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2014年12月16日火曜日

[CDレビュー]  DAZZLE VISION「FINAL ATTACK」


DAZZLE VISION「 FINAL ATTACK」
(2014/3/7)

1. FINAL ATTACK
2. エボリューション
3. CIRCLE
4. ALL OUT
5. TO THE END
6. A BRAND NEW WORLD
7. セカンド
8. HEARTLESS
9. BE FREE
10. スフィア
11. BLACK STAR
12. OPEN THE GATE
お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10)




DAZZLE VISIONの5thアルバム。
2004年結成の3人組中堅スクリーモバンドの作品ながら、
女性ボーカルのスクリーモというのはそれだけで希少な存在といえるでしょう。
シャウトとクリーンボーカルを曲中で巧みに使い分ける、紅一点ボーカルのMaikoさんの歌唱が
ヘヴィロックにシンセが組み合わさったサウンドの中で光っている。
リードトラックの「FINAL ATTACK」や、シングル曲の「エボリューション」
に代表されるように、キャッチーなサビメロを持った曲が多いというのも良いです。

アルバム全体では似た系統の楽曲が多いと感じたものの、
それでも10曲目の「スフィア」ではデジタル色を強めたロックナンバーが聴けたり、
さらに11曲目「BLACK STAR」に至っては完全に電子音メインのディスコナンバーに
挑戦してみたりと、聴き手を最後まで飽きさせない工夫は見せている。
そしてラストナンバーの「OPEN THE GATE」は文句無しの私的ベストトラック。
サビは抜群に伸びやかでキャッチー、さらに間奏のシンセの旋律の良さも相まって
この曲は今作の中でも一際キラキラと輝きを放っているかのよう。疾走感と解放感に満ちた名曲です。

ガールズロック好きでなおかつデス声もいけるという人にはオススメなバンドですが
しかし今作のリリース後はバンド活動が停滞、さらには公式ホームページもつながらなくなり、
ネットの関連検索ワードには「DAZZLE VISION 解散」という文字が・・・
アルバムタイトル通り、今作でファイナルとなってしまうのか・・?







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