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2016年6月19日日曜日

[ライブレポ]  NAONのYAON 2016(岡本真夜、水谷千重子、加藤登紀子)

(前記事はこちら)

・岡本真夜、渡辺敦子(ex.PRINCESS PRINCESS)、富田京子(ex.PRINCESS PRINCESS)

[セットリスト]
・Diamonds
・アララの呪文
・TOMORROW

1995年にデビュー曲「TOMORROW」が大ヒットしたことでおなじみのシンガーソングライター。
元PRINCESS PRINCESSの2人などをバンドメンバーに加えてのライブステージとなりました。
まず1曲目に披露したのはPRINCESS PRINCESSの代表曲「Diamonds」。
真夜さんはおそらく歌い慣れてない曲だけに、歌唱力自体は危うい感じもあったものの
丁寧に歌っていて、原曲とはまた一味違う魅力を出せてました。
なお、今回のNAONのYAONへの出演の話を頂いた時は、自分が本当に出ていいのかと思ったそうで
会場のお客さんには「ポップスマンですが・・」と照れながら一言。続けて「心は穏やかなロックで」と宣言。
初期の頃に歌番組に出演していた時は、見るからにトークが苦手そうながらも
頑張ってしゃべっていたという記憶がありましたが、その頃とほぼ同じ、素朴な語りに何だか癒されました。

続く2曲目には、ちびまる子ちゃん主題歌として爆チュー問題に提供した曲のセルフカバー
「アララの呪文」を歌うという意外な選曲が。コーラス隊も加わり躍動感のある曲に。
そしてラストナンバーには代表曲の「TOMORROW」を歌うと話した瞬間、
お客さん達からは歓声が。やはり誰もが知るヒット曲を持っている歌手は強い。
「♪涙の数だけ強くなれるよ」はあらためて名フレーズですね。

ライブ終了後の、真夜さんと元プリプリの2人と寺田姐さんとの計4人でのトークでは、
真夜さんは大人っぽいと感じるという話が。実際はこの中で一番年下なのですが、
確かにその通りに感じますね。姐さんがド派手過ぎるだけになおさらだ(笑)
このフェスのメンバーの中では異色ともいえるポップスシンガーでありながらも
こうしてガールズロックなコラボを次々と見せてくれたのは、見ていて楽しかったです。
これもまたフェスならではですよね。よくぞ出演してくれました!




・水谷千重子

[セットリスト]
・明日、キラキラ
・DESIRE
・彼女と私の事情 duet with 相川七瀬

今年芸能界デビュー50周年を迎えた大御所演歌歌手。お笑い芸人の友近さんとは友人関係にあるとのこと。
いきものがかりの「ありがとう」を歌いながらステージ上に登場し、
友近さんのコントもとい水谷千恵子ワンマンショーが開始。独特のしゃべりで会場を沸かせる。
まずは司会の寺田恵子姐さんの、露出度の高い衣装姿を見て「おっぱい出しちゃって!」と一言。
そして「私も昔の芸能人水泳大会ではポロリ要員で出てたのよ」というまさかの過去を告白(笑)
さらに水谷さんは未だ独身だそうで、ずっと好きだった恋人は去年結婚してしまったとのこと。
その人とは「福山雅治ちゃんっていうんだけどね」これにも思わず笑ってしまった。
さらに自身の衣装について、浴衣にトランプの絵柄が描かれていることに関しては
「別にトランプ氏を支持してるわけじゃないですからね、政治的な背景はございませんから」
こんな時事ネタまで入れてくるとは。不覚にもまた笑ってしまった。

そしてようやく1曲目に「明日、キラキラ」というオリジナル曲を歌うことに。
この曲はテレビ東京の2時間ドラマの主題歌として作られた曲だという話が。
「本当に主題歌になったらいいなと」 いや主題歌じゃなかったのか! 
一瞬本当にそうなんだと信じてしまったじゃないか。
ここまではご覧の通りに笑いの連続だったが、いざ歌が始まるとこれがまた上手い!
こぶし(ビブラート)をきかせた歌唱はさすが自称大物演歌歌手。
基本的にモノマネ芸人はみんな歌うまいですよね。それぞれ歌を研究し尽くしてるだけある。

1曲目を歌い終え、次々と湧き上がるお客さん達の歓声(?)に答えていく水谷さん。
「感動した、ありがとうございます」「文武両道、ありがとうございます」 実際は誰もそんなこと言ってないぞ!
続く2曲目には中森明菜さんのヒット曲「DESIRE」を寺田恵子姐さんとデュエット。
曲終了後に浴衣のヒモがほどけるというハプニングも達者なしゃべりでかわし、
ラストは自身のアルバムにも収録されている、相川七瀬さんのカバー曲「彼女と私の事情」を
ご本人様も登場して一緒にデュエット。NAONのYAONならではの豪華コラボを見せてくれました。

個人的に今まで友近さんのコントにはそこまで大きくハマった記憶が無かったのですが、
いざこうして音楽フェスの出演者として生で観てみたら、めちゃくちゃ面白い(笑)
ある意味私的MVPだ。予想よりも遥かに上のライブステージを見せてくれたのだから。
歌唱力が確かだからこそネタがより一層生きる。これからも幅広い活躍を期待したいです。




・加藤登紀子

[セットリスト]
・百万本のバラ
・愛の讃歌

シークレットゲストとして登場。芸能生活51年目を迎えた大御所シンガーソングライター。
以前から声はかけていたそうですが今年ついにNAONのYAONへの出演が実現したことに
司会の寺田恵子姐さんは感激。まず1曲目は「百万本のバラ」をデュエット。
2曲目「愛の讃歌」では寺田姐さんが横でシャウトするというコラボ案が
登紀子さんから出されるも、姐さんはそれを辞退。ソロでじっくりと聴かせてくれました。

貫禄の歌声としか言いようがない。観客ほぼ全員が椅子に座りその歌声に浸ってました。
ここまでアップテンポ曲で盛り上がるステージが多く続いていただけに、
なおさらこの歌には、一転して心が癒されていくようでした。これぞレジェンドの歌だ。

トークでは1965年、登紀子さんがデビューしてすぐの年に、この日比谷野外音楽堂の
ステージに立ったという話を披露。司会の寺田姐さんに「生まれる前?」と質問すると、
「生まれてました・・・」 これには客席から笑いが。さすがお姐様!
さらに今までに開催した日比谷野外音楽堂でのライブにて、
1度だけ台風をUターンさせたことがあるという伝説的な話も披露。
さすが水谷千重子さんとは違い正真正銘50年もの間歌手として第一線で、
世界を又にかけて活動してきただけある。素晴らしいものが見られて良かったです。


(続く

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