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2009年10月25日日曜日

[CDレビュー]  妖精帝國「Gothic Lolita Doctrine」


妖精帝國「 Gothic Lolita Doctrine」
(2009/8/26) 

1. Gothic Lolita Doctrine 
2. Valtica 
3. 機械少女幻想 
4. 赤い扉 
5. Schwarzer Sarg
6. Hades:The bloody rage 
7. Wisdom 
8. Destrudo 
9. 彩の無い世界 
10. 至純の残酷
11. Simulacra 
12. 霊喰い 
13. Alte Burg 
14. Wei β Flugel 
お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10)




妖精帝國の2ndベストアルバム。
ボーカル、ゆいさんとキーボード・ギターの橘尭葉さんによる
2人組ユニット(当時)の作品でございます。
このアーティストの曲を聴いてみようと思ったきっかけは、
以前にとある音楽レビューサイトにて、主にアニソンやゲーム界で
活躍するアーティストでありながら、メタル的な要素を取り入れた
音楽をやっているという話を聞いて、興味を持ったからです。
そしてこのアルバムを聴いてみると、まさにその期待通りといっていい
内容の曲を聴かせてくれました。

元々は「打ち込み系ユニット」というプロフィールを持つ彼らの音楽性は
テクノなどの電子音楽をベースとしながらも、それに加えて
バイオリンやオーケストラの音を取り入れたメタル、いわゆる
「シンフォニックメタル」を融合させたという、独特なサウンドが広がっています。
5・6曲目などは特にシンフォニックメタル的です。
音の作り自体は打ち込みが多いので、ズシっとしたヘヴィな音が
響くという感じではないですが、それでも壮大な世界観を持った
これらの曲の数々には、個人的には最高にハマりました。
今の日本のメジャーアーティストでこんな音楽をやっている人は本当に少ないです。
それに対して、2・8曲などはテクノ・トランス色の強い曲で、
思わず体を動かしたくなるようなサウンドが広がっています。
ちなみにこの妖精帝國というアーティストは、いわゆるアニソンの
世界においてはALI PROJECTと比較されることが多いと聞きましたが、
サウンドの多様性、作風の振り幅の広さにおいては、
こちらの方が上かもしれないと思いました。

そして歌詞も独特の世界観を持っています。
2曲目でいきなり「絶対運命迷子人間 冷酷心情最高」といったような歌詞が出てくるのには驚きました。
さらに3曲目の「機械少女幻想」は、そのタイトル通りとでもいうべき
機械・ロボットになってしまった人たちの世界を描いた曲でこちらにも驚き。
その後も全編通して、濃すぎるぐらいに濃い世界観が広がっています。
そしてこれらの歌詞やサウンドをバックに、ボーカルのゆいさんの、
まるでボーカロイドのように高くて甘い声がからんでくるという
この組み合わせは、まさに唯一無二といっていいでしょう。

彼らの曲はおそらく合わない人には全く合わないと思いますが、
しかしそれでも音楽的には本当にすごいと思いました。
ただベストアルバムとなると、若干似たような印象のある曲が
何曲か重なってしまう傾向があったので、
次はぜひオリジナルのフルアルバムをリリースしてくれることを期待したいです。
(調べてみたらここまでベストアルバム2枚とミニアルバム1枚のリリースで、オリアルが0という歌手も珍しい・・・)
ライブにも機会があれば行ってみたいです!


2009年10月16日金曜日

[CDレビュー]  Do As Infinity「ETERNAL FLAME」


Do As Infinity「 ETERNAL FLAME(DVD付)」
(2009/9/30) 

1. ETERNAL FLAME 
2. 最後のGAME 
3. Perfect World
4. 名もなき革命 
5. ナイター
6. Feelin'The Light 
7. メラメラ 
8. Piece Of Your Heart 
9. 北風
10. his hometown 
11. 焔 
12. 生まれゆくものたちへ
お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10)





Do As Infinityの復活ニューアルバム。
去年の復活ライブの帰りの時に書いたアンケートに「これからも「科学の夜」「真実の詩」
のような芸術性の高い曲を作り続けて下さい」と書いたのが約1年前、
そしてこのアルバムにて、まさにその通りの作品を作ってくれました。
歌詞の深さと幅広さ、楽曲のスケール感・・・ やっぱり格が違う。
最近の、恋愛だの夢だのとかしか歌わない歌手とは、一回りも二回りも、スケール感が違う。
J-POPシーンにおいて、「音楽の力」というものをこれほどまでに感じるアーティストはそうそういない。
本当に嬉しかったです。ファンの声がしっかりと届いていて、そしてその期待に応えてくれたことが。


今作は、今までほとんどの曲の作曲をしてきた長尾大さんが製作に参加しなかったことから、
メンバーの作曲は無し、そして作詞も12曲中2曲だけ、
さらには、楽曲を一般公募。(これ私もパソコンでの音楽制作能力さえあればぜひ送りたかったんですけどね・・・)
このブログを見てる人の中には、自作でないとアーティストとして認めないみたいなこと言う人もいるかもしれませんが、しかし、今に限らず、再結成前の曲もスタッフ作詞の曲があった、
なにより、誰の作詞や作曲であっても、伴ちゃんのボーカルと亮さんのギター、
そして、アレンジャーの亀田さんをはじめとしてこの音楽を支える多くの人々が作り上げた結晶である作品の数々は、最強アーティストと呼ぶにふさわしい、素晴らしいもの。
それは、今作においてもそうでした。


まず1曲目「ETERNAL FLAME」を聴いた時から、名盤を確信いたしました。
全英語詞の作品。これが歌詞も曲展開も素晴らしい。洋楽の名曲とそん色ないぐらいの、ブログレッシブな作品。
「あなたは一番にもプロフェッショナルにもなれる 医者、音楽家、校長、プロデューサー」のとこなんて感動しました。


そして、2曲目の「最後のGAME」 これで、もう一気に気持ちが盛り上がりましたね。サビが最高に気持ちいい。
アルバムタイトル通り、炎のようにパワーがみなぎってくるロックナンバー。「力は唯一力に負ける」という歌詞は特にいい。


そして3曲目「Perfect World」 便利になり過ぎた人類の未来の世界を描いた曲。
こういう、レベルの高い芸術的な曲を待ってた!って感じですよ。
「パンデミック」という歌詞は今の時事ネタも反映させていて、印象的でした。


4曲目「名もなき革命」 革命といっても、いわゆる「私を変えてみせる」的な曲ではなく、
まさに本物の革命を歌った曲。政治的な色を感じる歌詞は苦手にする人もいると思いますが、
しかし、これはこれで芸術性の高い作品だと思いました。迫力満点のパワーバラード。
てか、日本でこんな曲を書くアーティストってほとんどいないので、それだけでもすごいと思います。


5曲目「ナイター」 まさかの野球場をテーマにした、バラード曲。
作曲は一般公募ですが、これが和のテイストを感じるメロディで良い。
同じバラードでもこちらはしみじみと切ない感じで、亡くなった父親との野球観戦の思い出を歌った曲。
個人的には、全く境遇が違うのでいわば共感はできないはずなのに、
それでも、しみじみといいなぁと思ってしまうのはやはり歌の力というものか・・・


6曲目「Feelin'The Light」 全英語詞で、しっとりと落ち着いた感じの洋楽テイストのロック作品。
ここで、アルバムの流れとしてはホッと一息つけるような、そんな曲ですね。
ここまでが濃すぎるぐらいに濃い内容でしたから・・・


7曲目「メラメラ」 既にシングルの方にて発表済みですが、
この曲は復活後、一番最初にライブで演奏された新曲なので、このアルバムに入れたというその思いも分かりますね。


8曲目「Piece Of Your Heart」 ギターの亮さん作詞の、このアルバムでは唯一といっていい
いわゆる、ストレートなラブソング。
ただ、この亮さんの作詞能力についてはむしろファンが一番分かってると思いますが、
今作でも、「Love You Love You Love You」「すぐそばだよ!!!」などといった、
もはや最近のゆとり世代用着うた歌手と同レベルの歌詞が炸裂しており、
これを30過ぎの男性が書いたというのは、その姿を想像しただけである意味面白いです!
(いやこれでもファンとして愛情を込めてレビューしてるんてすよ!)
まぁ1曲ぐらいはこんな曲があってもいいんじゃないでしょうか。


9曲目「北風」 竜の伝説、昔話を歌った曲。
前曲との歌詞の差がすごいです! これはもう、本当に歌詞が深い。
メロディはちょっと地味かなって感じですが、聴けば聴くほど感じるものがありますね。
てか、日本でこんな曲を書くアーティストってほとんどいないので、それだけでもすごいと思います(本日2回目ですが)


10曲目「his hometown」 ここで超名曲が!
田舎に引っ越すことになり、そこで味わったいろんな経験や思いを歌った曲。
この曲を聴くと今すぐにでも田舎をドライブしたくなる、そして、住みたくなるような・・・
私の住んでるところも「田舎に泊まろう」に出たことがあるぐらいの町だけど(過去の日記参照)
それはともかくとして、しみじみとした懐かしさを感じる曲でした。
バンドサウンドにからむチェロの音がまたいい味出してますね。


11曲目「焔」 これはまさに、DoAs復活を歌った曲。
「永遠の焔を守り続けよう」という、アーティストとしての思いがすごく伝わってくる曲でした。
亮さんの作詞についても、シンプルですがそれでも気持ちは伝わってくるので、
良かったと思います!


そしてラスト「生まれゆくものたちへ」
復活第1弾シングルのこの曲を、ラストに持ってきたのは良かったと思います。
というか、このアルバムのラストで聴くと、より一層感動が増す・・・
様々な世界観を持った、多種多様な曲が集まり、しかしそれでいて、
このアルバムタイトルである「ETERNAL FLAME」(永遠の炎)というコンセプトで、
アルバムとしての統一された世界観も同時に感じるというからすごい・・・
そして、そのラストを飾るにふさわしい曲は、やっぱりこの曲だなと思いました。




本当に復活してくれて良かった。2ndや5thアルバムに匹敵するぐらいの名盤だったと思います。
少なくとも、解散直前の6thアルバムよりは、はるかに良い。
だからなおさら思います。今作で、まさに完全復活してくれたんだなと・・・



以上でございます。こんな長文レビューを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。