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2015年1月30日金曜日

[CDレビュー]  飛蘭「-Zero Hearts-」


飛蘭「 -Zero Hearts-(初回限定盤)(Blu-ray Disc付)」
(2015/1/7)

1. 東京ゼロハーツ
2. Blue sanction
3. 時空のパルス
4. 魂のreload
5. God FATE
6. synonym
7. 悲烈バイオレンス
8. keep the faith
9. CHOOSE THE WORLD
10. 愛ト激情
11. 優しさの蕾
12. 薔薇色事変
13. BLUE BLAZE
14. wonder fang
15. Best Fighter
16. BELIEVE
17. Never Slash!!
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)





飛蘭の4thオリジナルアルバム。今作は収録曲の全曲にタイアップが付き、
さらにはアニソンよりもゲーソンの方が多くなったこともあってか、
前オリジナルアルバム「PRISM」までにあった洋楽ポップス風の曲は今作では無くなり、
ロック~ハードポップ系の曲中心にビシっと統一されたアルバムとなりました。

その力強くも哀愁を帯びた歌声は、アニソン界で輝く孤高の戦士とでも言うべきか。
勇猛果敢なフレーズが並ぶ曲の数々を、見事にカッコ良く歌い上げている。
シングル曲では5曲目「God FATE」や14曲目「wonder fang」などが
これまで以上にギターを全面に押し出したロック系の曲でガツンと胸に響く。
さらにアルバムオリジナル曲では、
和テイスト漂うシンセアレンジが光るデジロック「時空のパルス」、
東洋的スケール感を感じるデジタル歌謡曲ナンバー「愛ト激情」、
Bメロ~サビの詰め込み感に勢いを感じるロックチューン「Best Fighter」
といった曲が特に素晴らしいと感じました。
今作も編曲の方は、Elements Gardenの曲もそれ以外の作家の曲も
どれを取っても細部まで凝りに凝っており、聴けば聴くほどに、
ゲームソングが音楽的に評価されることがなかなか無い現状を惜しく感じます。
何らかの賞にこういったゲーソンをエントリーさせてあげられないのだろうかと・・・

昨年はアコースティックカバーアルバムをリリースしたりと
これまでにない活動も見せたものの、個人的にはこれだという曲が無かった1年でしたが、
しかし今作をもって完全復活したといっていいでしょう!
やっぱり飛蘭さんにはアコースティックサウンドの曲よりも、
デジロックを中心としたアッパーチューンを勇壮に歌い上げる方が似合ってると思います。







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