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2010年8月13日金曜日

[CDレビュー]  HIGH and MIGHTY COLOR「G∞VER」


HIGH and MIGHTY COLOR「 G∞VER」
(2005/9/14) 

1. G∞VER 
2. NOTICE 
3. PRIDE 
4. Naked 
5. OVER
6. Days 
7. SWEET ESCAPE 
8. RUN☆RUN☆RUN 
9. What for... 
10. Rain 
11. With YOU
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




HIGH and MIGHTY COLORの記念すべき1stアルバム。
まずこのアルバム、やはり曲自体はどれも良い曲ばかりです。
特に、歌メロの良さに関しては、この頃から他のバンドと比べても頭1つも2つも抜けていたと思いました。
シングル曲である3、5、6、8曲目の完成度はさすがです。
その中でも「OVER」は、個人的にどれだけこの曲に勇気づけられたか分からないぐらいの超名曲。
力強い歌詞と激しいサウンド、そして何より、ツインボーカルの良さがこの曲ではこれでもかとばかりに出ています。
曲の構成美を感じ、それでいてツインボーカルだから最初から最後まで全くダレない。聴き応え満点の曲です。


アルバム全体の構成に関しても、もともと前身はメタルバンドであった一面を感じつつも、
ポップな曲から激しい曲まで、曲ごとに多彩な一面を見せてくれますし、
最後は、ストリングスを取り入れたバラード「With YOU」で終わるというのも良かったです。
こういう、メタルの枠にとらわれない自由な発想ができるのは、J-POPならではの良さ。
(ちなみに、アメリカでは例えばメタルバンドはメタルしかやってはいけない風潮があると、マーティ・フリードマンさんも言ってました)
このセンスはもっと評価されていいと思いますし、こんなバンドは洋楽を探しても無いのではと、
そう思わせてくれるものがある、1stにして独自性あふれる作品を作ってくれたと思います。


このアルバムの収録曲で特に素晴らしいセンスを感じたのは、まず1曲目の「G∞VER」。
ヘヴィなサウンドに、電子音が絡み、そしてユウスケさんの叫び声が響く。
これは文句なしにカッコ良いし、こんな曲は今まで聴いたことがない。
さらに、8曲目の「RUN☆RUN☆RUN」。こちらは一見すると明るいポップソングなんですが、
そのバックで、特にサビ部分でギターの重低音が鳴り響き、しかしそれでいて同時にキラキラ感も感じるサウンド。
これが合わさることによって、今までに体験したことが無いような、とてつもない高揚感を感じさせてくれる。
こんな曲は、やはり洋楽を探してもたぶん無いんじゃないかと思います。天才的な曲といっていいでしょう。


しかしその一方で、特にアルバム曲においては、粗さも目立ってしまったと思いました。
まずボーカルのマーキーさんの歌唱が、2曲目の「NOTICE」の時点から不安定で、
この曲自体はとても素晴らしいと言える曲なのに、これでは世間的には評価されるものもされなくなるのではと・・・
そう思ってしまいました。さらには7曲目でも、これまた曲自体は良いのに、ボーカルがパワー不足で
サビ部分の声が一部出ていなかったり、そのせいか演奏も心なしか迫力不足に聴こえたり・・・
さらには曲の構成面においても、4曲目では、マーキーさんの中低音ボーカルが響く曲かと思いきや、
2番終了後に突然ユウスケさんが超ハイトーンで叫び出しビックリするといったように、
これはたぶん多くの人が違和感を感じるのではないかと、そう思う場面もあったりと・・・


個人的にはハイカラの作品を勧めるなら、この作品よりも2nd、3rdアルバムをオススメしたいです。
2nd以降で、これは化けたぞと思わせてくれる、文句無しの作品が完成していますので、
そちらを聴いた後にもしこのバンドに興味を持てば、こちらの1stアルバムも聴いてみましょう。


2010年8月7日土曜日

[CDレビュー]  ステレオポニー「OVER THE BORDER」


ステレオポニー「 OVER THE BORDER(初回生産限定盤)(DVD付)」
(2010/6/9) 

1. OVER THE BORDER
2. ツキアカリのミチシルベ 
3. スマイライフ 
4. happy“A” 
5. Never Look Back
6. 友達の恋人 
7. 妄想ジェット 
8. Cherry my... 
9. はんぶんこ 
10. 星屑カンテラ 
11. 100パラリズム
12. OVER DRIVE 
13. 咲音 
お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10)




ステレオポニーの2ndアルバム。
まず、このアルバムを聴く前に先行シングル曲でもある「OVER DRIVE」を聴いた時は、
初めて聴いたその時から、思わず笑顔がこぼれてしまいました。
こんな感覚はいつ以来だろうか。なんというか、たまらなく健気でピュアで・・・
「世界中を敵に回しても 僕はまだ見果てぬ夢を追いかける」だなんて・・・
それにひきかえ、私ときたらなんて心が汚れてるんだろうかと。
大人になって忘れていた、大事なものを思い出させてくれるかのような曲です。
歌詞は、このアルバムの収録曲の中でも一番ベタだと思うぐらいベタで、
なのでこれを良いと言えば、それって完全にえこひいきだろと言われても仕方ないんだけど、
それでもこの曲は曲全体から感じるものというのがある。そして応援したくなるようなものを持っている。
こんな可愛い子たちが健気に音楽という夢を追いかけてる姿を、応援せずにどうするんだと!

これは、アルバム全体に対してもそっくりそのまま言える感想でございます。
ただ、可愛らしさやメロウな感じは、ZONEやSCANDALなどといったバンドとかぶる面もありますが、
このバンドがそれらのバンドよりもさらにすごいと思うところは、
全曲を自作しているという、ボーカルのAIMIさんの作曲能力の高さ。といっても決して、
自作でなければアーティストとして格が落ちるとか思うわけではないですが、
それでもやはり10代の頃からこんな良いメロディの曲をたくさん作れるというのはすごい。
そして1stアルバムであったような、作りかけで出してしまったかのような
実験的な曲というのはなくなり、どれもしっかりと作り込まれた曲となり、
完成度は全てにおいて前作以上に上がりました。

まず、このアルバムの、1曲目「OVER THE BORDER」を聴いた時にはびっくりしました。
あまりにも素晴らし過ぎる歌詞、そして曲に・・・ しかも10代でこんな歌詞が描けるなんて・・・
人の心を地球儀に見立てたという、とても奥深くて、そしてスケール感に溢れる曲世界。
これはまるで、この広い地球上に立って、そしてこれからはじまる希望の大地がどこまでも見えているかのような・・・
感動しました。2010年を代表する超名曲といえるでしょう。

この曲なども含めて、アルバムではやはり夢や理想を追い求める姿を歌った曲が多いです。
しかし、以前シングルレビューでも書いた「ツキアカリのミチシルベ」のような、
ダークな部分を押し出し、それでも最後にはあきらめないと歌う曲もあれば、
5曲目の「Never Look Back」のような激しいロックサウンドに乗せて、
決意表明するかのような曲もありといったように、曲ごとの多彩さというのも感じることができます。

その一方で、ラブソングや、さらにはちょっぴりふざけた曲なんかもあり、
その中でも特に、ファンタジックさ満点の歌詞にのせて疾走するロックナンバー「妄想ジェット」は素晴らしい!
この曲も歌詞が良いですし、もちろんメロディも良い。
今作では、アルバム全体を通して、若さを思いっきり出しつつも、
同時に、このように歌詞も曲も成長した姿を見せてくれたのが、とても良かったです。


これは間違いなく、2010年を代表する名作アルバムといっていいでしょう。
このブログの年間1位候補です。