ブログトップ

唄と旅がメインの日記ブログ。音楽は歌姫系・アニソン・アイドルからロック・メタルまで幅広く取り上げてます。
相互リンク及びブログ固定客大募集中。リクエストも基本的に大歓迎。たくさん更新してますのでよろしくお願いします。
コメ欄の匿名コメントは内容によっては削除する場合があることをご了承下さい。

2013年9月29日日曜日

[CDレビュー]  ファンタズム(FES cv.榊原ゆい)「Revival Prophecy」


ファンタズム(FES cv.榊原ゆい)「 ~ PHANTASM ~ Revival Prophecy【通常盤】」
(2011/12/21)

1. 刻司ル十二ノ盟約
2. 空と地上のクレアシオン  
3. プレギエーレの月夜に  
4. マスカレード ~ノア第三章列王新世紀編より~ 
5. イノセンス ~殺戮の創世記詩編 最終章より~ 
6. 祈りのヴィオレット 
7. EUPHORIA ~償いのレクイエム~
8. 麗しきセデュース 
9. 深淵のルミエラ  
10. 翡翠のカヴィリエーレ  
11. 罪過に契約の血を ~アルバムLimitedバージョン~
12. Prophecy ~Gate of Steiner~ (インスト)
13. 運命のファルファッラ  
お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10)




2011年にリリースされた、ファンタズムの2ndアルバム。
「CHAOS;HEAD」や「STEINS;GATE」などのゲーム・アニメのテーマ曲を歌うために
結成された、声優の榊原ゆいさんがボーカルを務める架空のバンドの作品です。

なぜこんなにも美しいんだ。
今作の感想を一言で表すならば、これに尽きる。
ゴシックメタルやシンフォニックロックの要素が存分に入った、
哀愁漂うバンドサウンドの数々は、まさに美メロの嵐。
歌詞についてはアニメ・ゲームが元ネタの作品が多いながらも、
このサウンドにのせて、曲名通りの神秘的で感傷的なフレーズの数々を
歌われてしまったら、もはやそれには聖なる輝きを感じてしまう。
さらには大地や地平線といったフレーズも多く出てくる。壮大でドラマチックさに
満ち溢れていて、これぞ「神曲」と呼ぶにふさわしい曲ばかりだといえるでしょう。

1曲目「刻司ル十二ノ盟約」や6曲目「祈りのヴィオレット」などといった
叙情的なミドルテンポ曲は特に素晴らしい。
バンドサウンドの中にあるピアノの旋律も、たまらなく美しく感じる。
2曲目「空と地上のクレアシオン」は今作の中でも最もメタル色の強い曲で、
攻めの姿勢が伝わってくる曲ながらも、それでいて耽美性は抜群。
「杭を打て 杭を打て」というフレーズが印象的な11曲目「罪過に契約の血を」、
アルバムラストを飾る「運命のファルファッラ」などといったバラード曲もエモーショナル。
全体的にスローテンポな曲が多い中で、8曲目「麗しきセデュース」は、
重厚さは残しつつも明るい雰囲気で疾走する、典型的なアニソンロックナンバー。
この1曲があることで、自分がアニソン系アーティストに求めているものの
全てが出揃ってくれた。アルバム全体を通しては、
アッパーチューンがもう少しあってもいいかなとは思いましたが、
ゴシックメタルはミディアム~スローなテンポの曲が基本らしいですので、
その音楽の良さを、聴きやすくも高品質に表現しているという点では、
これで良いのかなとも思いました。

ゴシックの世界とアニソンの世界との相性は抜群なことがあらためて分かる作品。
先日レビューした、喜多村英梨のシングル「Birth」が好きな人や、
黒崎真音のロック系の曲が好きな人などにもぜひオススメしたいですが、
やはりごく一部のアニソン好きな人の中だけにとどめておくのは
もったいないと感じる傑作でありました。
今作以後の、ファンタズムとしてのCDリリースは停滞しているようですが、
また本格的にバンドとしての活動もしてくれることを期待したいです。






2013年9月28日土曜日

[CDレビュー]  美郷あき「Good Lovin’」


美郷あき「 Good Lovin’」
(2013/7/10)

1. Overture
2. brilliant voice
3. 愛のせいで眠れない
4. 君を感じる世界
5. Innocent heart ~しあわせのすぐそばに~
6. DESIRE
7. unreal love!
8. 週末COUNT DOWN
9. Spread Wings.
10. 守護心PARADOX
11. 美しい地球を知る者よ
12. Dear my tears  
お気に入り度:★★★★★★★ (7/10)





美郷あきの通算6枚目のアルバム。
アニソン・ゲーソンを中心に歌っている歌手の中でもとりわけ
暖かみを感じる優しい歌声が印象的。先行シングルの出来の良さもあり、
この声でアニソン系のポップスの数々を歌えば、
相当な名曲揃いのアルバムができるのではと期待したのですが・・・

前半の曲はどれもありがちな曲といった感じで、何かが足りない気がしました。
序盤の「brilliant voice」「愛のせいで眠れない」などといった曲は
アイドルっぽい雰囲気もあり、良いんだけどもう一押しあれば。
4曲目「君を感じる世界」5曲目「Innocent heart」8曲目「週末COUNT DOWN」
などといった曲は最近の有線常連曲かと思うような今風ラブソング。
こういう曲が何曲も続くのは意外だったです。これならばいっそのこと、
「着うた系アニソン歌手」という新しい売り方をしてもいいのではと思ってしまいました。
もし実際にやったら売れるかどうかは全く想像つかないですが・・・

アルバムオリジナル曲では、和風メロディが印象的な6曲目「DESIRE」、
デジロック系のアッパーチューンである9曲目「Spread Wings」が良かったです。
しかし今作の中においても、先行シングル曲になった10曲目「守護心PARADOX」は
ダントツで一番好きでした。曲全体の流れが美しいポップナンバーで、
まるでここから未来への道が広がっていくかのようなスケール感を感じるラブソング。
サビの「闇を切り裂いて Go!」という歌詞も印象に残りました。
同じ闇を切り裂くにしてもJAM Projectとは曲の雰囲気がえらい違いだなと。

歌声は綺麗なので、楽曲の質が安定して高くなれば
さらに良いアルバム作品ができるはず。今後に期待したいです。


2013年9月26日木曜日

[CDレビュー]  THE SLUT BANKS「EVIL THE END」


THE SLUT BANKS「 死霊終了~Evil the End~」
(2000/12/21)

1. Pika-Bang
2. War Economy
3. Virtual People
4. 涙の最終飛行
5. ぱらり
6. Fire Up
7. Please
8. Babybuster
9. Noisy Love
10. Tunnel
11. Saucy
12. I’ll Go Around
13. 0022
14. デビルモンキースパナ
15. ならず者
16. Toy
17. Trust in You
18. 朝が来るまで
19. 首飾り
20. きみ
21. 0022-Evils Forever-  
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)





2000年にリリースされた、THE SLUT BANKSのベストアルバム。
一度他のバンドを解散した者同士が集まって結成されたという経歴から、
「ゾンビ」「死霊軍団」などと名乗っていた4人組バンド(当時)の作品です。

ハードコアやパンクを基調にしながらも、個性的で尖ったサウンドには
カオス感と同時に、圧倒的な熱量を感じる。
既に一度死んだのだからもう何も失うものは無いと言わんばかりの突進力。
まず1曲目の「Pika-Bang」に、今までに無いような衝撃を受けました。
これぞ轟音の洪水、さらに曲中に一瞬ノイズが入ったりするのもカオス感を高めている。
序盤の曲の数々には、ここまで激しい曲をやるバンドだったのかと驚いた一方で、
メロディについては、所々で歌謡曲やGSっぽい旋律が顔を出したりといったように
キャッチーな一面も持ち合わせているのが面白い。
世紀末感を漂わせつつもその一方でどこか懐かしさも感じさせる「涙の最終飛行」、
スカのリズムが入ったり間奏にキーボードソロが入ったりとやりたい放題な「ぱらり」
などは特に素晴らしいです。
そして5thシングルにもなった、8曲目「Babybuster」は、
破壊力のあるサウンドの中にも哀愁歌メロが顔を覗かす、
いわば最も彼ららしい曲で、文句無しの私的ベストトラック。
「バスター!バスター!」というシャウトはいつかぜひライブで一緒に叫びたい。
さらに中盤以降は「Please」「0022」などといったミディアムバラード曲も
収録されており、こういう系統の曲も男らしさを感じさせてくれて良い。
ボーカルのTUSKさんの歌声も、ゴツさを感じて好きな声質なだけに、
どんな曲調の楽曲を歌っても絵になるなと感じました。

このベスト盤をもって2000年に一度解散するも、2007年には再結成を果たし、
現在は自らを「愛と真心のバンド」と名乗り活動しているようです。
「死霊軍団」からすればえらい変わりようだなと思いましたが、
これはやはり楽曲も含めて以前よりもポップさを意識し始めたということかなと。
最新シングル「どん底」は、独自の個性や毒っぽさは残しつつも
歌謡ロック的キャッチーさを存分に感じる素晴らしい曲だったので、
もしかして超遅咲きのブレイクがあるか!?と期待したくなってしまいます。
ライブ動員については再結成以降はずっと好調らしいだけにそう思う。
私もいつかライブに行って、彼らが奏でる轟音の中で思いっきり暴れてみたいです。



2013年9月25日水曜日

9月21日(土曜日)の日記

竹取公園にて行われた「広陵かぐや姫まつり」に、
漫才コンビの銀シャリと落語家の林家笑丸さんが来てくれたので、見に行ってきました。

まずは銀シャリのお2人が登場。 ステージに上がるなり、「どうぞどうぞ、写真を撮ってください!」 と言ってくれたので、お言葉に甘えて撮ってみました。
しかし今日初めて知りましたが、銀シャリが入場テーマ曲に 筋肉少女帯「日本の米」を使っていたのには笑ってしまった。名曲過ぎて笑った。 もちろん漫才の方も面白かったです。ことわざネタはいつもやっているネタですが。 続いては、吉本の「住みます芸人」の企画により、2代目奈良に住みます芸人に任命された 林家笑丸さんが登場。落語を約40分に渡って披露してくれました。 紙切りでお客さんの顔を描いたり、ウクレレで弾き語り漫談をやったり、 さらにはイベント主催者が乱入して、町に関するクイズコーナーもやったりと 盛りだくさんの内容で、40分間見ていて全く飽きなかったです。 そして、最後に登場した太鼓の演奏が素晴らしかったです。 ・広陵金明太鼓 公式サイト http://www.koryo-kinmeidaiko.com/music [セットリスト]  ・SAZARE ・ほむら ・だんじり 太鼓の音は、人間の奥底にある生命力を呼び起こさせてくれる。 ラスト曲「だんじり」では笛の演奏も加わった、お祭り風の曲で これには思わず一緒に踊り出したくなった。観客はもっと盛り上がれよと思いました。 なんでみんな椅子やブルーシートの上でじっとしてるんだ!? あぁ、ここがライブハウスなら思いっきり音に身を任せて踊ってるとこなのに・・・ しかし和太鼓のライブの感想を書く音楽ブログって当ブログぐらいですね! 今回久しぶりに聴けて良かったなと。来年も行きたいです。

2013年9月23日月曜日

[CDレビュー]  野水いおり「Hat Trick」


野水いおり「 Hat Trick(初回限定盤)(DVD付)」
(2013/8/21)

1. h@trick.
2. 小さな恋のメロディ
3. *** パショナート
4. WISH
5. SAVE MY HEART
6. MICRO DISTANCE
7. 君と永遠に同じ夢を見る
8. サイレン
9. BREATHLESS
10. ストロベリーレイン
11. Signalize
12. SAVE THE WORLD
13. Black † White
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




声優歌手、野水いおりの1stフルアルバム。
「ロリータVロック」というコンセプトをもとに作られた作品です。
いかにも声優といった感じの甘い声質と、音程が十分にとれていない不安定な歌唱で、
「吹けよ嵐 鳴りひびけ稲妻」などと歌った、衝撃のメロスピナンバー
「*** パショナート」から約1年、待ちに待ったアルバムリリ-スとなりました。

アニメ声でハードロック系の曲を歌う歌手といえば妖精帝國が思い浮かびますが、
しかし妖精帝國が歌詞や楽曲やバンド全体の世界観をしっかりと作り込むことで、
ゴスロリ歌姫バンドとして完全に独自の芸術性を持つアーティストに化けたのに対し、
野水いおりは、その安定しない歌唱のせいもあり、同じロリータロックでも
どことなくB級感を漂わせているのが最大の特徴ではないかと。
しかしこの、触れれば壊れてしまいそうな危うさを持った歌唱が、
楽曲に危うい雰囲気を与えており、個性や萌え要素にもなっていると言える・・かも。
声質は耳に残る良い声をしてますし、楽曲はどれも良い曲ばかり。
1曲目「h@trick.」はシンフォニックで幻想的な曲世界が良い。
そして2曲目「小さな恋のメロディ」は、なんと筋肉少女帯のカバー。
ちなみに妖精帝國も最新アルバムでは筋少の曲をカバーしており、
これには、そんなところまで似せるのか!と思わずにはいられませんでした。
しかしいざ聴いてみると、原曲のメタルサウンドにキラキラ感をプラスしたアレンジが
歌声にうまくハマっていて、良かったです。そもそも原曲が素晴らし過ぎる上に、
ボーカルの音程に関しては本家とそう大差無いような気もするのですんなり聴けた。
Aメロ部分で1人2役をやるかのように歌声の色を変えるのはさすが声優だなと。

さらにアルバム中盤にはアイドルポップ系の曲も収録されており、声質には合っている。
伸びやかなサビが印象的な8曲目「サイレン」は、本人なりに頑張って
歌っているのは伝わってくるが、これだけサビで音を伸ばす曲は
もっと上手い人が歌えばさらなる名曲になるのになと。
9曲目「BREATHLESS」は疾走感のあるロックナンバーで好きな曲調。
歌唱については不安定ながらも必死についていこうと一生懸命歌っているだけに、
サビの「息もできなくて」という歌詞に説得力を感じてしまう。
そして今作のアルバム曲の中で意外なほどに良いと感じたのが、
10曲目の「ストロベリーレイン」。可愛らしい歌唱が聴けるバラード曲でありながら、
サビで「血の味がした」という歌詞が出てきたのにはドキっとさせられた。
甘さの中にもトゲを持つ名曲。北出菜奈の曲を思い起こさせるような芸術性を感じました。
ラスト曲は、シングル曲にもなった「Black † White」。
この曲も「*** パショナート」同様に破壊力を持った楽曲で素晴らしい。
この歌声でこんな曲を歌うのかというギャップに、面白さを感じずにはいられないです。

1stフルアルバムとしては全体的にまずまずの作品だと感じましたが、
やはり課題は歌唱力でしょう。歌手を名乗る以上はさらなる向上を望みたいところ。
1回聴いた感じではインパクトがあって面白いが、何度も聴きたいかと聞かれれば、
歌唱的にちょっと厳しいかなと思う曲もチラホラあっただけに・・・
歌の上手い歌手の作品は、何度でも繰り返して聴きたいと思う。
さすがに次作でいきなり水樹奈々や高垣彩陽レベルの歌唱を期待するのは酷でしょうが、
少しでもそれに近づく努力をしてくれることを期待したいです。






2013年9月21日土曜日

[CDレビュー]  喜多村英梨「Birth」


喜多村英梨「 Birth(初回限定盤)」
(2013/8/7)

1. Birth
2. Lifetime Trader  




喜多村英梨のニューシングル。
まず表題曲「Birth」は開始15秒で名曲だと確信させられました。
荒涼感を漂わせるギターサウンドと、シンフォニック系サウンドの融合が素晴らしい。
サビの真ん中で転調するという大胆な展開も、曲のドラマチックさを盛り立てている。
歌詞を見ても分かる通りに、この曲は、荒れ果てた大地の上で
新たな希望が生まれる瞬間を歌った曲。歌唱も含めて全てが美しいの一言です。

カップリング曲「Lifetime Trader」はロック色の強い曲で、こちらもまた名曲。
切迫感を感じる歌詞と、椎名林檎のような巻き舌歌唱で力強く歌うボーカルも印象的。
声の色を自在に変えられるのは、さすが声優なだけあるなと。
1stアルバム「re;story」の頃と比べると声量が上がっているのも良かったです。

次はいよいよ2ndアルバムのリリースとなるのでしょうか?
先行シングルの曲がどれも良かったので、前作を超えるアルバムを期待したいところです。



2013年9月19日木曜日

[CDレビュー]  SPYAIR「MILLION」


SPYAIR「 MILLION(初回生産限定盤A)(DVD付)」
(2013/8/7)

1. OVERLOAD
2. Turning Point
3. 現状ディストラクション
4. サクラミツツキ
5. Winding Road
6. Are You Champion? Yeah!! I’m Champion!!
7. STAND UP
8. Supersonic
9. 雨上がりに咲く花
10. 虹
11. 16 And Life  
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




SPYAIRの3rdアルバム。先行シングル曲が良かったので今回初めて
彼らのアルバム作品を聴きましたが、見事に期待通りの内容でした。

まず1曲目「OVERLOAD」が、いきなりのキラーチューンかつドライブチューンで感激。
疾走感に溢れたラウドロックナンバーで、この曲を車の運転中に聴けば、
歌詞の通りに思わずアクセルを踏みたくなる。(ただしくれぐれも安全運転で)
サビで「♪エブリバディ ゴーーーーーーーーーー」と声を伸ばすところは
気持ちいいの一言、コーラスの「♪ウォーウォーウォーウォー」という声も良いですし、
切迫感を出すかのようにイントロや間奏でサイレンの音が入るのも良い。
そういえば遠藤正明の曲にもサイレンの音から始まる曲があったなと。
2曲目「Turning Point」も前曲に引き続きラウドな曲で、
やっぱり元々はこれぐらい激しい曲を作るバンドだったんだなと実感。
ラップを加えてミクスチャーっぽく仕上げているのも良いです。

そして彼らに興味を持つきっかけになった先行シングル曲であり、今作の中においても
やはり一番の大傑作だった曲が、3曲目「現状ディストラクション」。
この曲はサビの良さもさることながら、Cメロが素晴らしい。胸に迫りくるものがある。
たとえバカにされようが、多くの人から愛されなかろうが、
自分の道を突き進むんだとばかりの決意表明を歌った歌詞には、
最初聴いた時にはそこまで言ってしまうのかと思ったが、これぞ魂の叫びだ!

4曲目「サクラミツツキ」は前曲が良すぎたのでそれと比べるとベタに感じるが
サビは良いので十分聴ける。5曲目「Winding Road」はこれまたベタベタな
ラブバラードだが、こちらもサビメロと歌唱が良いので聴ける。
6曲目「Are You Champion? Yeah!! I’m Champion!!」は女性コーラスや合いの手が
印象的な曲で、ちょっとチャラい感じもするが聴いていて楽しくなる曲。
7曲目「STAND UP」は前曲とは一転してロックバンドらしい硬派な曲で、
終始早口でまくしたてるような歌唱もカッコいい。
8曲目「Supersonic」ではイントロから細かく刻まれた電子音が響き、
まるでダンスビートとロックが融合したかのような曲が聴ける。
途中ではラップを交えつつも、サビはキャッチーに仕上げているのが良い。
9曲目「雨上がりに咲く花」は完全にポップに振り切った曲。
10曲目「虹」はシングル曲にもなったミディアムバラードだが
このアルバムの流れの中であらためて聴くと、こんな素晴らしい曲だったのかと。
サビでこれだけ声を伸ばせたら歌っていて気持ちいいだろうなと思うし、
これは聴いている方も気持ちいい。さらにこの曲もCメロが良い。
11曲目「16 And Life」は落ち着いた雰囲気の曲でしたが、
これでラストを締めるというのは個人的には物足りなさが・・・
せめて「虹」をラストにした方が良かったのではと思ってしまいました。

これまでシングル曲だけ聴いた感じでは、良い曲は作っているものの、
どれも綺麗にまとまり過ぎているような印象があり、やはりロックバンドならば
もっと突き抜けるものが欲しいなと思ってましたが、
しかし今作のアルバム曲では、前半からガツンと重厚な曲をぶつけ、
さらには曲ごとにラップやデジタル要素などを取り入れたりして
音楽性の幅の広さも見せつけることができていたので、これは良かったなと。
これからもヘヴィネスとポップのバランスをうまく取りながら、
ぜひ本格的にブレイクして、カラオケで多くの人に歌われるぐらいに
名前の知られたバンドになって欲しいと思いました。私もカラオケで歌いたいです。






2013年9月17日火曜日

[旅日記]  東北地方へ(その3・おまけ)


看板の上から2つ目にある面白地名
「餅転」  もちてん・・・!? 後で検索して調べてみたところ「もちころばし」と読むそうです。 これってお年寄りが餅をのどに詰まらせて転げたのが地名の由来なのでしょうか? 宮城県に来たからには、この店には行っておかないといけないですよね。
そう、牛タンの店です。ということで仙台市泉区にある「牛たん若」に行ってきました。 ここでは「牛たん定食」が890円で食べられる店として有名だそうです。 やっぱり本場の牛タンは分厚い。それでいて硬過ぎず軟らか過ぎずの、絶妙な食べごたえ。 これが890円でいつでも食べられるなんて、近所に住んでる人がうらやましい! あと、仙台辛味噌ラーメンも食べておかないといけないですよね。
仙台市若林区にある「味よし 中倉本店」に行ってきました。 最初は間違って白みそラーメンが出てきたのかと思ってしまいましたが、 スーブの下に隠れていたレンゲの中を見てみると、そこには真っ赤な辛味噌が。 これを溶かしながら食べるのが味よし流だそうです。 1度で2度おいしいという言葉が当てはまるラーメンでした。

2013年9月15日日曜日

[CDレビュー]  熊谷育美「光」


熊谷育美「 」
(2012/11/21)

1. 夜はやさし
2. ずっと会える
3. リライト
4. 夜風の丘
5. 春の永遠
6. 強く
7. うたかた
8. 光
お気に入り度:★★★★★★ (6/10)





宮城県気仙沼市出身&在住のシンガーソングライター、熊谷育美の2ndアルバム。
今作は8曲中6曲が提供曲となっており、作曲のクレジットには
外国人作家たちの名前が。それもあってか前半の1~4曲目までは全て、
有名どころの歌手でいえば絢香が歌うような感じの、
洋楽テイストのポップスナンバーとなっており、ずいぶん私の好みとは違う方向に。
新境地を開拓しようとするのは全然良いことだとは思いますが、
さすがに序盤から4曲連続でこの路線というのは、ファンは望んでいるのだろうか・・・
2011年の大傑作「雲の遥か」のように、和の情緒を感じさせる曲や
幅広い世代に愛される歌謡曲風の楽曲、またはトリック主題歌の「月恋歌」のように、
有名どころの歌手でいえば鬼束ちひろのような感じの、神秘性を持った曲を歌う姿こそが
彼女のシンガーソングライターとしての大きな魅力だと思っていたのですが・・・

それでも自作曲である5曲目「春の永遠」は、文句無しに素晴らしいです。
サビメロ前半が中島美嘉「ORION」もしくは樹海「ホシアカリ」に似てる気もしましたが
もはやそんなことはどうでもいい。人間愛に溢れた曲でありながらも、
同時に美しい海や星空などといった自然に溢れるふるさとへの愛も伝わってくる曲で
この曲1曲のためだけでも今作を聴いて良かったと思えてくる。
そして唯一のシングルA面曲である6曲目「強く」では、あの大震災から、
何としても立ち上がってみせるんだという強い気持ちを歌った曲で、
今までの曲以上に力強さが伝わってくる歌詞と歌唱が聴ける。
さらにアレンジ面でも、今までの曲以上にストリングスの音が強調されており、
これが合わさることで楽曲全体に一層の迫力を感じさせてくれる。こちらもまた名曲です。

5、6曲目のように自作でこれだけの曲が作れるのならば、
今後ともシンガーソングライターとしての活躍を期待したくなりますが、
しかし次にリリースしたシングル「グッド・バイ・マイ・ラブ」はカバー曲。
そしてこの曲のカップリングに収録されている自作曲「どうか、この手に」の方は
これまた文句無しに素晴らしい曲に感じたというから、
なぜこちらをA面扱いにしないのかと思えてきます。
CDショップ大賞で上位入賞経験がある割にはレコード会社的に売れてないと
判断されてしまい、何とかテコ入れしたいということで、
このような洋楽ポップスやカバーなどの路線へといかせてしまうのだろうか・・・
今作でも歌唱の美しさなどは十分光っていますが、彼女の作品の入門編としては
1stアルバム「その先の青へ」の方をオススメしたいです。(レビューはこちら)
東北地方だけでなく、全国的にもっと評価されて欲しい歌手の1人です。




2013年9月14日土曜日

[旅日記]  東北地方へ(その2 陸前高田・気仙沼)


陸前高田・奇跡の一本松
付近は現在公園造成中で、駐車場からこの場所までは かなり迂回して長い距離を歩かされることになりました。 被災地の希望の象徴として、また震災の教訓を後世まで伝えるためにも 意味のある公園が、完成する日を楽しみにしたいと思います。 この辺りは震災前は市街地だったらしいです。 現在は市内の至る所で盛り土工事が行われているようです。 土地をかさ上げした後に市街地を再建する計画らしいですが、 果たしてどれぐらいの人が再びこの地に戻ってくるのでしょうか・・・
そして旧市街地からやや外れた所に行くと、今でもこのような光景が。 この建物の4階まで津波が来たとは・・・
気仙沼市・鹿折地区の復興マルシェ
ここでは三陸のわかめ汁と、気仙沼名物のフカヒレのスープを買ってみることに。
家に帰ってからこのわかめ汁を飲んでみましたが、 文字通り、ワカメたっぷりで美味しかったです。 ここまでワカメが増えるのかと。ふえるわかめの倍ぐらい増えてるような感覚。 この復興マルシェのすぐ近くには、取り壊すことが決まった第十八共徳丸が。 (早くも9月から解体工事が始まったそうです) 重さ330トンもある船がここまで流されるとは、あらためて津波の脅威を思い知らされます。
被災地最大規模の復興商店街(全54店舗)、気仙沼南町商店街へ。
「特急寿し」の海鮮丼。値段はなんと650円。
しかも後からエビの味噌汁までサービスで付けてくれました。
やっぱり港町で食べる海の幸は安くて美味しいですね! 震災と津波の被害により一時は店舗を失いながらも、 こうして仮説店舗で営業を再開した上で、こんなサービス精神まで見せてくれるとは。 商店街で頑張る人達の思いには頭が下がります。 三陸地方はこれから観光地としても復活を遂げて欲しいですし、 現地でお金を落とすことが少しでも復興の力になってくれればと思い、 こうして復興商店街巡りを行い、この記事を書かせて頂きました。 来年もまた行けるものなら行きたいと思いました。

2013年9月13日金曜日

[CDレビュー]  遠藤正明「EXTREME V MACHINE」


遠藤正明「 EXTREME V MACHINE(初回限定盤)(DVD付)」
(2013/8/7)

1. SPEC
2. Fate of ZX
3. NO MORE GOODBYES
4. 旅詩 ~My Sweet Home Town~
5. Homeless Love
6. Clear Mind
7. MY TRUE COLORS
8. サンシャインズフォーユー
9. 夕凪 -Pray for you-
10. CIRCUMFLEX
11. YAKUSOKU NO MELODY
12. LIVE in Baghdad  
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




JAM projectでも活躍中の、遠藤正明の5thアルバム。
収録曲全12曲中10曲を自身の作詞作曲により作られた今作は、
これぞ実力派シンガーソングライターとしての作品となりました。

まず1曲目「SPEC」や2曲目「Fate of ZX」などといった
爽快感抜群のハードロックナンバーは、まさに真骨頂。
6曲目「Clear Mind」は今作の中でも一番疾走感のあるメロスピ風アニソン。
相変わらず今作も、熱いぜ!と言える内容です。歌唱力もやはり言うことなし、
自分もカラオケでこれぐらい歌えるようになりたいと思うばかりです。

そして今作もJAM projectではなかなか歌えないような、ラブソングやバラード曲や
自身のパーソナルな一面を出した楽曲などが多く収録されています。
その中でも一番印象に残ったのは4曲目「旅詩 ~My Sweet Home Town~」。
この曲は、人生という名の旅を続けてきた中で、もう一度故郷に帰ろうと歌う曲。
「パルプ工場の煙突」「ローカル線の青い電車」などといった歌詞は
まさに彼の故郷である宮城県石巻市の風景が目に浮かんでくるかのよう。
1stアルバムで「独立記念日~脱東北宣言~」という上京ソングを歌ってから約10年経ち、
そして今「あの街へ 今すぐ帰ろう」と歌う姿には、思わず心を動かされてしまう。
誰もがかつて生まれ育った、ふるさとの懐かしさを思い出させてくれる曲でした。

さらに、5曲目「Homeless Love」はベタベタのラブバラードながらも
Cメロが良い上に、その歌唱だけで名曲だと思わせてくれるものがある。
7曲目の「MY TRUE COLORS」は「居場所なんてない」「これは言い訳?」
などといった歌詞が印象的な、人間としての弱い一面を見せるバラード曲。
いつもは強気に攻める曲ばかり歌っているイメージがありますが、
でも人間だから時にそういう気持ちになることは誰だってあるよなと・・・ 
思わず共感してしまう曲でした。
ラスト曲「LIVE in Baghdad」は再録音で生まれ変わった、
全英語詞の洋楽風ハードロックナンバー。これは素晴らしい!
全世界のロックファンの前で歌っても通用するぐらいの曲ではないかと思います。
元々歌唱力は日本トップクラスといっても過言ではないだけに・・・

しかし今作はやはり、前作「(e)-STYLE」に比べるとミドルテンポ曲やバラード曲の
割合が大きく増えたのが、一番の特徴かなと。
個人的には、アッパーチューンで攻めまくる前作の方が好きでした。
バラード系でも前作でいう「星海を往く希望の歌」ぐらいのスケールを持った曲が
今作にもあれば、キラーチューンになりえたと思いますが・・・
それでも多彩な曲世界は聴いていて面白いので、パワフルでロックなボーカルが
好きな人には特にオススメしたい作品だといえるでしょう。







2013年9月12日木曜日

[旅日記]  東北地方へ(その1 松島・石巻)

人生初となる、三陸地方を目指しての旅。

あの大震災から2年、遅々として復興が進まない中で今1人ひとりにできることは何か?
その1つの方法として、復興商店街を訪れてそこにお金を落とすということも、
被災地支援になるのではないかと思いました。
今年の夏は、観光客の方も徐々に戻り始めているそうです。
ということで8月末に、東北地方までドライブに行ってきました。




まずは日本三景・松島へ。
大高森(壮観)から観る、松島の絶景。 麓の駐車場から山道を登ること約10分強で到着。 階段を登り続けたせいで汗びっしょりになってしまいましたが (それまでは東北は涼しいと思ってたのに) しかしそんなことは関係無い、行って良かった!と思える景色でした。
途中、JR仙石線野蒜(のびる)駅の前を通りましたが、 この辺りからは震災の爪痕が色濃く残る風景が・・・ 仙石線は内陸移設されることが決まり、2015年中に全線営業再開されるそうです。
石巻方面に向かって車を走らせることに。 そして復興商店街「石巻まちなか復興マルシェ」に到着。
その中にある「石巻ぎょうざ道場」へ。
水餃子を注文。中身の9割が野菜だそうで、温野菜サラダを包んだような感覚でした。 タレは醤油4、酢3、ラー油2の割合で作るのがオススメだとか。 ラー油率が高いような・・・ 私はピリ辛好きだから全然良いんですけどね。
石巻市の海側に向かうと、一面雑草が生い茂る風景が現れますが、 ここは震災前までは住宅地だった所です。 あらためて津波の恐ろしさを思い知らされます。写真は旧門脇小学校。 2011年のNHK紅白歌合戦で長渕剛がライブを行った場所でもあります。 現在はご覧のように解体工事中。
夕食は、石巻のご当地グルメである石巻焼きそばを食べに、 「廻鮮丸」という店に行ってきました。
魚介のダシをベースにした味付けで、ソースは後からかけるというのが特徴。 さっそく食べてみましたが・・・ これは普通のソース焼きそばより好きだ。ダシが入っているだけあって味に深みがある。 次にブレイクするご当地グルメ候補ですね。 富士宮焼きそばに並ぶぐらいに有名になる日も近いのでは? (続く)

2013年9月8日日曜日

[CDレビュー]  Dragon Guardian「聖魔剣ヴァルキュリアス」


Dragon Guardian「 聖魔剣ヴァルキュリアス」
(2011/12/7)

1. 新世紀 (インスト)
2. 機械仕掛けの神
3. 革命代行屋シャルロット商会
4. 海賊船デビルウィング
5. 五古代竜
6. 天界への切符
7. 炎の魔石
8. 贖罪の錬金術師
9. 聖魔剣ヴァルキュリアス
10. 最後の約束  
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




Dragon Guardianの通算5枚目のオリジナルアルバム。
「RPGメタル」と称した音楽をやっているユニットで、ゲームやアニメのような
ドラマチックかつ勇壮な世界観を持った1つの物語を、
このアルバム1枚全体を使って表現した作品となっています。

声優の青葉りんごさんをはじめとした4人の女性歌手がゲストボーカルを務め、
さらに曲の合間には男性声優によるナレーションも入るということから分かるように
アニメ色が強い作品でありながらも、同時にメタルという音楽の奥深さも
感じることができる。ピュアメタルに影響を受けたというだけあって、
ボーカルの声は4人とも綺麗な声質。サビメロについてもやはり綺麗なメロディ。
さらに編曲の方では、曲ごとに笛の音やアコーディオンやオルガンの音などが
絶妙に入ることで、ハードなサウンドの中にも、幻想的な美しさを感じさせてくれる。
インストを挟んで実質1曲目の「機械仕掛けの神」には、圧倒されました。
そのピュアメタルという音楽を聞いたことがないような私でも、
こんなHR/HMもあるのか!と感じることができました。これには驚きと納得。

ただアルバム全体では、ドコドコとうなりをあげて疾走する曲ばかりなこともあり、
後半になってくると、ややマンネリに感じてしまったのが惜しい。
もう少し曲調に緩急をつけてもいいんじゃないかなと感じました。
唯一、8曲目「贖罪の錬金術師」だけは、これまでとガラっと雰囲気を変えた
ヨーロッパの民族音楽風の曲でしたが、個人的にはあまりハマらず・・・
妖精帝國のようにミドルテンポ曲やバラード曲でも独自の魅力を出すことができれば
さらにスゴい作品が作れるのではないかと思いました。

彼らの作品は、RPGゲーム好きには一度聴いてみる価値があるでしょう。
もちろん女性ボーカルのハードロックが聴きたい人にもオススメです。