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2015年6月26日金曜日

[CDレビュー]  angela「ONE WAY」


angela「 ONE WAY(初回限定盤)」
(2015/5/20)

1. イグジスト
2. Different colors
3. シドニア
4. Sail away   
5. キラキラ-go-round  
6. 春夏秋冬
7. This is LOVE
8. ANGEL
9. バイバイオーライ
10. その時、蒼穹へ
11. 二十四節気恋唄
12. 騎士行進曲 [angela × HEAVENS WiRE Remix] 
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




angelaの7thアルバム。アニソン系アーティストの魅力の全てが詰まった作品です。
シングル曲である1、2、8曲目を中心とした、ドラマチックな展開美を持った
ロック・ハードポップの数々はこれぞangela節であり、彼らの真骨頂。
その中でも8曲目「ANGEL」は、まるでジェットコースターのごとくスリリングかつ
抑揚に富んだメロディに、表情豊かなatsukoさんの歌唱、さらには間奏部分では
コーラスやファンファーレなどが入ったりと、細部まで作り込まれた編曲、
これらすべてが素晴らしい。今作の曲の中でも一番の傑作といえるでしょう。

さらには3曲目「シドニア」では打ち込み系サウンドをベースにしながらも
随所でシンフォニック要素が入る曲展開にスゴみを感じる。
4曲目「Sail away」はピアノバラードから一転して中盤以降デジタルサウンドで
突き進む曲で、こちらもまた曲展開の面白さを感じさせてくれます。

その一方で、しょこたんとのコラボ曲のセルフカバーである5曲目
「キラキラ-go-round」では華やかでハッピーなポップチューンを聴かせ、
7曲目「This is LOVE」、9曲目「バイバイオーライ」などでは王道バンドサウンド中心に
パーッと盛り上がる。ポップ感も十分に持ち合わせた作品になっているのはさすがです。

そして唯一のノンタイアップ曲である11曲目「二十四節気恋唄」はangela流演歌・歌謡曲。
「♪ソイヤー!」という祭囃子なども印象的な、美しき和風バラード曲で
このように、邦楽を現代のアレンジでより進化させた曲が聴けるのはアニソン系の大いなる魅力。
しかしバラード曲でいえば、2013年11月リリースの両A面シングル曲「遠くまで」は
今作にも収録して欲しかったところ。こちらのシングルレビューで書いた通りの名曲なだけに。

何でも歌えてなおかつ独自の個性を発揮しているという、総合力においては
angelaと水樹奈々の2組がトップクラスではなかろうか。この2組こそが、
私がアニソン系アーティストにハマったきっかけとなった歌手でした。
その一方で歌詞に関しては、これまで以上にアニメ色が強くなった印象も感じました。
収録曲12曲中11曲がタイアップ曲というのはこれまでのアルバムの中でも最も多い比率である上に
12曲目「騎士行進曲」に至ってはサビで「シドニアの騎士」とアニメタイトルを
丸ごと歌ってしまうという、その辺りは昭和の頃のアニソンに回帰しているともいえる。
これは一般リスナーをふるいにかけるかのような歌詞にも感じてしまうのですが、
しかし2000年代と比べると音楽シーンの中でアニソン系の地位が向上したのもまた確か。
楽曲の質の高さは今作も保証済みなので、近年のアニソン系アーティストの代表的存在として
少しでも多くの人に聴かれて欲しいところですが・・・







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