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2013年5月30日木曜日

[CDレビュー]  アカシアオルケスタ「ヒョウリイッタイ」


アカシアオルケスタ「 ヒョウリイッタイ」
(2013/3/20) 

1. グンモニ
2. スーパースター
3. 花魁道中
4. シャボン玉
5. 絶ッテ
6. 大暴走
7. 嘘
8. 日々草々
9. ハイライト
10. ヒコウキ雲
11. ショウタイム
12. オモチャ箱
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)





アカシアオルケスタの3rdフルアルバム。
紅一点ボーカルにキーボード、ベース、ドラムの計4人組編成にて
2007年に結成されたインディーズバンドの作品です。

ピアノロックをベースに、曲ごとにジャズや昭和歌謡などの音楽要素を
取り入れたバンドサウンドは、どこか懐かしくも新鮮。
ギターがいないというバンドも珍しいですが、今作ではギター不在を
穴だと感じてしまうようなことは全く無いです。
そんな彼らを知ったきっかけである、2曲目「スーパースター」は、
とにかく明るくてポップで軽快。さらに、優しく背中を押してくれるかのような
ボーカルの藤原岬さんの歌唱&歌詞にも元気をもらえる。
「♪君はスーパースター」だなんて歌ってくれるのが、とても嬉しく感じます。

そして、より歌謡曲色が強くなる3曲目以降の曲も名曲揃い。
ジャズ歌謡に和楽器をミックスさせたサウンドと、
妖艶さを感じるボーカルの歌唱が、共にスリル満点な「花魁道中」、
力強い歌唱&ピアノの演奏の中にも抜群の哀愁が漂うバラード曲「絶ッテ」、
Aメロの低音部分の歌唱にはカッコ良さを感じ、サビで高音になると同時に
曲の方も一気に盛り上がる、レトロな雰囲気のピアノロック「大暴走」、
今作の中で最もロック色が強く、バックの演奏の弾けっぷりがスゴい
「ハイライト」といった曲は、特に素晴らしいと思いました。

そんなアルバムの中におけるクライマックスで、個人的にも最も素晴らしいと
感じた曲は、11曲目の「ショウタイム」でした。
そのあまりのメロディの良さと、希望の未来へ向かって突き進むかのような歌詞には
もはや感激せずにはいられない。ピアノの音を全面に押し出したアレンジで、
ここまで躍動感を感じさせてくれる曲が作れるというのは、これぞ彼らならではの実力。
聴けば聴くほど、今まで味わったことのないような感動が広がっている。
この曲はシングルでも全然いけるぐらいにキャッチーで、万人に勧められる曲でも
あるにもかかわらず、PVすら作られずに埋もれてしまっているのが惜しく感じます。

これだけの実力と魅力があるバンドが、なぜインディーズなのだろうか。
メジャーから未だ声がかからないのか、それとも自らインディーズで活動することを
選んでいるのか、どちらなのかは分かりませんが、ともかく彼らはもっと評価されるべき!
ロックフェスにて偶然出会ったのがきっかけで、まさかここまで大きくハマることに
なるとはその時は自分でも思わなかった。良い音楽に出会えたことに感謝したいです。




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