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2015年11月21日土曜日

[CDレビュー]  ROTTENGRAFFTY「Life Is Beautiful」


ROTTENGRAFFTY「 Life Is Beautiful (初回限定盤)」
(2015/10/7)

1. Life Is Beautiful
2. P.I.L
3. アンスキニー・バップ
4. かぞえ詩
5. Rainy
6. 一撃
お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10)





ROTTENGRAFFTYのメジャー復帰第1弾ミニアルバム。
近年ライブでの人気が高まっている5人組バンドで、
さらにCDセールスにおいても今作はオリコン初登場6位を記録するなど
結成16年目にして大躍進。その一番の理由はやはりメロディの良さでしょう。
今作でも、歌謡曲テイストを感じさせられるキャッチーな歌メロと多彩な編曲は健在。
表題曲「Life Is Beautiful」は、ラップや電子音などを曲中にうまく組み込み、
さらにボーカルにも一部エフェクトをかけるなど、ミクスチャー要素をふんだんに
盛り込んだハードロックナンバーで、これぞロットンらしさが大いに発揮された名曲。

アルバムの全体的な感想としては、前作までと比べるとラウド感がやや薄れ、
さらにボーカルが激しくシャウトする場面も減ったという印象。
熱いセリフを言い放つ場面が無かったのは惜しい。「マンダーラ」とか好きだったのになぁ。
近年はメジャーレーベルに行って音楽性がおとなしめになるバンドというのは
そんなに多くはいないイメージだったのだが・・・
その代わりといってはなんだが3曲目「アンスキニー・バップ」には驚かされた。
スーパースターをテーマにした楽曲で、これまで以上にポップな曲調もさることながら
後半の間奏部分に入る子供たちのセリフが何とも健気で、温かみを感じる。
これはこれで面白い曲。
お祭り感のあるイントロから和テイストのメロディが光る「かぞえ詩」、
コーラスや掛け声などにツインボーカルの迫力を感じられる明快疾走ロックナンバー
「Rainy」なども期待通りの名曲でした。
これまでの彼らの曲をあまり知らない人が聴けば今作でも十分ハードなのかなと。

彼らの真骨頂はライブにあると思ってるので、今度の全国ツアーも対バン相手次第では
行きたいところ。これからメジャーでどういう軌跡を歩むのか注目していきたいです。







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