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2014年12月31日水曜日

[日記]  12月31日(大晦日)

今年最後の日記をもちまして、年間200回更新を達成いたしました。

2014年は、昨年に続いてブログをたくさん更新しまくった年でしたね。
CDアルバムレビューは2014年リリースの作品が計61枚。
旧作アルバムやシングルを含めると、計100枚ぐらいレビューしたのでは・・・
さらにライブには、インストアライブ含めて年間23本行きましたし、
旅日記は北海道、東北、九州と書くことができました。
以上のことからも、趣味の方は非常に充実した年でございました。

これだけたくさん更新しながらも、更新回数とブログの来訪者数が
ここまで比例しないブログは他に無いのじゃないかとも思ったり・・(汗)
やはり自分の好きなものは多くの人には共感してもらいにくいものなのかなとも思いますが、
しかしそれでもこんなブログを見て頂いた皆さんには、本当に感謝したいです!


今年1年ありがとうございました。では来年もよいお年を!



[旅日記]  北海道・炭鉱跡の風景と露天風呂

北海道の空知地方には、かつて炭鉱で栄えた街がたくさんありましたが、
炭鉱の閉山と共に、次々と街から人の姿が消えていってしまいました。


美唄炭鉱跡 
現在は公園となっていますが、ほとんど整備はされていないように見えます。
訪れる人はどれぐらいいるのか・・・



廃墟がそのままに





国道12号線
美唄市~滝川市の29.2kmは、日本一長い直線道路として有名ですね。




旧上砂川駅
かつて悲別駅という名前でドラマの舞台となったこともあるそうです





日本一人口の少ない市、歌志内市
炭鉱全盛期には46000人いた人口が、現在は約3800人。
市の中心部の風景が、中心部とは思えない。





赤平市に入ると再び炭鉱の施設の跡地が





富良野はラベンダーが咲いている頃に行きたかったですが、残念ながら季節外れでした。
北の国から広場は行ってきましたが、ドラマはほとんど見たことが無かったんですよね。




上富良野町にある吹上温泉へ。
山奥の秘湯です。入浴料は無料の露天風呂。

残念ながらこの先は撮影禁止の看板が立てられていました。
夕方に行ったのですが、既に地元のおじさんや本州からの旅人と思われる若い人などが来ていました。
露天風呂から眺める風景は良かったです。しかし温泉はかなり熱かったですね・・・ 
北日本は総じてお湯が熱いという印象があるのは私だけでしょうか?



[CDレビュー]  ガガガSP「ガガガを聴いたらサヨウナラ」


ガガガSP「 ガガガを聴いたらサヨウナラ」
(2014/12/10)

1. ガガガを聴いたらサヨウナラ
2. 君がみた
3. くそくらえ節
4. 何言っとんのかわかりまへんわ
5. 戻らない夏
6. 誰もが
7. 晩年の青春
8. こんちきしょうめ
9. 輝く日々
10. 高架線
11. サバラ 
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




ガガガSPの通算10枚目のオリジナルアルバム。
フォーク調のメロディでパンクを歌うという点においては
これまでの作品と何も変わっていないですが、
同時に変わらない良さがあるなということを今作も実感できる作品でした。

1曲目「ガガガを聴いたらサヨウナラ」は彼らの自己紹介的な曲。
挑発的な歌詞にインパクトを感じる。他の音楽とはサヨウナラとまで言ってしまうとは!
だがそれだけ俺達の音楽を聴いて欲しいんだという必死な気持ちは伝わってくる。そこに心を打たれます。
「♪男が男であるための音楽が減ってきているんだ」これは全く持って同感。

2曲目「君がみた」はこれまた彼らの王道といえる失恋ソング。
どこか懐かしい気持ちにさせてくれる曲です。

3曲目「くそくらえ節」は1曲目以上に攻撃的な曲に感じました。
確かに私も明るいだけの歌や芸術かぶれの歌よりはガガガSPの方が好きなのですが、
さすがにサビの歌詞は下品さが目立ってしまったかな・・・

4曲目「何言っとんのかわかりまへんわ」は昭和歌謡テイストの漂うサウンドと
社会風刺が満載な歌詞が良い。ノリの良さが抜群な歌謡ロック。
そして歌詞に関してはここまでずっと挑発的な内容が目立っていましたが、
こと近年のキナ臭い世界情勢に関しては、争いごとはやめよう、
話し合いでの解決をと歌うのが何とも印象的でした。
パンクロックは反権力、反戦平和を歌うのが伝統なんだなとあらためて実感しました。

5曲目「戻らない夏」では曲調がこれまでとは変わりミドルテンポ曲に。
15年前にもらった言葉を思い出すという歌詞が良い。哀愁漂う曲です。

6曲目「誰もが」は切ない気持ちや痛みを吐き出しながら疾走する曲。
「♪先の見えない俺たちの旅は 背負うものばかり増えていってしまって
頼れるものは減っていくばかりさ」という歌詞は思わず自分に当てはめてしまう・・・
これもまた、人生という名の旅のワンシーンを描いた名曲です。
ギターの山本聡さんはあらためて良い歌詞を作るようになったなと思いますね。

7曲目「晩年の青春」はいくつになっても若さを忘れずに元気なお年寄りの姿を歌った曲。
ボーカルのコザック前田さんはライブのMCで「30代になってからが本当の青春だ!」
と言っていましたが、もし70歳になったならば間違いなく「70代になってからが本当の青春だ!」と言うでしょうね。
さすが90歳までバンドをやると公言しているだけある曲です。

8曲目「こんちきしょうめ」は唯一の先行シングル曲。
こちらの記事の第1位の欄で書いた通りの、傑作歌謡ロックです。


9曲目「輝く日々」はバラード曲。カッコ悪くても情けなくても生きてやるんだと歌う姿が、
私のようなカッコ悪い人生を送ってきた者にとっては心に響くんですよ・・・
「♪100回転んだら101回起きてやろうじゃないか」などという歌詞に元気をもらえる。
1回分計算が合わないがそんなことはもはやどうでもいい!

10曲目「高架線」は王道パンクナンバー。
彼らの地元である神戸の、JRの高架線の風景が目に浮かぶかのような曲です。
実際にそこへ行ったことがある人にとっては尚更印象深い曲でしょう。
ご当地ソングとしても名曲だと思います。アウトロのハーモニカも味がある。


11曲目「サバラ」は約1分半の短い曲。
歌詞カードに詞が掲載されていないだけに何を歌っているのか気になります。
ライブ感をそのままにしてCDへと収録したところもこれまた良いです。


これからもずっと、不変の名曲を作り続けて欲しいと思える作品でした。
なぜここまでストレートな歌詞が心に響くんだろうか。それはやはり、
自分の弱い一面だって歌いつつも、それでも熱く生きる姿に思わず共感してしまうからでしょうね。
10曲目「高架線」以外は全て収録時間1~3分台の短い曲ということもあってか、
一見重そうにみえて意外と聴きやすいアルバムでもあると思うので、
ボーカルの声質がいけるというならばぜひオススメしたい作品です。



2014年12月30日火曜日

2014年 私的名盤アルバムランキング(後編)


(前編はこちら)



以上、20位~11位でございました。
それではいよいよ、10位から1位の発表・・・の前に、
番外編にいってみたいと思います。
こちらの作品は惜しくもランクインはなりませんでしたが非常に印象深かったため、
特別に取り上げることにいたしました。紹介するのはこの2作品です。







番外編その1 RONDONRATS。「eat sorrow and happiness」 

全曲レビューはこちら。広島出身紅一点ボーカル擁する5人組バンドの作品ですが
なぜメジャーデビューとならないのかが不思議なぐらい良い曲ばかりです。
ちなみに今作のレビュー記事については、メンバー5人全員からツイッターにて
リツイートという形で宣伝してもらったこともあり、わずか1日足らずで記事のPV数が
100を超えました。当ブログのような弱小ブログとしては異例の伸び。これには感謝です!
さぁあなたもこの作品を聴いて、RONDONRATS良いですねとツイッターでつぶやけば一斉に拡散されまくりますよ!
お気に入り曲:「トロイメライ」「GAME」「ハジマリのウタ」





番外編その2 misono「家-ウチ-※アルバムが1万枚売れなかったら misonoはもうCDを発売することができません。」

全曲レビューはこちら。2014年にして史上最大クラスの怪作がここに降臨!
今作のレビュー記事はブログ史上最も長い文章になりました。
曲数が多いのと曲名が長すぎるのとツッコミどころが色々と多過ぎるのが原因だ。
しかし文章を書く苦労の甲斐あってか、おかげさまでレビュー記事のPV数の方は
当ブログのような弱小ブログとしてはこれまた多い数字になったことが嬉しいです。
ぶっちゃけ最初はネタ要員のつもりで聴きましたが、いざ聴いてみると歌詞以外は結構好きだったりするんですよね。
お気に入り曲:「ホ・ン・ト・ウ・ソ」「Junction Punctuation Mark」「NO you!NO life!NO...××?」





以上、番外編でございました。 それではいよいよ、10位から1位の発表です! 第10位 Gacharic Spin「WINNER」  全曲レビューはこちら。今作も演奏力の高さと編曲の凄さ、ド派手さが光っている。 前作「Delicious」が年間1位をとるぐらいに最高な作品だっただけにそれと比べると・・・とも思ってしまうがそれでも名作であることには変わりないです。 お気に入り曲:「WINNER」「ダンガンビート」「MorePower -2014-」 第9位 FROZEN CAKE BAR「operation」 レビューはこちら。彼らには今年出会ってから一気に東北のインディーズライブまで行ってしまいました。 2014年の私的MVPです。来年こそはメジャーデビューを! お気に入り曲:「Blaze」「SIGHT」「夏ときどき悪魔」 第8位 竹原ピストル「BEST BOUT」 全曲レビューはこちら。歌詞と歌声が同時にここまで心に響くアーティストに出会ったのは久しぶり。 来年はライブにも行きます。既にチケットはとりましたので。 お気に入り曲:「RAIN」「俺のアディダス~人としての志~」「カモメ」 第7位 鈴木このみ「17」 レビューはこちら。1stとは思えないほどに歌唱の良さが光っている。 さすがアニソングランプリ優勝者なだけある。楽曲もロック系の曲中心に良い曲ばかりです。 お気に入り曲:「CHOIR JAIL」「AVENGE WORLD」「世界は疵を抱きしめる」 第6位 BABYMETAL「BABYMETAL」 全曲レビューはこちら。楽曲は素晴らしいのですが、個人的な熱は去年がピークでした。 今や手が届かない存在になってしまったというか・・・そう思ってしまう最大の原因は、関西で単独ライブをやってくれないからだ。 お気に入り曲:「メギツネ」「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」「ヘドバンギャー!!」 第5位 彩音「Luminous Flux」 レビューはこちら。何気にヘビーローテーション度なら1位の作品と肩を並べるほどだったかも。 「Red Rose Evangel」のような派手でドラマチックなアニソン系ポップスを上位に入れる人はなぜ少ないんですかね・・・? お気に入り曲:「覚醒-Fractional Vision-」「幻術のクロスロード」「Red Rose Evangel」 第4位 喜多村英梨「証×明 -SHOMEI-」  全曲レビューはこちら。今年リリースした楽曲はどれも素晴らしかったです。 アニソン系歌手が歌うハードロックのレベルの高さを実感させられる。メロディアスなのが良い。 「証×炎 -SHOEN-」は2014年最もiTunes&車のカーステレオで聴きまくった曲です。 お気に入り曲:「証×炎 -SHOEN-」「Birth」「Sha-le-la」 第3位 FLOW「26 a Go Go!!!」 全曲レビューはこちら。彼らの最高傑作でしょう。今年聴いた男性ボーカルのバンドの全作品の中でも最高傑作です。 お気に入り曲:「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」「閃光の唄」「PRIDE」 第2位 Cyntia「Limit Break」 全曲レビューはこちら。前人未到の3年連続ベスト10入り。 大衆性を兼ね備えたガールズロック&メタルバンドなだけあってぜひブレイクして欲しいですが、 今のバンドシーンを見ると、例えどんなに良い曲を作ってもブレイクするイメージが湧かないのが残念なところだ・・・ お気に入り曲:「閃光ストリングス」「GeAr.」「Limit Break」 第1位 KAMEN RIDER GIRLS「exploded」 全曲レビューはこちら。この作品を聴き終わった瞬間から今までずっと、不動の年間1位でした。 もはや仮面ライダーの枠は飛び越えている。父親がきっかけでロックの素晴らしさを知ったという内容の歌などもあったりしますからね。 歴史的傑作です。この作品を日本のガールズロック史に残したい。 お気に入り曲:全部 以上でございます。次点は風男塾、ベイビーレイズ、CASCADE、KNOCK OUT MONKEY、 日笠陽子などです。今年は1月~4月にかけて、特にアニソン系アーティストの作品が 名盤続出だったことが印象深かったです。 そんなこともあってベスト10は10枚中8枚が上半期リリースの作品になってしまいました。 個人的な振り返りをしますと、私は音楽大好きですが音楽通ではないなと感じた1年でした。 この1年でいろんな音楽ブログを見たり、投票企画に参加した上で感じたのは、 あらためて私は音楽知識も文章力も無いなということと、さらに今の音楽好きと言われる人が こんなにも特定の音楽雑誌に影響を受けた人が多いのに驚いたということです。 現在ブログの相互リンクさせて頂いている人の中には、女性ソロ歌手、ヴィジュアル系、 ボカロ、ニコ動の歌い手作品などを1つのブログにレビューしていた人などもいましたし、 音楽好きならばこのように幅広いジャンルの曲を聴いてる人が多いものだろうと、以前までは思ってました。 なので初めて当ブログを見た人の中には、このアルバムランキングは異端にも程があると思った人もいるのではないでしょうか・・・ しかしそれでもこんなブログを見てくれている人や、ツイッターのアカウントをフォローしてくれている人がいるというのは非常に嬉しいことです。 そんな皆さんには心から感謝したいです。では2015年も良い出会いがありますように・・・

2014年 私的名盤アルバムランキング(前編)

年末恒例となりました、2014年版・私的名盤アルバムランキングを発表したいと思います。
今回ノミネートされた作品は、こちらのCDアルバム視聴リストにまとめてみました。
このオリジナルアルバム合計作品の中から(ベストアルバム、カバーアルバムなどは対象外)
私的名盤アルバムのベスト20を発表させていただきたいと思います。
2013年の計70作品からさらに増えて計85作品がノミネートとなったこともあり、
史上最もハイレベルなランキングとなりました。
それでは、いってみましょう!まずは20位から11位の発表です。





第20位 Aldious「Dazed and Delight」   全曲レビューはこちら。激しくも美しいガールズバンドの代表格。今年はライブの素晴らしさにも感激させられましたお気に入り曲:「Butterfly Effect」「Dominator」「Other World」 第19位 fripSide「infinite synthesis 2」   レビューはこちら。これからも疾走デジタルサウンドの王道を突っ走って欲しいです。 お気に入り曲:「sister’s noise」「black bullet」「scorching heart」 第18位 ガガガSP「ガガガを聴いたらサヨウナラ」 全曲レビューはこちら。毎回そうだがなぜここまで歌詞がストレートに心に響くんだろう。 お気に入り曲:「何言っとるのか分かりませんわ」「こんちきしょうめ」「高架線」 第17位 水樹奈々「SUPERNAL LIBERTY」 全曲レビューはこちら。 個人的には1~3曲目ばかり聴いてました。後半にも必殺級の曲があれば・・・ お気に入り曲:「VIRGIN CODE」「アパッショナート」「Vitalization」 第16位 筋肉少女帯「THE SHOW MUST GO ON」  全曲レビューはこちら。相変わらず天才的です。特に作詞は未だに才能が枯れることが無いというのがスゴい。 お気に入り曲:「ゾロ目」「恋の蜜蜂飛行」「ニルヴァナ」 第15位 ALTIMA「TRYANGLE」 レビューはこちら。かつて大好きだったm.o.v.eの再来。それだけで嬉しいです。 お気に入り曲:「Fight 4 Real」「CYBER CYBER」「ONE」 第14位 milktub「春夏冬ROCK’N’ROLL」  全曲レビューはこちら。楽曲とジャケット写真は良いんですよ。だがオタク男性しか見てないような売り方がねぇ・・・ お気に入り曲:「春夏冬ROCK’N’ROLL」「NO,THANK YOU!!!」「有頂天人生」 第13位 LACCO TOWER「狂想演奏家」 全曲レビューはこちら。何気にPV数が多いです(当ブログ比)。哀愁歌謡ロックバンドとして注目度が上がっている証拠か? お気に入り曲:「蕾」「杏子」「青年」 第12位 Mary’s Blood「Countdown to Evolution」   全曲レビューはこちら。お世辞にも知名度が高いとはいえないガールズHR/HMバンドが メジャーデビューできたこと自体に驚いたが、アルバム作品が1stとは思えないほど完成度が高かったことにまた驚きました。 お気に入り曲:「Marionette」「Wings」「Coronation Day」 第11位 藍井エイル「AUBE」 レビューはこちら。ガールズロックの王道を行くアニソン系アーティスト。 来年こそライブに行きたい。これが枠の関係で10位以内に入れられなかったことは残念ですよ。 お気に入り曲:「近未来交響曲」「アストラル」「シリウス」後編へ続く