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2014年10月8日水曜日

[ライブレポ]  WOMEN’S POWER Vol.57~大阪編~ その2(HERe:NE、DESTROSE、雛-hina-)


・HERe:NE

魔法の国(仙台)からやってきた3人組V系ガールズバンド。
彼女たちのライブを見るのはこれで3ヶ月連続3回目です。
ボーカルの和鬼子オカンは前回見た時に引き続いて今回も、エプロン姿にサザエさんみたい髪型で登場。
なお、ドラムの所にはカボチャというよりパンダの化け物みたいなかぶりものが
ドンと置かれてました。今回はサポートメンバーである事務所の社長さんは
来られなかったようで、ドラムは録音という形になりましたが、
しかしそんなことは気にならないほどの貫禄のステージを見せてくれました。
MCではオカン自ら「写真撮影どんどんしてちょうだい。ツイッターや掲示板に上げてちょうだい」
と宣言。さすが気前が良いですね!
そして写真を撮るお客さんに向けてポーズを決める場面も。「いいわ~芸能人になった気分」

さらにお客さんに向けてしゃもじを次々と投げ入れ、そのしゃもじを使い次曲の振り付け講座が行われました。
そして曲が始まると、オカン自ら巨大しゃもじを抱えながら熱唱。
サビではお客さんも一緒に、しゃもじをグルグルと回して盛り上がりました。
曲終了後にはベースの桜紅さんが、汗ばんだオカンの顔をタオルで拭きながら
「肉汁が・・・」と一言。これには笑ってしまいました。
するとオカンは「まゆ毛が!」
よく見るとまゆ毛がなくなってるじゃないか!今まではペンで書いていたんですか!?

ライブのMC内で行ったアンケートによると、大多数の人がHERe:NEを初めて見るという、
このアウェー状態の中で、これだけ会場を盛り上げたのはさすがの一言。
楽曲・ライブパフォーマンスともに素晴らしいからこそでしょう!




・DESTROSE

5人組ガールズHR/HMバンド。昨年にもライブを見たことがありましたが(レポはこちら)
新ボーカルの里彩さんが加わってからは初めて見ることとなりました。
この日は9月にリリースされたミニアルバムから、立て続けに計4曲を披露。
里彩さんはこれまで歌手経験が無かったとは思えないほどの、素晴らしい歌唱を聴かせてくれました。
声質は前ボーカルのmarinaさんの図太い歌声に比べると、ほのかに清涼感も感じられる。
MCではまず「DEATH ヤ NOTE」という名の黒いノートが取り出されました。
これには一体何が書かれてるのかと思いきや、次のライブなどの告知でした(笑)
さらにドラムのHarunaさんは寿脱退ということで、ファンに向けての挨拶が行われました。
Aldiousに続いてDESTROSEもドラム脱退ですか・・・
ライブステージで元気な姿を見られなくなるのは残念ですが、どうか幸せになって欲しいです。
ラスト曲は「破壊の薔薇」。今回披露された曲の中では唯一の前ボーカル時代の曲でしたが、
新ボーカルの里彩さんがこれを完璧に歌いこなしてました。
ハイトーンもロングトーンも見事。本当にバンドで歌うのが初めてなんですか!?
楽器隊の髪を振り乱しながらの演奏も迫力満点でした。
これほどまでの実力の持ち主であるガールズバンドが、未だに無名のインディーズバンドのままなのは惜しく感じる。
こちらの記事にも書かれているように、彼女たちのようなバンドが旋風を巻き起こす日が来てほしいですよ・・・




・雛-hina-

大阪発4人組和風ロックガールズバンド。
ふとしたきっかけでYoutubeで楽曲を試聴した段階から、これは素晴らしいと思い、
一気にライブまで足を運ぶこととなりました。その期待通りのステージをみせてくれました。
楽曲も衣装も華やかで、なおかつ演奏に迫力がある。ボーカルの弥生さんの歌唱も良いです。
声質的には水樹奈々さんにも似てると思ったのは私だけでしょうか?
MCではドラムの飛鳥さんが本日のライブをもって脱退するということで、ファンに向けての挨拶が行われました。
いくらなんでもドラム脱退多過ぎだろ・・・G∀LMETも未だにドラムが決まらないらしいですし。
さらに、今回のライブにあたって雛-hina-のHPからチケットの予約をした人には
直筆サイン入り特典CDのプレゼントがあったそうですが、
そのサインについて、1つだけ違うものがあるという発表が。
「持ってる人いたら手を上げて」 これに1人のお客さんが名乗りを上げました。
そしてお客さんがCDを掲げ、そこに書かれていた文字は・・・ 「hima」 ヒマか! 

ラスト曲の「戦剣の乱舞」の盛り上がりはスゴかったです。
こんなにヘドバンするバンドとは思わなかった。最高でした。
1stアルバムのリリースが待ち遠しいですが、ドラム脱退で活動が停滞しないか心配。
これから順調にいけば陰陽座や和楽器バンドに続く存在になれる可能性もあるだけに、
何とか頑張って欲しいところです。



最後にこのライブイベントならではの特別企画として、出演バンド全員によるセッションが行われました。
ギターは猫まっしぐら。の夢兎さん、HERe:NEの煉さん、FullMooNのえれんさんによる3人。
ベースは雛-hina-の柚さん、ドラムはDESTROSEのHarunaさん、
キーボードはHoney Trapのsayaさん、ボーカルは出演バンドの6人全員が歌うことに。
残りのメンバーは手にマラカスやタンバリンなどを持って登場。
そして歌われた曲は、GO!GO!7188の「ジェットにんぢん」。これは意外な選曲でしたね!
ボーカルはAメロ部分でパート分けがされてました。しかしHERe:NEのオカンは目立ち過ぎだ。
明らかに1人だけ異彩を放っていましたし、もはや反則だろ!(笑)


素晴らしいライブステージでした。出演バンドの計6組全部好きになりました。
ポップスからメタルまで、各バンドごとに多彩な魅力があって良かったです。
しかし、この「WOMEN’S POWER」は1991年スタートという歴史があるにもかかわらず、
公式サイトで過去の出演者たちの名前を見てみると、
この中で世間的にブレイクしたといえるバンドがほどんどいないのは残念。
「20th Anniversary」に出演したBABYMETALが今のところ一番の出世頭で、
それに続くのがAldiousか・・と思ったらBe-Bがいた。私が子供の頃は好きでした!
どうか彼女たちが奏でるガールズロックに、世間の音楽好きの関心が少しでも向いて欲しいです。



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