったり、さらには10曲目「Run into the light」は
Ive Soundの高瀬一矢さんの影響を受けてるとしか思えないような
中低音がズシズシと響くトランスナンバーで、こちらも面白かったりと
シングル曲以外でも数多くのインパクトを残すことができたのはとても良かった。
8曲目「white forces」は間奏のコーラスがKOTOKO「→unfinished→」に似てる。
ちなみにこちらの曲もfripSideの八木沼さん作曲。同系統の曲を長く作り続けてると
似たようなメロディが出てくるのはやむを得ないところかなぁ・・・

アニソン系アーティストのアルバムとしてはある意味異色とも言えるほどに音楽の幅が狭い。
だがこのユニットに限っては、王道デジタルポップの灯を消さないんだという
真剣なこだわりが作品から伝わってくるので、それもまた良いと思えてくる。
当ブログでも毎回ブレずに同じことを言ってますが、夜の高速道路にてカーステレオで流したい作品です。
m.o.v.e亡き今となっては疾走デジタルサウンドのトップランナーですからね。







2016年11月21日月曜日

[ライブレポ]  黒崎真音「京都大学11月祭 Special Live」

11月20日(日曜日)京都大学にて行われた、黒崎真音の学園祭ライブに行ってきました。

最近はすっかりライブ疲れ(レポ疲れ)モードで、
この時期の恒例行事である学園祭の方にも、今年はもう行くことはないかなと思ってたが・・・
日曜の午後からの予定が空いたとなると、やっぱり行こうということで来てしまいました。

しかし京都大学の学園祭なのに、なぜ滋賀医科大学のテントがたくさんあるんだ? 
ステージから右の方を向けば見渡す限り滋賀じゃないか・・・

そして開演時間の17時になるも、機材トラブルのため開演が遅れるという発表が。
それから15分以上経ってもライブは始まらず、まさかこのまま中止になってしまうのではという
心配の声がお客さん達から聞こえてくるも、17時20分頃にようやくスタート。


[セットリスト]
・刹那の果実
・X-encounter
・VERMILLION
・DEAD OR LIE
・FRIDAY MIDNIGHT PARTY!! 
・楽園の翼
・メモリーズ・ラスト


まずはダンサー2人を引き連れての計3人でライブステージに登場。
1曲目「刹那の果実」で、こんなにも華麗かつダンサブルなステージを見せてくれるとは!
この時点で来て良かったと思えました。ライブ演出で名曲が新たに生まれ変わった。
あれだけ踊りながらもほとんど声がブレることなく歌える、真音ちゃんの歌唱力にもあらためて脱帽。
2曲目「X-encounter」と5曲目「FRIDAY MIDNIGHT PARTY!! 」も
ダンサー付きのステージ。お客さん達も一緒に恒例の振り付けなどをして盛り上がりました。

MCでは、待たせてしまってゴメンねという一言の後に、
出演直前になってヒールのかかとが折れるという、思わぬトラブルがあったことを告白。
スタッフさんに代わりの靴を買ってもらってくるのを待ってたのでライブ開始が遅れたとのこと。
機材トラブルではなく靴トラブルだったのか! 
なお学園祭に呼んでもらうのは2~3年ぶりだそう。今回久々に呼ばれたということで
嬉しそうにしてたのは印象的でした。2~3年も出てなかったとは意外だ。

そんな中でこの日一番良かったのは、11月23日にリリースされる新曲
「VERMILLION」をCD発売に先駆けてフルで、しかも生歌唱で聴けたことでした。
エモ過ぎて感動した。SUGIZOさんプロデュースの楽曲の良さもさることながら、
真音ちゃんの情熱的な歌いっぷりが、まさに歌姫降臨と呼ぶにふさわしい・・・
もはや真音ちゃんではなく、真音様と呼ばないといけないなと思ったほど。
全7曲、代表曲ばかりのセットリストで、初めて見た人にも十分に魅力が伝わったライブだったのではないかと思いました。




2016年11月19日土曜日

[私的名曲ランキング]  2016年10月度 マイベスト10

恒例企画、サブコンにより選ばれた月間私的名曲ベスト10を紹介いたします。
この月は男性ボーカルのバンドやユニットの曲に、骨のある曲が多くて素晴らしいと感じました。
一応歌姫系ブログの管理人の者であるにもかかわらず、全10曲中7曲が、
さらには1位~3位までは全て当ブログ初登場の男性ボーカルバンドが
マイベスト10を占めたというのは異例の事態では? ということで早速いってみましょう。





第10位 筋肉少女帯「人から箱男」 [公式PV]

カラオケDAMとのコラボシングル。日頃は声をあげることなんて滅多にできないが、
ここならば思いっきり大きな声が出せる、そして思いの丈を放つことができる。
だから歌うことって素晴らしいことだ。そんな気持ちでよくカラオケに行っていたあの頃を思い出す曲でした。





第9位 ROTTENGRAFFTY「So...Start」 [公式PV]

前メジャー復帰アルバムのリード曲にて起きた事件にはガッカリしたのでもう聴くことはないかもと思ってたが・・・
やっぱり良いですな!ミクスチャー系のバンドでここまで歌メロが良くて、
なおかつ歌詞や歌唱がストレートに響いてくるバンドは貴重な存在だ。





第8位 ACIDMAN「最後の星」 [公式PV]

生命力を感じさせるパワーバラード。
サビのメロディと歌唱が抜群に伸びやかな曲には一発で惹かれてしまう。





第7位 イヤホンズ「予め失われた僕らのバラッド」 [公式PV]

今年のアニサマで見た時から声優アイドルユニットとして注目していたが(レポはこちら)
ロックオペラと称した今作では、スケール感溢れるドラマチックな編曲に合わせたかのごとく
歌唱力も一気に上がり、アニソン系アーティストとして覚醒したと感じられた。





第6位 MOROHA「四文銭」 [公式PV]

前作の「上京タワー」には衝撃を受けたが、この曲もまた、
アコギ弾き語りラップユニットとして唯一無二の存在感を放つ曲だった。
6分地点以降の熱い語りには思わず感動。
先月に奈良ネバーランドで行われたガガガSPとの対バンは行きたかったんですけどね・・・
と思いきや来年1月には京都で竹原ピストルと対バンとは! 今度こそ行こうかな?





第5位 Octaviagrace「white graffiti」 [公式PV]

華麗かつメロディアス、こういう女性ボーカルバンドには一発で惹きつけられる。
キュートな美声も良い。案の定ハードロック系のシーンで活躍しているバンドだったようで。
他の曲を試聴してみたら案の定メタル色が強い曲もあるようで(参照)
なので今後どこかでライブを観る機会もありそうですね。楽しみにしたいです。





第4位 BiSH「オーケストラ」 [公式PV]

遠く離れてしまった大切な人への思いが伝わってくる曲で、これには聴いていて思わず目頭が熱くなるものがあった。
楽器を持たないパンクバンドが、ミドルチューンでもこれほどまでの名曲を届けてくれるとは予想してなかった。





第3位 ソンソン弁当箱「パッション」 [公式PV]

イントロを聴いた段階ではありがちなギターロックかと思いきや・・・
ボーカルにぶっ飛んだ迫力があるだけでこんなにも曲の印象は変わるものかと驚かされた。
思わぬ中毒性がある。調べてみたら仙台出身バンドでしたか、やっぱり東北のバンドは面白いバンドが多い。





第2位 カメレオン7「チャンス」 [公式PV]

この応援団チックな感じが大きくハマった。高校野球のブラバンでこの曲をやるチームが現れないだろうかと思えてくる。
ボーカルの豪快な歌いっぷり、ぶっとい声質は聴いていて最高に気持ちいいし、
太鼓の三三七拍子が入るところも盛り上がる。さらには間奏のベースも良い。
歌詞があともう一押し、何かキラリと光るフレーズがあれば1位だったですよ。





第1位 キャラメルパンチ「オトコメイション!!」 [公式PV]

真打ち登場、これぞ今月の男性ボーカル躍進を象徴する曲。PVの横断幕にある通り、
心技体を鍛え上げた武道家が歌っているかのような熱き魂のこもった歌謡ロック。
小手先の演奏技術や編曲どうこうよりも、内面から伝わってくるものが近年のそんじょそこらのバンドとは違う。
素晴らしい!!自分もランニングや筋トレなどで心技体を鍛えながらこの曲を聴きたい。
たとえ時代の流行に合ってなかったとしても、こういうバンドにはどうか躍進して欲しい!





(今月の次点)
・パンクロッカー労働組合「Make a song」 [公式PV]

今月はまだ他にも骨のあるバンドはいた。
とことん荒削りでも魂のこもった曲を歌ってこそロックバンドなんだ!PVもカッコ良すぎ。


・プルモライト「8回目のマニフェスト」 [公式PV]

かつてのFLiPを彷彿させるかのようなボーカルに、ダンサブルなリズムが加わったサウンドとの
組み合わせが面白い。また1組楽しみな女性ボーカルバンドが現れた。


・PiiiiiiiN「容赦なく逃げてった未来」 [公式PV]

前作「Shiny Days」は曲の方は良かったのにPVが・・と思ってたのはさておき
この曲もまたピアノを生かした哀愁ミドルチューンで味わい深い。
若干先ほど紹介したBiSH「オーケストラ」と印象がかぶるが・・それもそのはず、どちらも松隈ケンタさん作曲だから。


・ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)「かちとばせ!栄光のレインボー」 [公式PV]

チアガールが歌う曲みたいでハマった。高校野球のブラバンでこの曲をやるチームが現れないだろうかと思えてくる。
さっそく一発逆転ホームランを狙ってくるからな! 俺は明日も野球の試合だ!



(今月のもう一曲)
・Aldious「fragile」 [公式PV]

サブコンのエントリーリストには上がってない曲を1曲。
トリプルA面シングルの3曲目に収録されたバラード曲で、
おそらくこっちの方がエントリーされるだろうと勝手に予想していたのだが・・・
イントロのギターリフの時点から惹かれる。全編通して文句無しの美メロ。
今年に入ってサマソニにラウパにVJSにと大型フェス出演連発の快進撃を見せたのにはビックリ。
元々フェスに呼ばれまくって当然なほどの魅力を持ったバンドでしたからね。やっと時代が追いついた?