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唄と旅がメインの日記ブログ。音楽は歌姫系・ガールズロックを中心に、アニソン・アイドルからメタルまで幅広く取り上げてます。
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2010年3月30日火曜日

[CDレビュー]  m.o.v.e「Dream Again」


m.o.v.e「 Dream Again」
(2010/3/3) 

1. Dream Again 
2. Fate Seeker 
3. Never Regret 
4. Bar“Nine” 
5. Infinity Loop 
6. ギラギラ
7. INSOMNIAC 
8. シークレット★キャンディ 
9. The Pacific Caravan 
10. VISION 
11. My Decades
お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10)





m.o.v.eの通算10枚目のオリジナルアルバム。
5thアルバム以降は、アルバムごとに違ったアプローチを見せてくれた彼らですが、
今作では、ちょっぴり懐かしい感じのするディスコナンバーで統一された作品となりました。
電子音が中心のキラキラとしたサウンドで、ミディアムテンポの曲調が多い作品ですが、
しかしそれでいて、決して単調な感じや安っぽい感じはしないです。
曲によっては、ギターやベースやストリングスの音をうまく取り入れたりなどといったように、
どの曲もしっかりと作り込まれているのは、やっぱりさすがだなと思いました。
さらに今作では、2曲目ではyuriさんの声に、3曲目ではmotsuさんの声に、
わざとエフェクトを強くかけるようなアレンジも見せてくれています。
これはもしかしてPerfumeを意識したのか!?と思いましたが、やはりこれも確信犯なのでしょうか?


ただ個人的には、ミディアムテンポの曲調が並んだ今作は、物足りないと感じてしまう面もありました。
なぜなら、速いテンポで疾走感のある曲が、10曲目の「VISION」ぐらいしかなかったからです。

個人的に、m.o.v.eで今まで大好きだった曲といえば、
トランス、ユーロビート系なら「Gamble Runble」や「Come together」、
ロック、メタル系なら「Blast My Desire」や「DOGFIGHT」、
上記の両方を融合させたような曲なら「SPEED MASTER」や「ON THE SPEEEEDWAY」など、
これら、どんなジャンルの曲であっても共通していたのは、
どれもすさまじいぐらいの疾走感、パワーに溢れていたということ。
この疾走感、例えるなら、車で高速道路をガンガン飛ばしたくなるような、
この感じこそがm.o.v.eの曲の真骨頂なんだと、そう思っていた私にとっては・・・
それ故に、今回は必殺の1曲が無かったような印象を受けてしまいました。


しかし曲の質自体はどれも高く、ダンスナンバーとして完成された曲ばかりです。
Perfumeが好きな人とかなら、この作品はきっとハマるのではないかなと思います。
これこそが今作で彼らが見せてくれた、新たな道、アプローチということでしょう。
果たして、これからはどこへと向かっていくのか・・・
個人的には、また「SPEED MASTER」のような曲も聴きたいですけどね。


2010年3月14日日曜日

[CDレビュー]  FLiP「DEAR GIRLS」


FLiP「 DEAR GIRLS」
(2010/2/3) 

1. Hey Hey Hey Hey 
2. ライラ 
3. Deedandi Gan Diesta 
4. かごめかごめ
5. NOW GET A STRAWBERRY 
6. VANZAI VANZAI
お気に入り度:★★★★★★★☆ (7.5/10)





沖縄出身の4人組ガールズバンド、FLiPのメジャーデビューアルバム。
インディーズ時代には、アメリカでのツアーを行った経験もあるなどといった実績を残しているバンドで、今回満を持してのメジャーデビューとなったようです。


最近のガールズバンドといえば、ステレオポニーやSCANDALといったあたりが活躍してますが、
それらのバンドの曲は、ガールズバンドならではの繊細さ、可愛らしさを感じる曲が多いのに対して
このFLiPというバンドの曲は、そんなガールズバンドのイメージとはかなり違い、
全編通して、骨太なロックサウンドを聴かせてくれます。
全6曲、バラード曲は無しで、最初から最後まで力強く突進するアルバムとなっています。
1曲目「Hey Hey Hey Hey」から、ズシっとしたロックサウンドに、挑発的でエロティックな歌詞。
ボーカルのサチコさんの歌唱も、かなり攻撃的です。
そして、このアルバムで一番印象に残ったのは、4曲目の「かごめかごめ」。
曲タイトル通りともいうべきな、童謡っぽさを感じる歌メロ、これがロックとうまく融合しています。
「つーないだー つーないだ」という歌詞とメロディの部分は特に耳に残りますね。


今回は6曲入りのミニアルバムという形でのデビュー作となりましたが、
これからは、もう少しアルバム全体にカラフルさが出てくればもっと良くなると思います。
別にジャケット写真が全部白黒だからそう言ってるわけではないですが・・・
とはいえ、1stアルバムでこれだけやってくれれば上出来だと思います。
また1組、期待の新人バンドが現れましたね。


2010年3月10日水曜日

[CDレビュー]  Zwei「Z」


Zwei「 Z」
(2005/12/21) 

1. FAKE FACE 
2. Dragon 
3. BUBBLEGUM DREAM 
4. DENNY 
5. ICE BREAKER 
6. 太陽がみてる場所 
7. 光 
8. TRICK KIDS (インスト)
9. 罪と罰 
10. 白い街 
11. ∞~infinity~
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)




ボーカルのAyumuさんと、ベースのMeguさんによる女性2人組ユニット、Zweiの2ndアルバム。
デビュー曲「Movie star」の時点から、
イギリス人音楽プロデューサー、ニック・ウッドさんによる楽曲プロディースや、
有線放送でのパワープレイなどで話題になっていたアーティストです。
おそらく、Zweiという名前を知らない人でも曲を聴けば多くの人は
あぁ、あの曲か!と思い出すのではないでしょうか。
そして期待して聴いた1stアルバムでは、全曲ニック・ウッドさんプロディースの
アルバムとなり、洋楽テイストの強い作品に仕上がっていましたが、
ただどうも私的には、アルバム曲の出来にムラがあり、
メロディセンスの違いなのか特に歌メロは全体的に弱いのではと感じてしまいました。

しかしこの2ndアルバムでは、他の日本人作曲家も起用した作品となり、
これが見事にハマりました。
特に、4thシングルにもなった「Dragon」は本当に素晴らしいです。
ストリングスの音が響くイントロから始まるデジタルロックで、
全編通してシャープかつ疾走感に溢れ、さらにAメロ、サビごとに表情を変えるアレンジや
2番のサビでの転調、そしてこれぞドラマチックとしか言いようのない間奏など、
まさに曲の展開美をこれでもかと感じる作品で、Zweiの一世一代の大傑作といっていいでしょう。

そして今作でも、ボーカルのAyumuさんの独特の声質から放たれる鋭い歌唱は、
1.10曲目のようなJ-POP的な曲でも十分過ぎるぐらいの魅力を発揮しています。
4曲目「DENNY」は、「邪魔する者など焼き尽くせばいい」といった
激しい内容の歌詞を歌いながらも、それでいて曲の方は独特のクールさも
合わせ持ったかのような、何ともいえないカッコ良さがある。
こういう曲はまさに彼女たちにしか歌えないような曲といっていいでしょう。
さらに今作ではニック・ウッドさん作曲の曲も、穏やかな曲調の「太陽が見てる場所」、
静かな鋭さを感じる「光」などといった曲が、どれもいい味を出しています。
8曲目に収録されている、3分近くあるインスト曲「TRICK KIDS」も、
Meguさんの演奏によるベース音がカッコいい、必聴の曲です。

このように今作では、邦楽と洋楽の両方の良いところが組み合わさったような作品となり、
多様かつ全曲ハイレベルな曲が揃った、名作アルバムとなりました。
しかし、これだけの素晴らしいアルバムを出したにもかかわらず、
その後のZweiの活動は、レコード会社や所属事務所などを次々と
移籍したこともあってか、満足な活動ができていないように感じるのが残念です。
新曲も2年ぐらいリリースが途絶えており、アルバムに至っては、
果たしてこれから3rdアルバムが出ることはあるのか・・・


2010年3月7日日曜日

[CDレビュー]  中島みゆき「転生」


中島みゆき「 転生」
 (2005/11/16) 

1. 遺失物預り所 
2. 帰れない者たちへ 
3. 線路の外の風景 
4. メビウスの帯はねじれる
5. フォーチュン・クッキー 
6. 闇夜のテーブル 
7. 我が祖国は風の彼方 
8. 命のリレー
9. ミラージュ・ホテル 
10. サーモン・ダンス 
11. 無限・軌道
お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10)




中島みゆきさんの、通算33作目のオリジナルアルバム。
「輪廻転生」について歌った、1つのコンセプトアルバムといっていいような作品で、
全編を通して聴いたときのスケール感がすごい、そんな作品です。
8曲目の「命のリレー」などはこのアルバムの象徴のような曲といいでしょう。
この1曲だけをとっても、歌詞通り「この一生だけでは辿り着けない」かのような、
そんな壮大なスケール感。
サビの荒々しくも力強い歌唱がまた、本当に心を打たれる曲です。

そして何より、この作品は、アルバム全体を通しての構成が完璧です。
1・2曲目では、人生のスタートといっていいような曲で、
そして3曲目では、人生という名のレールの上を走りながら
大自然の、草原の中を走っている姿が思い浮かぶ、
「線路の外の風景」。これで一気に目の前が開けるかのような・・・
(余談ですが、この曲はぜひ列車で旅をしている時に聴きたい曲です!)

その後も、アジアンテイストを感じるサウンドが印象的な「フォーチュン・クッキー」
低音の歌唱がダークな雰囲気をかきたてている「闇夜のテーブル」、
歌詞といい、ピアノやオーケストラの音といい、実に壮大なバラード曲「我が祖国は風の彼方」
などといった、歌謡曲をベースにしながらもさまざまな曲調の歌を歌い、それと同時に、
曲ごとにさまざまな人生の1ページを歌っているかのようなアルバム曲の数々となっています。

そして、このアルバムのクライマックスといっていいのが、10曲目の「サーモン・ダンス」。
タイトル通り、サケが川を登る姿が思い浮かぶかのような、
そしてその力強い姿に、まるでこちらも励まされるかのような、そんな曲です。
打楽器の音とアコーディオンの音が響くイントロから始まり、
そして、それこそ川を登り始めるかのように、一気に盛り上がるサビの部分は圧巻といっていいです。

「生きて泳げ 涙は後ろへ流せ」
向かい潮の彼方の国で 生まれ直せ」

こんな歌詞、どうやったら思いつくのだろうか・・・
つくづく、天才としか言いようがないと思います。
このサビの歌詞といい、歌唱、サウンド、そしてラストでの転調といい、
とにかく全てにおいて力強くて、感動的としか言いようがない作品です。


中島みゆきさんのオリジナルアルバムの中では、
今のところ私的には、最高傑作です。といってもアルバムはまだ計5枚しか聴けておらず、
あと30枚以上聴けてない作品がありますが(汗)
少なくとも2000年代では、最高レベルの作品といっていいでしょう。