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2013年9月15日日曜日

[CDレビュー]  熊谷育美「光」


熊谷育美「 」
(2012/11/21)

1. 夜はやさし
2. ずっと会える
3. リライト
4. 夜風の丘
5. 春の永遠
6. 強く
7. うたかた
8. 光
お気に入り度:★★★★★★ (6/10)





宮城県気仙沼市出身&在住のシンガーソングライター、熊谷育美の2ndアルバム。
今作は8曲中6曲が提供曲となっており、作曲のクレジットには
外国人作家たちの名前が。それもあってか前半の1~4曲目までは全て、
有名どころの歌手でいえば絢香が歌うような感じの、
洋楽テイストのポップスナンバーとなっており、ずいぶん私の好みとは違う方向に。
新境地を開拓しようとするのは全然良いことだとは思いますが、
さすがに序盤から4曲連続でこの路線というのは、ファンは望んでいるのだろうか・・・
2011年の大傑作「雲の遥か」のように、和の情緒を感じさせる曲や
幅広い世代に愛される歌謡曲風の楽曲、またはトリック主題歌の「月恋歌」のように、
有名どころの歌手でいえば鬼束ちひろのような感じの、神秘性を持った曲を歌う姿こそが
彼女のシンガーソングライターとしての大きな魅力だと思っていたのですが・・・

それでも自作曲である5曲目「春の永遠」は、文句無しに素晴らしいです。
サビメロ前半が中島美嘉「ORION」もしくは樹海「ホシアカリ」に似てる気もしましたが
もはやそんなことはどうでもいい。人間愛に溢れた曲でありながらも、
同時に美しい海や星空などといった自然に溢れるふるさとへの愛も伝わってくる曲で
この曲1曲のためだけでも今作を聴いて良かったと思えてくる。
そして唯一のシングルA面曲である6曲目「強く」では、あの大震災から、
何としても立ち上がってみせるんだという強い気持ちを歌った曲で、
今までの曲以上に力強さが伝わってくる歌詞と歌唱が聴ける。
さらにアレンジ面でも、今までの曲以上にストリングスの音が強調されており、
これが合わさることで楽曲全体に一層の迫力を感じさせてくれる。こちらもまた名曲です。

5、6曲目のように自作でこれだけの曲が作れるのならば、
今後ともシンガーソングライターとしての活躍を期待したくなりますが、
しかし次にリリースしたシングル「グッド・バイ・マイ・ラブ」はカバー曲。
そしてこの曲のカップリングに収録されている自作曲「どうか、この手に」の方は
これまた文句無しに素晴らしい曲に感じたというから、
なぜこちらをA面扱いにしないのかと思えてきます。
CDショップ大賞で上位入賞経験がある割にはレコード会社的に売れてないと
判断されてしまい、何とかテコ入れしたいということで、
このような洋楽ポップスやカバーなどの路線へといかせてしまうのだろうか・・・
今作でも歌唱の美しさなどは十分光っていますが、彼女の作品の入門編としては
1stアルバム「その先の青へ」の方をオススメしたいです。(レビューはこちら)
東北地方だけでなく、全国的にもっと評価されて欲しい歌手の1人です。




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