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2013年4月12日金曜日

[CDレビュー]  fripSide「Decade」


fripSide「 Decade 〈通常盤〉」
(2012/12/5) 

1. Decade 
2. way to answer 
3. fortissimo -the ultimate crisis-
4. come to mind (version3)   
5. Heaven is a Place on Earth  
6. fortissimo -from insanity affection-
7. grievous distance
8. whitebird
9. a silent voice
10. message (version2) 
11. re:ceptivity
12. infinite orbit 
13. endless memory ~refrain as Da Capo~  
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




fripSideのメジャー2ndフルアルバム。
今作もデジタルサウンドで疾走する曲がたっぷりと詰まったアルバムとなっています。
1曲目から7曲目まではひたすら飛ばしまくり、そして8~10曲目で一息ついて、
11曲目から再びギアを上げ、ラスト曲ではしっとりと締めるという構成になっています。
一番短い曲である12曲目が4分45秒で、他は軒並み5~6分前後の曲に
なっているということからも、作品のボリューム感を感じさせてくれます。

初代ボーカリストのnaoさんと、現ボーカルの南條愛乃さんによる
ツインボーカルが聴ける、1曲目のアルバムタイトル曲「Decade」、
サビでたたみかけるかのように電子音が響き、今作の中でも屈指の勢いがある
3曲目「fortissimo -the ultimate crisis-」、
疾走感の中にも哀愁のあるメロディが美しい、7曲目「grievous distance」
は特に素晴らしいと感じました。

今作の中において変化球的な曲は、シングル曲にもなったロック調の「way to answer」
ぐらいで、それ以外の曲は1回聴いただけでは区別がつかないぐらいに
似た雰囲気の曲も多く、さらに終盤で転調する曲も多いというように
曲構成もややパターン化されてるような感じも受けましたが、
しかし、5分以上もあるバラード曲の8、10曲目が微妙に感じたこともあってか、
彼らに関しては、徹底的に本来の持ち味である疾走デジタルサウンドで
攻めればいい、これでいいんだと思いました。これこそがfripSideの魅力。
個人的には初期m.o.v.eと同じく、夜の高速道路のカーステレオで聴きたい作品。
特に都市高速が似合う。都会のネオンが輝く街並みが似合うかなと。
m.o.v.eが解散した今となっては、もういっそのこと1曲ぐらいはmotsuさんのラップを
入れた曲を作ってしまってもいいぐらいだ! でもそれだとALTIMAとかぶるか・・・


2 件のコメント:

sodalite さんのコメント...

本作は10周年記念アルバムでもあるので特別な雰囲気もありますよね。
naoさんと南條さんのコラボは私は結構感動しました。

一、二回聴いたぐらいだと曲の区別が付き難いのは、ある意味どこを切ってもfripSideらしいですよね。
>彼らに関しては、徹底的に本来の持ち味である疾走デジタルサウンドで
攻めればいい、これでいいんだと思いました。これこそがfripSideの魅力。

私も同意見です。

fripSideはアニメ・ゲーム系の歌手という事で一般のJ-POPリスナーには知名度が低いかもしれませんが、TKや浅倉大介さん等が好きな人はドンピシャですよね。

ちなみに南條さんは普段はfripSideの時と全く印象が違うらしくて、声優仲間に「fripSideなの?」と驚かれる事もあるそうです。

えむけー さんのコメント...

fripSideはもっと一般のリスナーへの知名度が上がってもいいのにと思います。
PVにいろんな芸能人を起用するなどといった面白いこともやってるだけに。
と思いながらも実はnaoさんがボーカルだった頃の曲はほとんど知らなかったりするので、こちらもの方また聴いてみたいと思います。